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第6話 もやの中で — In the Haze
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朝の講義。窓から差し込む光は気持ちがいいのに、朝倉陽真のスマホは落ち着きなく震えた。
教科の雑談がいったん切れて、教授が板書を整える短い間。机の下で画面を伏せても、バイブレーションは律儀に反復する。
〈先生、ここって対数のところ?〉
〈今どこまで進めばいいですか〉
〈課題の⑥、解説の意味が分かりません〉
差出人は、家庭教師を受け持っている女子高生——彩香。来年の受験が近づくにつれ、連絡の頻度は目に見えて増えていた。
「……後でまとめて返す」
陽真は小さく打ち、再び伏せる。斜め前の席から、桐谷湊が振り返って視線を寄越した。
その目は、責めるでも詮索するでもなく、「大丈夫?」とだけ問うやわらかさで満ちている。陽真は、安心させるように小さく頷いた。
——信じてくれている。
胸の奥で、その事実があたたかく灯る。
◆
講義が終わると、廊下の突き当たりに見慣れない制服があった。
薄いカーディガンを羽織った彩香が、スマホを握りしめたまま、こちらに駆け寄ってくる。
「先生! あの、どうしても今、見てほしいところがあって!」
「彩香ちゃん……今日は学校は?」
「午前中だけ。午後は自習。ここ来れば先生いるかなって」
湊は一瞬、目を瞬かせ、すぐに微笑んだ。「こんにちは」とだけ、礼儀正しく。
内心のざわつきは、誰にも見せない。
「ごめん、湊。少しだけ課題見てもいい?」
「うん。僕は大丈夫。バイト、早めに入る日だし」
言葉はさらりと出た。ほんとうは、“少しだけ”が、どれくらいの長さになるのかが気になっていた。
けれど、疑うために付き合っているんじゃない。
「先に行くね。……また後で連絡して」
「分かった。終わったらすぐ」
それだけ交わして、湊は軽く手を振った。
背を向けると、肩甲骨のあいだに小さな硬さが生まれる。時計を見るたび、分針は素直に進むのに、「少しだけ」は思ったより伸びていく。彩香の高い声と、陽真の落ち着いた返事が、背中に波のように寄せては返す。
(信じたい。信じてる。でも——)
胸の奥、言葉にならない部分に、うすい靄がひとすじだけ差し込んだ。
◆
バイト先の更衣室。ロッカーの扉を閉めると、金属の音がいつもより乾いて響いた。
開店から夜に向けての繁忙時間、湊は流れるように手を動かす。ドリップの湯を落とし、レジを打ち、品出しの箱を開ける。
接客で切り替えているつもりでも、胸の奥の小さな靄は、少しずつ輪郭を濃くしていった。
〈終わったらすぐ〉
その「すぐ」は、いつだろう。
「きりたに、今日打ち上げ来れる?」
シフトリーダーが顔を出す。
「新人の歓迎ね。軽く一杯だけでも」
「……はい。遅れて合流でもいいですか」
「もちろん。無理はしないで」
湊は微笑みで返す。スマホは静かだった。忙しいのだろう、と自分に言い聞かせる。
信号のように点滅する不安を、胸の奥でそっと手で覆うように。
◆
夕暮れ、大学の片隅。
陽真は、彩香の課題を見ていた。
「⑥は、式の途中で符号を間違えてる。ここ、マイナスが落ちてる」
「えー、どこで?」
「ここ。ほら、展開のときに——」
彩香は「あー」と大きく声を出し、陽真の腕に軽く額をコツンと当てた。
「先生がいないと、やっぱり無理だ」
「いや、自分でできるところまではやる。もう受験生だろ」
「やだ、先生いると安心するんだもん」
軽い調子に、陽真は一度だけ息を吐く。
