ざまぁ対象の悪役令嬢は穏やかな日常を所望します

たぬきち25番

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第五章 チームお飾りの王太子妃集結、因縁の地にて

13 意外な人物との再開

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 私が部屋でガイウスとアンドリューとブラッド話をしていると、ノックの音が聞こえてガルドが対応してくれた。
 ガルドが道を開けて、リリアに腕を取られて中に入ってきたのは……

「アリス?!」

 部屋に入って来た私の専属侍女だったアリスを見て、私は思わず大きな声を上げてしまった。
 アリスは美しいドレスを着て、頭を下げた。

 え? どういうこと? どうしてアリスがここにいるの?

 アリスは、私がフィルガルド殿下と結婚してからずっと、リリアと交代で私の世話をしてくれていた。そんな彼女がなぜ、このスカーピリナ国いるのか理解が追いつかない。

「アリス……」

 私は、思わず名前を呼んで固まってしまった。アリスは、顔を歪めて座り込んで頭を下げた。

「申し訳ございません、クローディア様」

 なぜ彼女が私に謝罪をする必要があるのか、と思ったがすぐに答えは見つかった。
 私と一緒にずっと旅をしてくれていたリリアと違い、ハイマにいるはずの彼女が、スカーピリナ国にいるのだ。ハイマからスカーピリナ国はかなりの距離があるし、賊も出るのでこの地になんのゆかりもない一令嬢がこの国に観光で来るとは思えない。
 そんな遠く離れたこの地に、彼女がここにいる理由……

「あなた……間者だったのね」

 不思議な心境だった。もっと裏切りに対する怒りや、悲しみが湧いてくるかとも思ったが、どこか他人事のようにアリスを見ていた。
 ブラッドがアリスに凍り付くような視線を向けながら言った。

「どうやって、城に潜り込んだ?」

 アリスが表情を崩さずに答えた。

「スカピリーナ国の第一王子の奥方ゼノビア様の計らいで正規のハイマの宮廷侍女試験を受けました」

 スカピリーナ国の第一王子の奥方ゼノビア様? つまりレオンの義姉?? その人の計らいで宮廷試験を受けた?

 以前、とある公爵子息(鬼)の教育的指導の一貫で、宮廷人事部に視察に行ったことがある。
 そこで王族の専属侍女になるのはどれほど難関かを聞いた。私の専属侍女は二人いて、一人はリリアで、もう一人はアリスだった。
 リリアは、母親が元侍女長で幼い頃から侍女としての英才教育を受けている。リリアの母が同じように指導したアドラーの立ち振る舞いやマナーは、エルガルド陛下が自らの側近にしたいと絶賛するほどのものだった。
 つまり、アリスは、ハイマの中でもエリート中のエリートのリリアと同等と評価される実力を持っていたのだ。

 なぜそれだけの実力を持ちながら、間者を……
 私は怒りよりただ疑問に思った。
 きっとアリスも死ぬ気で努力したはずだ。それなのに、なぜ間者をしなければいけなかったのだろうか?

 ガイウス殿下とブラッドは何かを考え込むように押し黙った。私は、顔を伏せるアリスに向かって言った。

「アリス、顔を……上げなさい」

 私は、あえて威圧的に言った。
 アリスはゆっくりと顔を上げた。私は、ソファーに座ったまま言った。

「正直に答えて。あなたは何者なの?」

 私の問いかけに、アリスは両手をきつく握り、小さく喉を鳴らし、ゆっくりと答えた。

「私は、スカーピリナ国キュレル伯爵家の三女。アリス・キュレルと申します」

「ハイマ国に来た理由は?」

「以前は、スカーピリナ国でゼノビア様の侍女をしておりました。そして……個人的な理由があり、ゼノビア様に、ハイマ国の様子を探るようにと命じられました」

 アリスの言葉に、ガイウスが威圧的に言った。

「個人的な理由? そんな曖昧な言葉でお茶を濁すつもりじゃないだろうな……」

 アリス淡々と答えた。

「我がキュレル伯爵家は……ゼノビア様に多額の借金があります。その返済のため……私は今回のハイマ偵察の任を引き受けました」

 アリスの言葉を聞いてずっと黙っていたブラッドが口を開いた。

「つまり第一王子妃殿は、貸付を行うことで相手の弱みを握り、自分の駒を増やしていた」

 ブラッドの言葉にアリスが頷いた。

「その通りです。恐らくこの城にはゼノビア様に弱みを握られている者が大勢います」

「待って、それって他にもたくさん協力者がいるってこと??」

 もしかして今回のレオン誘拐事件って、想像以上に組織的な犯行なのでは?

