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隣にいる私を見て…
サヨナラ…。⑥
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「チョロイの……巧はガード固かったけどやっぱりお坊ちゃんはまだまだだね♪」
“ブーッ、ブーッ”
「あ、ヒロ…?まだ時間かかるなら無理しなくても…」
「ヒロ…?」
「え…あ……ごめんなさい。えっと、ヒロそばにいますか?」
「ごめんなさい~デビュー決まってたくさんお酒飲んじゃって今部屋で寝ちゃっているんです♪」
「え…デビュー決まった?」
「私も出るからぜひドラマ見てね♪じゃあ♪」
愛梨はベッドに座ってヒロのシャツのボタンを一つずつ外して胸元をはだけさせて、自分も下着姿になってベッドに入り込む。
「悪いけど、これもドラマのため、アンタのためだからね。もちろん私のためでもあるけどね♪」
「はい、これ…」
「サンキュー!いいね、これ~」
「あんたの方も撮れた?」
「バッチリだよーじゃあこれいつものね。」
「ありがとう!」
愛梨はマンションの下で待機していたマスコミに携帯で撮影した写真のデータを渡し、マスコミから封筒を受け取り中身のお金を数える。
「でも本当にこれでよかったわけ…?」
「いいの、いいの…前もこれでブレイクしたんだから。お互いギブアンドテイクでしょ?」
「まぁ、俺は助かるけどね。じゃあ!」
「よろしくね!私の写真は綺麗なの使ってね!」
自分のスキャンダルを売って名前を売る。
あることないこと言われるのは嫌だけど……でもそのおかげで今の地位があるんだから。
やっとヒロインの役なんだから…
「痛い……」
「ヒロ、起きた?」
「え…俺寝てた?」
「うん。気持ち良さそうだったよ。」
「今何時!?」
「……誕生日終わっちゃったね。」
「え!?」
携帯をみると時計は朝の4時。
「ベッドで寝ちゃってごめん!俺帰るね。本当にごめん!」
「え?ヒロッ……」
必ず行くって言ったのに……朝の4時とか…
「何やってるんだろうけど、俺……」
愛は寝ているだろうか…電話してもいいのか……
愛のマンションの下で愛の部屋を見ると灯りがついている。
「もしもし、愛…?起きてる?」
「うん……起きてたよ。ヒロなら来てくれるって思ってたから。ヒロは…いつも最後は約束を守ってくれた。」
「ごめん。遅くなって……今愛のマンションの下にいるんだ。」
「え…?」
カーテンを開けて下にいる俺を見つけてくれた
この時初めて知ったんだ
愛が……泣いていたことを。
「愛、俺……」
「ヒロ、あのさ…」
愛と会話が重なり愛が次の言葉を話すのを待ってみた。
「私………辞める。」
「え?」
「親友辞めたい。」
「約束を破るようなヒロと友達にはなれないよ…」
「愛……ごめん。だけど話だけ聞いてほしい。」
「……サヨナラ、ヒロ。」
「愛!!」
犬の散歩をしている人が俺の声にビックリして、犬も吠え出した。
まだ眠っている人もいる時間なのに大声出した自分が恥ずかしい……
だけど愛と親友でさえいれなくなるなんてーー
そう思ったら自然と引き止めるために大声が出た。
“ブーッ、ブーッ”
「あ、ヒロ…?まだ時間かかるなら無理しなくても…」
「ヒロ…?」
「え…あ……ごめんなさい。えっと、ヒロそばにいますか?」
「ごめんなさい~デビュー決まってたくさんお酒飲んじゃって今部屋で寝ちゃっているんです♪」
「え…デビュー決まった?」
「私も出るからぜひドラマ見てね♪じゃあ♪」
愛梨はベッドに座ってヒロのシャツのボタンを一つずつ外して胸元をはだけさせて、自分も下着姿になってベッドに入り込む。
「悪いけど、これもドラマのため、アンタのためだからね。もちろん私のためでもあるけどね♪」
「はい、これ…」
「サンキュー!いいね、これ~」
「あんたの方も撮れた?」
「バッチリだよーじゃあこれいつものね。」
「ありがとう!」
愛梨はマンションの下で待機していたマスコミに携帯で撮影した写真のデータを渡し、マスコミから封筒を受け取り中身のお金を数える。
「でも本当にこれでよかったわけ…?」
「いいの、いいの…前もこれでブレイクしたんだから。お互いギブアンドテイクでしょ?」
「まぁ、俺は助かるけどね。じゃあ!」
「よろしくね!私の写真は綺麗なの使ってね!」
自分のスキャンダルを売って名前を売る。
あることないこと言われるのは嫌だけど……でもそのおかげで今の地位があるんだから。
やっとヒロインの役なんだから…
「痛い……」
「ヒロ、起きた?」
「え…俺寝てた?」
「うん。気持ち良さそうだったよ。」
「今何時!?」
「……誕生日終わっちゃったね。」
「え!?」
携帯をみると時計は朝の4時。
「ベッドで寝ちゃってごめん!俺帰るね。本当にごめん!」
「え?ヒロッ……」
必ず行くって言ったのに……朝の4時とか…
「何やってるんだろうけど、俺……」
愛は寝ているだろうか…電話してもいいのか……
愛のマンションの下で愛の部屋を見ると灯りがついている。
「もしもし、愛…?起きてる?」
「うん……起きてたよ。ヒロなら来てくれるって思ってたから。ヒロは…いつも最後は約束を守ってくれた。」
「ごめん。遅くなって……今愛のマンションの下にいるんだ。」
「え…?」
カーテンを開けて下にいる俺を見つけてくれた
この時初めて知ったんだ
愛が……泣いていたことを。
「愛、俺……」
「ヒロ、あのさ…」
愛と会話が重なり愛が次の言葉を話すのを待ってみた。
「私………辞める。」
「え?」
「親友辞めたい。」
「約束を破るようなヒロと友達にはなれないよ…」
「愛……ごめん。だけど話だけ聞いてほしい。」
「……サヨナラ、ヒロ。」
「愛!!」
犬の散歩をしている人が俺の声にビックリして、犬も吠え出した。
まだ眠っている人もいる時間なのに大声出した自分が恥ずかしい……
だけど愛と親友でさえいれなくなるなんてーー
そう思ったら自然と引き止めるために大声が出た。
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