昨日、湊と交わした約束のようなキスを思い出す。あの温度に、嘘はひとつもない。自分は線を守らなくてはいけない。
「彩香ちゃん」
真剣な声色になる。
低く落ちた声は、風に削られて、ここには届かない。
「この間も言ったけど、誤解されることはしたくない。俺は、付き合ってる人がいる」
「……分かってるよ。先生のそういうとこ、ほんと真面目」
彩香はむくれた口で言う。
「今日のところはここまで。復習しておけよ」
「うん」
陽真は校門のほうに目をやる。そこに湊の姿はない。
時間を確かめ、ポケットでスマホの感触を探る。——メッセージを入れよう。終わったよ、って。
そう思った矢先、彩香が「あのね」と身を寄せてきた。
「今度、模試の帰りにさ、甘いもの付き合ってよ。ちゃんと“お友達として”でいいから」
「……状況見て、な」
「やった」
彩香の足取りは弾み、夜の街へ溶けていく。
画面を開くと、最後のやり取りは昼の「先に行くね」で止まっていた。
陽真は、短く打つ。
〈今終わった。これから向かう〉
送信。すぐには既読がつかなかった。
◆
居酒屋の照明は、やわらかく人の顔色を明るくする。
湊は端の席でウーロンハイをゆっくり回し、輪に合わせて笑う。新人が自己紹介で少し噛んで、場が和む。くだらない話がいい。余計なことを考えないで済むから。
「桐谷、飲める口?」
「強くはないです」
「じゃ、無理すんなよ」
二杯目の途中で、頬が熱くなっているのが自分でも分かった。
笑いの波から少し離れ、氷がからんと鳴るのを眺める。
手元のスマホが、やっと一度だけ震えた。
〈今終わった。これから向かう〉
数分遅れで既読。
返事を打とうとして、迷ってやめる。今ここで打つ言葉が、どうしても上滑りする気がした。
信じたい。信じてる。けれど、胸の靄は、酔いで少し濃くなる。
宴がひと段落した頃、隣の先輩が声を落とした。
「桐谷、顔赤いな。無理すんなって」
「すみません。ちょっと、今日は……」
「送るよ。近いんだろ?」
断る言葉が、喉の手前で絡まった。
——ふらつく足取りで、迷惑をかけるのもいやだった。
「……お願いします」
◆
夜風が、アルコールと一緒に体温を少し奪う。
先輩は決して距離を詰めず、一定の歩幅で隣を歩いた。
「いつも頑張ってるからさ。ちゃんと休めよ」
「ありがとうございます」
「ほんとはさ、無理して笑うより、助けてって言っていいんだぞ」
湊は曖昧に笑った。
誰に、とは言わない。言えない。
家の前で立ち止まる。
「今日はありがとうございました。ここで大丈夫です」
「そっか。……あのさ」
言葉の調子が少し変わった。
「無理してるの、前から気づいてて。俺、ずっと——」
湊は、やっと顔を上げる。
先輩の目は誠実で、やさしい。だからこそ、言葉が胸に痛かった。
「ごめんなさい」
反射的に出た声は、驚くほど素直だった。
「ありがとうございます。でも、応えられないです」
「そっか……突然言って悪かった。忘れてくれていい」
先輩は苦笑して頭を掻いた。
「明日また、シフトで」
先輩を見送ると、曲がり角の影から、見慣れたシルエットが現れた。
陽真。息を整えるように一度だけ足を止め、こちらへ歩いてくる。
「……今の、何?」
怒鳴るでもなく、低く、淡い影を含んだ声。
湊は一歩、前に出る。
「違う、今のは——」
言おうとした言葉が酔いに絡まり、うまく形にならない。
「……信じてる。けど、今のは胸がざわつく」
陽真が正直に言う。
「ごめん。説明したいのに、うまくできない」
湊は額に手を当てて、ゆっくり呼吸を整えた。
「酔ってる。今日は、ちゃんと話せない気がする」
それを聞いて、陽真は視線を落とし、ひとつ頷いた。
