53 / 105
もう一度、あなたに恋をする。
みんなで旅行!②
しおりを挟む
海に着くと早速みんな更衣室へいって水着に着替えてきた。
「美優!どうかな…?」
愛は黒のビキニで大人っぽいデザインのものだった。
「いい!すごくいい!かわいい~愛は脚が長いからすごくひきたつよ!肌も白いし…」
「ヒロにもそう思ってもらえるかな?」
「うん!大丈夫だよ!あ、ヒロがきたよ!巧も、こっ――」
「たくちゃん!」
美優が言い終わる前に沙織がこちらに駆け寄ってきた。
「すごッ…」
愛が沙織の水着姿にみとれていた…
男性はもちろん、女性でも憧れるぐらいの胸とお尻は出ていて、ウェストはくびれていてと普段の服装ではわからなかったけど、グラビアアイドル並にスタイルがよかった。
「沙織ちゃんすごい…イテッ!愛今足踏んだ?」
「別に…」
ヒロにヤキモチをやいて愛がわざと足を踏んだ。
「どう?可愛い?」
沙織が巧の前に立ちクルリと回ってみせた。
「うん。似合ってる。」
(やっぱり巧もああいうスタイルが好きだよね…)
「あれ?美優ちゃん…だっけ?あなた入らないの?」
「あ、うん、ちょっと…」
「ラッキー♪じゃあ荷物お願いね!巧、行こう!」
沙織は巧の手を引っ張って海のほうへ行ってしまった。
「美優、いいの!?私巧君呼んでこようか?」
「ううん…いいよ。愛もヒロとせっかくだから行ってきて。」
「でも…ん?」
ヒロが女の子にナンパされているのが目に入った。
「ヒロ、もてるんだからいったほうがいいよ!大丈夫だから。」
「ごめん!すぐ戻る!」
そういって愛はヒロのところへ行ってしまった。
「はぁ…」
まさか生理がくるなんて思ってもいなかった。
いつも正確な生理がいつもより早くきてしまった…
ストレスからなのか、それとも――
「何してんの?」
「巧!どうして…沙織さんは?」
「沙織は今向こうでビーチバレーしてる。」
「え?あれは知っている人?」
「いや、全然知らない人。」
「え…大丈夫なの?」
「沙織はさ、人見知りとか全然しなくてすぐ仲良くなるんだよね。」
確かに知り合いのように沙織も輪に入って楽しそうにビーチバレーをしていた。
「何で海はいんねぇの?」
「えっと……ちょっと…」
巧に生理だと恥ずかしくて言えなかった。
「ふ~ん、じゃあ今日はイチャイチャできないってことか、残念。」
巧は美優が生理だということに気づいたらしい。
「イチャイチャ…したかった?」
イチャイチャしたいと巧なら言うってわかっていたから…
今はその返事をもらって、愛されているという実感がほしかった。
「毎日でもお前を抱きたいよ。」
(嬉しい…)
美優がニコニコ笑顔になると、巧はニヤニヤしながら尋ねてきた。
「何?そんなに毎日したいの?」
「いや、そういうわけじゃなくて…」
「美優がそんなに好きだったとはね~」
「だから違うって…」
「それだけしたら子供できるかもなー」
「子供?」
「俺はたくさん子供ほしいな…父親に今すぐにでもなりたい。自分は父親との思い出ないから、いっぱい遊んでやりたい。」
そういう巧はどこか寂しそうだった。
「巧…」
「美優、今度さ…実家に顔を出そうと思うんだ。」
「うん…」
「一緒に来てほしい。情けないけど一人じゃッ」
「行くよ!一緒にいく!」
横にある巧の手をギュッと握った。
嬉しいことは巧と一緒に喜びたいし、悲しいことはできるだけ巧に感じさせたくないーー
美優の中にそういう感情が生まれてきた。
※続きはエブリスタで公開中
「美優!どうかな…?」
愛は黒のビキニで大人っぽいデザインのものだった。
「いい!すごくいい!かわいい~愛は脚が長いからすごくひきたつよ!肌も白いし…」
「ヒロにもそう思ってもらえるかな?」
「うん!大丈夫だよ!あ、ヒロがきたよ!巧も、こっ――」
「たくちゃん!」
美優が言い終わる前に沙織がこちらに駆け寄ってきた。
「すごッ…」
愛が沙織の水着姿にみとれていた…
男性はもちろん、女性でも憧れるぐらいの胸とお尻は出ていて、ウェストはくびれていてと普段の服装ではわからなかったけど、グラビアアイドル並にスタイルがよかった。
「沙織ちゃんすごい…イテッ!愛今足踏んだ?」
「別に…」
ヒロにヤキモチをやいて愛がわざと足を踏んだ。
「どう?可愛い?」
沙織が巧の前に立ちクルリと回ってみせた。
「うん。似合ってる。」
(やっぱり巧もああいうスタイルが好きだよね…)
「あれ?美優ちゃん…だっけ?あなた入らないの?」
「あ、うん、ちょっと…」
「ラッキー♪じゃあ荷物お願いね!巧、行こう!」
沙織は巧の手を引っ張って海のほうへ行ってしまった。
「美優、いいの!?私巧君呼んでこようか?」
「ううん…いいよ。愛もヒロとせっかくだから行ってきて。」
「でも…ん?」
ヒロが女の子にナンパされているのが目に入った。
「ヒロ、もてるんだからいったほうがいいよ!大丈夫だから。」
「ごめん!すぐ戻る!」
そういって愛はヒロのところへ行ってしまった。
「はぁ…」
まさか生理がくるなんて思ってもいなかった。
いつも正確な生理がいつもより早くきてしまった…
ストレスからなのか、それとも――
「何してんの?」
「巧!どうして…沙織さんは?」
「沙織は今向こうでビーチバレーしてる。」
「え?あれは知っている人?」
「いや、全然知らない人。」
「え…大丈夫なの?」
「沙織はさ、人見知りとか全然しなくてすぐ仲良くなるんだよね。」
確かに知り合いのように沙織も輪に入って楽しそうにビーチバレーをしていた。
「何で海はいんねぇの?」
「えっと……ちょっと…」
巧に生理だと恥ずかしくて言えなかった。
「ふ~ん、じゃあ今日はイチャイチャできないってことか、残念。」
巧は美優が生理だということに気づいたらしい。
「イチャイチャ…したかった?」
イチャイチャしたいと巧なら言うってわかっていたから…
今はその返事をもらって、愛されているという実感がほしかった。
「毎日でもお前を抱きたいよ。」
(嬉しい…)
美優がニコニコ笑顔になると、巧はニヤニヤしながら尋ねてきた。
「何?そんなに毎日したいの?」
「いや、そういうわけじゃなくて…」
「美優がそんなに好きだったとはね~」
「だから違うって…」
「それだけしたら子供できるかもなー」
「子供?」
「俺はたくさん子供ほしいな…父親に今すぐにでもなりたい。自分は父親との思い出ないから、いっぱい遊んでやりたい。」
そういう巧はどこか寂しそうだった。
「巧…」
「美優、今度さ…実家に顔を出そうと思うんだ。」
「うん…」
「一緒に来てほしい。情けないけど一人じゃッ」
「行くよ!一緒にいく!」
横にある巧の手をギュッと握った。
嬉しいことは巧と一緒に喜びたいし、悲しいことはできるだけ巧に感じさせたくないーー
美優の中にそういう感情が生まれてきた。
※続きはエブリスタで公開中
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
364
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる