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誠二さん、どうか私を愛してください。④
しおりを挟む誠二さんとは抱き合ったことは何度もあるのに
何故だか今日は誠二さんと初めての日のような感じがする。
きっとお互いの思いを伝えあってから初めての日だから
もう、自分の思いを封じなくていい――
身もココロも解放されて気持ちがいい。
「んっ……あんっ……っ」
ベッドに座っている私の腰の辺りまで降ろすと
今度は腰から上へと舌がはってくる。
このじれったい感じがもどかしいけど
私のカラダを大事に愛してくれる感じがすごく好き。
「ひゃあっ!」
パチンと口をうまく使ってブラのホックを外されて驚いて変な声でちゃった。
ハラリとワンピースがその瞬間はだけて両肩も見えてくる。
「誠二さん…私、汗かいているから……」
自分でも汗臭いカラダをそんな風に愛してもらったら……
なんだか申し訳なくて――
「いい。これが美緒の匂いなんだって実感できるから……美緒、こっち向いて。」
座ったままで後ろを振り向くけど
ハラリとはだけたワンピースは何となく胸元はまだ押さえていた。
だってまだ電灯が明るいから――
「何で手で押さえているの?」
「だって電灯が……消していいですか?」
「もう今までたくさん見ているよ。」
「でもあれから10年経っているんです。もうあの頃と違うんです。」
永一を出産して、20代から30代へと年齢も変わって
体型も肌の感触もだいぶ変わってしまったのは自分でもわかっていた。
この間は自分の気持ちが抑えられなくて
カラダを解放してしまったけど
今日はゆっくりと時間が流れているから
だから恥じらいもあって誠二さんに電灯を消すことを促してみた。
誠二さんの前では
いつまでも愛される女性でありたいから。
誠二さんは私がどれだけ年齢を重ねても嫌いにならないだろうけど
私にはやっぱり恥じらいと抵抗がある。
「いいよ、じゃあそのまま押さえてて。」
「え…?」
電灯を消してくれるかと思ったら消すという選択ではなく
ワンピースを胸元に押さえていることを許可された。
「美緒、俺をまたがって。」
「こう……ですか?」
誠二さんの脚をまたぐように跨いでみたけど
誠二さんの脚の負担になったら怖いからお尻はつけず
立膝で胸元は頑張って押さえたまま
誠二さんと向き合ってみた。
「ん…っ……」
「紐なんだね……これならこの格好で脱がせられる。」
左手で太ももに触れながらパンツの紐をスルスルと解かれた。
パサッと誠二さんの脚の上に落ちたパンツには
すでにシミが少しできていた。
「もう感じてるの?まだ触れていないのに……」
耳まで真っ赤になるのが自分でもわかる。
恥ずかしくなって下をうつむくと誠二さんの左手がすっとワンピースの中に入ってくるのが見えた。
クチッ……
「ふっ…んっ……」
蜜壺はすでに潤んでいて蜜を奥に蓄えていて、触れられた瞬間トロトロと流れでてくる。
クチクチと音をたてながら、誠二さんは少しづつ入り口を広げていく。
「誠二さん……あっ、」
指が少しずつ横に広げられていたのがほんの少し、またほんの少し中に入っていく。
でもまだまだ第一関節には遠くて、ほんの少し――
「焦らさないで……っ」
「だって美緒が裸見せてくれないから。」
「誠二さ…んだって……電灯消して……あっ…ふぅ……」
「指いれてほしいなら脱いで。」
電灯を消すっていう選択肢は誠二さんにはないみたいだから
私はこのままじゃ指どころか誠二さんのも欲しいから
誠二さんの要望をのむしかない――
でも、やっぱり恥ずかしい……
「ふっ…その照れた顔が可愛い。」
「ひゃあぁぁっ!あっ…あっ!!」
「美緒が俺がどんな姿になっても変わらず愛してくれるように、俺だって変わらないよ。」
誠二さんの指が一本ゆっくりと中に入ってきて、中を確かめるかのように第一関節、第二関節とゆっくりと入ってくる。
「あっ……うっ…」
「キツイ…まだ一本なのに美緒の中キツイよ。」
そういって誠二さんは右手の指をペロッと舐めて
花芯をくるくると優しく撫でてくる。
「あんっ!気持ちいいっ……」
「右手もうあんまり動かないから満足させられないかもしれないけど……」
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