「分かった。責めたいわけじゃない。俺も、彩香ちゃんのことで時間を取ってる。湊の気持ちを考えきれてなかった。……ごめん」
「謝らないで。陽真のせいじゃない」
「でも、もやもやさせたのは事実だ」
二人とも、相手を責める言葉を選ばない。
それでも、胸の靄は簡単には晴れない。
信じたいのに、うまく言葉にならない不安が、まだそこで息をしている。
「明日、話そう。昼休みでも、放課後でも。どこでもいい」
「うん。話そう」
それだけ決めて、今夜は終わりにする。
陽真は湊に手を伸ばそうとして、やめた。
いつものキスもなく背を向けた陽真の姿を、湊はぼんやりと眺めた。
湊も、伸ばしかけた手をポケットに戻した。触れないまま、同じ仕草だけが重なる。
◆
ベッドに横たわると、天井の四隅がゆっくり回る。
湊は目を閉じ、さっきの先輩の言葉を思い出す。
——無理して笑うより、助けてって言っていい。
頭に手をやりながら、小さく息を吐く。
自分は、陽真にちゃんと“助けて”と言えていただろうか。
スマホが枕元で光る。
〈着いた。おやすみ。明日、ちゃんと話そう〉
〈おやすみ。話そう〉
短い往復。
言葉は少ないのに、その背後にある気持ちは膨らんでいる。
——信じたい。
——信じてほしい。
両方が同じ強度で胸にあるからこそ、今はもやが残るのだ。
◆
翌朝に向かって、夜は透明度を増していく。
すぐ近くにいるのに、少し離れている。
互いの胸の内で、同じ言葉が反芻された。
——信じたい。けれど、もやがある。
その濁りが言葉になる場所まで、明日の光で一歩ずつ。風が鳴り、遠くで新聞配達のバイクが走る。新しい朝は、もうすぐそこだ。
**************
今回のお話は、YouTubeで配信中の楽曲「もやの中で — In the Haze」とリンクしています。良かったら、楽曲の方も聴いてみてくださいね♫
「もやの中で — In the Haze」はこちら⇒ https://youtu.be/X7FrmAYaFZM
教科の雑談がいったん切れて、教授が板書を整える短い間。机の下で画面を伏せても、バイブレーションは律儀に反復する。
〈先生、ここって対数のところ?〉
〈今どこまで進めばいいですか〉
〈課題の⑥、解説の意味が分かりません〉
差出人は、家庭教師を受け持っている女子高生——彩香。来年の受験が近づくにつれ、連絡の頻度は目に見えて増えていた。
「……後でまとめて返す」
陽真は小さく打ち、再び伏せる。斜め前の席から、桐谷湊が振り返って視線を寄越した。
その目は、責めるでも詮索するでもなく、「大丈夫?」とだけ問うやわらかさで満ちている。陽真は、安心させるように小さく頷いた。
——信じてくれている。
胸の奥で、その事実があたたかく灯る。
◆
講義が終わると、廊下の突き当たりに見慣れない制服があった。
薄いカーディガンを羽織った彩香が、スマホを握りしめたまま、こちらに駆け寄ってくる。
「先生! あの、どうしても今、見てほしいところがあって!」
「彩香ちゃん……今日は学校は?」
「午前中だけ。午後は自習。ここ来れば先生いるかなって」
湊は一瞬、目を瞬かせ、すぐに微笑んだ。「こんにちは」とだけ、礼儀正しく。
内心のざわつきは、誰にも見せない。
「ごめん、湊。少しだけ課題見てもいい?」
「うん。僕は大丈夫。バイト、早めに入る日だし」
言葉はさらりと出た。ほんとうは、“少しだけ”が、どれくらいの長さになるのかが気になっていた。
けれど、疑うために付き合っているんじゃない。
「先に行くね。……また後で連絡して」
「分かった。終わったらすぐ」
それだけ交わして、湊は軽く手を振った。