「はい」

「そう……それでアリスは今、何をしているの?」

「私がは令嬢に紛れて、この場所の見張りをしております」

 アリスは、そう言うと凛々しい顔をして言った。

「それで、アリスは何を命じられてハイマに来たの?」

 アリスは指を三本立てた。

「私の目的は三つです。一つ目は、イドレ国の飲み込まれた国の高貴な方々の行方探し」

「それで、二つ目はなんだ?」

 アリスに話かけたのは、ガイウス殿下だった。ガイウス殿下に尋ねられてもアリスは堂々と答えた。

「二つ目は『ダズ』と呼ばれる植物を見つけることです」

「『ダズ』だと?!」

 ブラッドも知っているのか、眉を寄せていた。ガイウス殿下は、すぐに先を促した。

「三つ目はなんだ?」

 アリスは、私をみながら言った。

「クローディア様のスカーピリナ国行きの阻止です」

 そう言われて思い出した。アリスは、私とフィルガルド殿下が仲良くなるようにと随分と気にかけていた。私が、ラノベのようにフィルガルド殿下に執着すれば、スカーピリナ国に行かなかっただろう。
 そうすれば、スカーピリナ国の当初の目的であるベルン略奪の時にハイマの協力を得られる。
 この方法はゼノビアの得意な戦法というわけだ。貸付けたのが、金銭ではなく『王のお披露目式への欠席』という事柄。つまりラノベでは、ハイマはまんまと女狐さんの手中に落ちたというわけだ。
 
 そして私は、一番聞きたかったことを質問をした。

「アリス、レオン陛下の居場所を知っている?」

 アリスは、少し考えた後に答えた。

「レオン陛下の執務室や私室でしたら、存じております。ですが、現在の時刻に陛下がどちらにいらしゃるのかは存じ上げません」

 どうやら、女狐さんはアリスにレオン誘拐のことを伝えているわけではなさそうだった。

「そう、ありがとう」

 アリスはレオン誘拐には関わっていない。それを知ってほっとした。

 私は、アリスを見ながら尋ねた。

「ねぇ、アリス。それで、アリスはこれからどうするの?」

 アリスはきっともうハイマに戻ることはないだろう。
 今後、スカーピリナ国で再びゼノビアの元に仕えるのなら、最後にこれまで支えてくれたことのお礼が言いたかった。どんな理由があれ、アリスはいつも私のことを気遣って、誠心誠意仕えてくれた。
 あの孤独な城の中で、側にいて笑いかけてくれた。そのことには、感謝していた。

「わかりません、全てはゼノビア様次第です。家族を人質に取られていますので私はただ従うだけす」

 私は、アリスを見ながら言った。

「家族を人質か……ねぇ、アリス。その約束、書面で残している?」

「残しておりますが、ゼノビア様が保管されています」

 アリスの言葉にガイウスが声を上げた。

「迂闊だな。契約書をそのような悪女に取られたままだなんて……」

 私は、アリスを見ながら尋ねた。

「さっきの話だと、アリスの他にもゼノビアに苦しめられている人はいるのよね?」

 アリスは深く頷いた。

「はい。私の他にも大勢います」

 私はブラッドを見た。するとブラッドは大きく息を吐きながら言った。

「ふっ、スカーピリナ国の民に恩を売るのも悪くないのではないか?」

 うん。恩着せがましくなくて、すごくブラッドらしい。

「そうよね。私は貸すんじゃなくて、売りつけることにするわ」

「!! もしかして、クローディア様……」

 アリスが、真剣な顔で言った。

「危険です!!」

 私はアリスを見ながら言った。

「でもねぇ~~そうも言ってられないの。レオンが誘拐されたし、命の危険もあるし、この城に詳しい協力者が欲しいわ」

 アリスが唖然としながら言った。

「レオン陛下が……誘拐? 命の危険? 私の弟は戦場でレオン陛下に命を助けられた恩があります。クローディア様。どうぞ、レオン陛下と私たちをお助け下さい」

 私はアリスに向かって言った。

「アリス。明日のお披露目式までに、ゼノビアの被害者を集められるだけ集めて会場に連れて来て」

 アリスは真っすぐに私を見ながら頷いた。

「はい」

 アリスはいつもの眩いほど凛としたでうなずいた。

「それではクローディア様。御前を失礼いたします」

 アリスが出て行くとガイウスが楽しそうに目を細めながら言った。

「なるほど……ディアはこんな風に――誰かを見捨てることが出来ずに、ベルン奪還に手を貸したわけだ」

 ガイウスの言葉を聞いたアンドリューが深く頷いた。

「そうですね。クローディア様は私たちを助けて下さいました」

 みんなにあたたかな瞳で見つめられてくすぐったくなったのだった。





 アリスが部屋を出たあとすぐに、アドラーが戻って来た。そして、それから小一時間後にみんなが戻って来た。

「クローディア様、これを……」

 戻って来たネイが私に跪いてネックレスを差し出した。

「え? 賞品にしなかったの?」

 まさか賞品にした結婚式の時に付けたネックレスが戻って来るとは思わずに、私は驚いてしまった。驚く私に、ネイが少しだけ微笑みながら言った。

「私が優勝して、こちらのネックレスを取り返しました」

「……ああ、なるほど。そう言うこと……さすがね。ありがとう、ネイ」

 私がお礼を言うと、ネイが微笑んだ。

「ハイマの副団長殿や、スカーピリナ国の参謀殿も同じことをしたと思います。それに――ベルン国はつい最近までイドレ国に奪われておりました。国際的に侮られないためにも私が優勝を栄誉を頂き、ベルンの国力回復を皆に印象付ける機会を頂きました。それだけで十分です」

 多くの国が集まる中、どの国の人間が優勝するのか?
 ずっとイドレ国だったベルン国はきっと同盟国の中でもかなり危うい立場だろう。
 でも……少しでもみんなの中にベルン復活を印象付けられたら、明日、予定されている各国の王侯貴族が集まる会議で、何かが変わるかもしれない。
 私は、みんなを見渡しながら言った。

「さぁ、情報を整理してレオンを救出しましょう!!」

 みんなしっかりと頷いてくれたのだった。


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