いじめから助けてあげた僕を、なぜ君は愛してくれなかったんだ(小説版)

いわゆる「いじめから助けたら、その子に惚れられました」系の青春物語を真っ向から否定した恋愛物語。

舞台は現代日本。
大学生の男性「日南田(ひなた)」は、大事な家族である「陽花里(ひかり)」と二人暮らしをしていた。

陽花里はかつていじめに遭って引きこもっていたが「影李(えいり)」という歌い手が『自身のいじめ経験』を歌った曲の影響を受けて立ち直ったという過去がある。


だが、実はこの「歌い手・影李」と日南田は高校時代は同級生であり、日南田は彼女のいじめを「見て見ぬふり」をしていた過去があった。


そしてそんなある日、突然日南田は「高校時代」にタイムリープしてしまう。


そこでは前の世界と同様、陽花里はまだ引きこもっており、影李もいじめに遭っていた。

陽花里に対して「早く復学しないと、将来大変なことになるよ?」と説教するも、当時不仲だった陽花里には「兄貴はうるせえよ!」と聴いてもらえず、日南田は「やっぱり、陽花里が復学するには、影李の歌が必要なんだ」と考えるようになる。

そして、そんな折に影李がいじめられている現場に遭遇する。
ここで日南田は、

「もしここで彼女を助けたら、影李は歌い手にはならないから、陽花里は引きこもりから立ち直れないんじゃないか?」

と思いながらも、いわゆる青春ものでよくあるような、

「いじめから助けたら、可愛い影李さんは、僕に惚れてくれる」

という展開を期待した下心に突き動かされて、彼女をいじめから助けることになる。

だが影李はそんな『男にとって都合のいいいじめられっ子』ではなかった。
これによって、前世とは大きく世界が変わっていくことになる。


小説家になろう・カクヨムでも掲載しています。
また、本来これは自身が描いた同名の漫画を小説にしたものです(細部は多少異なりますが大筋は同じです)。
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