背を向けると、肩甲骨のあいだに小さな硬さが生まれる。時計を見るたび、分針は素直に進むのに、「少しだけ」は思ったより伸びていく。彩香の高い声と、陽真の落ち着いた返事が、背中に波のように寄せては返す。
(信じたい。信じてる。でも——)
胸の奥、言葉にならない部分に、うすい靄がひとすじだけ差し込んだ。
◆
バイト先の更衣室。ロッカーの扉を閉めると、金属の音がいつもより乾いて響いた。
開店から夜に向けての繁忙時間、湊は流れるように手を動かす。ドリップの湯を落とし、レジを打ち、品出しの箱を開ける。
接客で切り替えているつもりでも、胸の奥の小さな靄は、少しずつ輪郭を濃くしていった。
〈終わったらすぐ〉
その「すぐ」は、いつだろう。
「きりたに、今日打ち上げ来れる?」
シフトリーダーが顔を出す。
「新人の歓迎ね。軽く一杯だけでも」
「……はい。遅れて合流でもいいですか」
「もちろん。無理はしないで」
湊は微笑みで返す。スマホは静かだった。忙しいのだろう、と自分に言い聞かせる。
信号のように点滅する不安を、胸の奥でそっと手で覆うように。
◆
夕暮れ、大学の片隅。
陽真は、彩香の課題を見ていた。
「⑥は、式の途中で符号を間違えてる。ここ、マイナスが落ちてる」
「えー、どこで?」
「ここ。ほら、展開のときに——」
彩香は「あー」と大きく声を出し、陽真の腕に軽く額をコツンと当てた。
「先生がいないと、やっぱり無理だ」
「いや、自分でできるところまではやる。もう受験生だろ」
「やだ、先生いると安心するんだもん」
軽い調子に、陽真は一度だけ息を吐く。
昨日、湊と交わした約束のようなキスを思い出す。あの温度に、嘘はひとつもない。自分は線を守らなくてはいけない。
「彩香ちゃん」
真剣な声色になる。
低く落ちた声は、風に削られて、ここには届かない。
「この間も言ったけど、誤解されることはしたくない。俺は、付き合ってる人がいる」
「……分かってるよ。先生のそういうとこ、ほんと真面目」
彩香はむくれた口で言う。
「今日のところはここまで。復習しておけよ」
「うん」
陽真は校門のほうに目をやる。そこに湊の姿はない。
時間を確かめ、ポケットでスマホの感触を探る。——メッセージを入れよう。終わったよ、って。
そう思った矢先、彩香が「あのね」と身を寄せてきた。
「今度、模試の帰りにさ、甘いもの付き合ってよ。ちゃんと“お友達として”でいいから」
「……状況見て、な」
「やった」
彩香の足取りは弾み、夜の街へ溶けていく。
画面を開くと、最後のやり取りは昼の「先に行くね」で止まっていた。
陽真は、短く打つ。
〈今終わった。これから向かう〉
送信。すぐには既読がつかなかった。
◆
居酒屋の照明は、やわらかく人の顔色を明るくする。
湊は端の席でウーロンハイをゆっくり回し、輪に合わせて笑う。新人が自己紹介で少し噛んで、場が和む。くだらない話がいい。余計なことを考えないで済むから。
「桐谷、飲める口?」
「強くはないです」
「じゃ、無理すんなよ」
二杯目の途中で、頬が熱くなっているのが自分でも分かった。
笑いの波から少し離れ、氷がからんと鳴るのを眺める。
手元のスマホが、やっと一度だけ震えた。
〈今終わった。これから向かう〉
数分遅れで既読。
返事を打とうとして、迷ってやめる。今ここで打つ言葉が、どうしても上滑りする気がした。
信じたい。信じてる。けれど、胸の靄は、酔いで少し濃くなる。
宴がひと段落した頃、隣の先輩が声を落とした。
「桐谷、顔赤いな。無理すんなって」
「すみません。ちょっと、今日は……」
「送るよ。近いんだろ?」
断る言葉が、喉の手前で絡まった。
——ふらつく足取りで、迷惑をかけるのもいやだった。
