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もう一度、あなたに恋をする。
あなたと二人
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『ルイ君…』
――ルイ?
『ルイ君、遊ぼうよ!起きて!』
――誰だ?あの小さい女のこと男の子…
『みゅう…ヒロと遊んでよ。』
――みゅうって…美優のことか?じゃああの男の子は…
『ヒロはお友達と遊びにいっちゃった。だから遊んで~』
――俺だ…俺の部屋…これは俺の記憶か?
『早く!遊びに行こう!』
子供の美優が子供の巧(ルイ)を起こして庭へ行く。
『シロツメ草いっぱい!!一緒に花冠作ろう!』
美優と子供の巧(ルイ)が仲良く花冠を作って、美優が嬉しそうに頭に乗っけた。
『お姫様みたい!でも今日は白い服だからウェディングドレスみたい?』
子供の巧(ルイ)がシロツメ草で指輪を作り、美優の指にはめた。
「うわぁ!本当に結婚したみたい!じゃあ私も!」
今度は美優が巧(ルイ)に指輪を作り、左手の薬指にはめた――
『ルイくんのお嫁さんになれた!』
子供の美優が無邪気な笑顔で喜んでいた。
『じゃあ…将来俺のお嫁さんになれよ。』
『え…うん!なる!ルイくんのお嫁さんになる!!』
――そっか
忘れていたけどあの頃から
ずっと美優のことが好きだったんだ…
美優に、早く会いたいーー
「…くみ」
――身体が痛い、頭も痛い…
「た…くみ…」
――なんだ?今度は俺の今の名前か?
「巧…」
――この声どこかでさっきも…
「巧ッ…」
――美優?
巧ゆっくりと目を開け、左側を見ると美優が横のベッドで寝ていてこちらを見ていた。
「美優…ッ」
「まだ動いちゃダメだよ…巧頭縫ったんだから。」
普通はベッドとベッドの隙間は空いているが、病院のはからいなのか、誰かがそういったのか、個室の部屋で二つのベッドはくっついていた。
手を伸ばせば、美優の髪の毛、頬、唇に触れることができ、手を握ることもできた。
美優も手を伸ばし、巧の髪の毛、頬、唇に触れた。
目にはいっぱいの涙を溜めながら――
「「よかった…」」
二人同時に同じ言葉を言って目を見つめあい、笑いあう――
二人は幸せをかみ締めながら微笑あった。
「先生呼ぼうか…」
美優がナースコールに手を伸ばすと巧がその手をつかんだ。
「もう少しだけ…もう少しだけこのまま二人でいたい。」
“ギシッ…”
お互い向き合った体勢で手を握りながら目をつぶった。
その格好は上から見るとハートのようにも見えた――
――ルイ?
『ルイ君、遊ぼうよ!起きて!』
――誰だ?あの小さい女のこと男の子…
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――みゅうって…美優のことか?じゃああの男の子は…
『ヒロはお友達と遊びにいっちゃった。だから遊んで~』
――俺だ…俺の部屋…これは俺の記憶か?
『早く!遊びに行こう!』
子供の美優が子供の巧(ルイ)を起こして庭へ行く。
『シロツメ草いっぱい!!一緒に花冠作ろう!』
美優と子供の巧(ルイ)が仲良く花冠を作って、美優が嬉しそうに頭に乗っけた。
『お姫様みたい!でも今日は白い服だからウェディングドレスみたい?』
子供の巧(ルイ)がシロツメ草で指輪を作り、美優の指にはめた。
「うわぁ!本当に結婚したみたい!じゃあ私も!」
今度は美優が巧(ルイ)に指輪を作り、左手の薬指にはめた――
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『じゃあ…将来俺のお嫁さんになれよ。』
『え…うん!なる!ルイくんのお嫁さんになる!!』
――そっか
忘れていたけどあの頃から
ずっと美優のことが好きだったんだ…
美優に、早く会いたいーー
「…くみ」
――身体が痛い、頭も痛い…
「た…くみ…」
――なんだ?今度は俺の今の名前か?
「巧…」
――この声どこかでさっきも…
「巧ッ…」
――美優?
巧ゆっくりと目を開け、左側を見ると美優が横のベッドで寝ていてこちらを見ていた。
「美優…ッ」
「まだ動いちゃダメだよ…巧頭縫ったんだから。」
普通はベッドとベッドの隙間は空いているが、病院のはからいなのか、誰かがそういったのか、個室の部屋で二つのベッドはくっついていた。
手を伸ばせば、美優の髪の毛、頬、唇に触れることができ、手を握ることもできた。
美優も手を伸ばし、巧の髪の毛、頬、唇に触れた。
目にはいっぱいの涙を溜めながら――
「「よかった…」」
二人同時に同じ言葉を言って目を見つめあい、笑いあう――
二人は幸せをかみ締めながら微笑あった。
「先生呼ぼうか…」
美優がナースコールに手を伸ばすと巧がその手をつかんだ。
「もう少しだけ…もう少しだけこのまま二人でいたい。」
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その格好は上から見るとハートのようにも見えた――
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