「……お願いします」
◆
夜風が、アルコールと一緒に体温を少し奪う。
先輩は決して距離を詰めず、一定の歩幅で隣を歩いた。
「いつも頑張ってるからさ。ちゃんと休めよ」
「ありがとうございます」
「ほんとはさ、無理して笑うより、助けてって言っていいんだぞ」
湊は曖昧に笑った。
誰に、とは言わない。言えない。
家の前で立ち止まる。
「今日はありがとうございました。ここで大丈夫です」
「そっか。……あのさ」
言葉の調子が少し変わった。
「無理してるの、前から気づいてて。俺、ずっと——」
湊は、やっと顔を上げる。
先輩の目は誠実で、やさしい。だからこそ、言葉が胸に痛かった。
「ごめんなさい」
反射的に出た声は、驚くほど素直だった。
「ありがとうございます。でも、応えられないです」
「そっか……突然言って悪かった。忘れてくれていい」
先輩は苦笑して頭を掻いた。
「明日また、シフトで」
先輩を見送ると、曲がり角の影から、見慣れたシルエットが現れた。
陽真。息を整えるように一度だけ足を止め、こちらへ歩いてくる。
「……今の、何?」
怒鳴るでもなく、低く、淡い影を含んだ声。
湊は一歩、前に出る。
「違う、今のは——」
言おうとした言葉が酔いに絡まり、うまく形にならない。
「……信じてる。けど、今のは胸がざわつく」
陽真が正直に言う。
「ごめん。説明したいのに、うまくできない」
湊は額に手を当てて、ゆっくり呼吸を整えた。
「酔ってる。今日は、ちゃんと話せない気がする」
それを聞いて、陽真は視線を落とし、ひとつ頷いた。
「分かった。責めたいわけじゃない。俺も、彩香ちゃんのことで時間を取ってる。湊の気持ちを考えきれてなかった。……ごめん」
「謝らないで。陽真のせいじゃない」
「でも、もやもやさせたのは事実だ」
二人とも、相手を責める言葉を選ばない。
それでも、胸の靄は簡単には晴れない。
信じたいのに、うまく言葉にならない不安が、まだそこで息をしている。
「明日、話そう。昼休みでも、放課後でも。どこでもいい」
「うん。話そう」
それだけ決めて、今夜は終わりにする。
陽真は湊に手を伸ばそうとして、やめた。
いつものキスもなく背を向けた陽真の姿を、湊はぼんやりと眺めた。
湊も、伸ばしかけた手をポケットに戻した。触れないまま、同じ仕草だけが重なる。
◆
ベッドに横たわると、天井の四隅がゆっくり回る。
湊は目を閉じ、さっきの先輩の言葉を思い出す。
——無理して笑うより、助けてって言っていい。
頭に手をやりながら、小さく息を吐く。
自分は、陽真にちゃんと“助けて”と言えていただろうか。
スマホが枕元で光る。
〈着いた。おやすみ。明日、ちゃんと話そう〉
〈おやすみ。話そう〉
短い往復。
言葉は少ないのに、その背後にある気持ちは膨らんでいる。
——信じたい。
——信じてほしい。
両方が同じ強度で胸にあるからこそ、今はもやが残るのだ。
◆
翌朝に向かって、夜は透明度を増していく。
すぐ近くにいるのに、少し離れている。
互いの胸の内で、同じ言葉が反芻された。
——信じたい。けれど、もやがある。
その濁りが言葉になる場所まで、明日の光で一歩ずつ。風が鳴り、遠くで新聞配達のバイクが走る。新しい朝は、もうすぐそこだ。
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今回のお話は、YouTubeで配信中の楽曲「もやの中で — In the Haze」とリンクしています。良かったら、楽曲の方も聴いてみてくださいね♫
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