ゲーム感覚で異世界最強

ユキ

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救世主を夢見て

魔王城にリポップ∞強制ニューゲーム

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チュートリアル1
道具を装備しよう!
目の前に宝箱があるぞ!
開いて中の道具を装備しよう!!

なんか普通の事を言ってるように見えて新鮮な感じになる、装備と口で唱えれば勝手に装備されるらしい、楽で良いな。
戦闘とかで切り替えるときは使えそうだ。おぼえておこう。

チュートリアル2
装備した武器で魔物を退治しよう!

バルーン0/5
一角兎0/5
魔草0/10

この木の剣でバルーンは行けても兎も倒せるのか?木だぞ?
...お、なかなかダメージ入るな、あレベル上がった。
ほうほう、魔法は転移草をドロップするのか、あれ?魔草の残骸?しか出なくなったぞ?レアドロップか?まあ良いや、とりあえずチュートリアル終わらせなきゃな。

チュートリアル3
道具を使ってみよう!

道具を開いて使用したいと願ってみてね!するとなんと...!?

ほほう、でわこの転移草を使ってみるか。
使用と願えば良いのか?
すると目の前は虹色の渦を巻き自分の体が浮遊感を覚えてくる。

眼が覚めると目の前には禍々しいとてつもなくでかい城が立っていた。
どこかに転移したのかと思ってログを見てみると、

"黒星ユキは負のオーラに耐えきれずに死亡しました。"
リポップします。
"黒星ユキは負のオーラに耐えきれずに死亡しました。"
リポップします。
"黒星ユキが負のオーラに耐えきれずに死亡しました。"
リポップします。
.
..
.....

と延々と書いてあり今もなお書き続けられている、そんでもって俺の体がふわふわと消えたり現れたりしている。
そしてそれを認識した次の瞬間。

「いがぁぁぁぁあ!!!!ぁぁぁぁあああああ!!!!ああああああぁぁぁあああ!!!!!!!!!!!!!」
とてつもない、今まで生きた中で感じたことのないような激痛と苦痛が俺を一瞬で支配した。

注意:チュートリアル中は死亡できません!

画面にはその文字がいっぱいに並んでいる。
気を失いそうになっても死んだ判定になってまた強制的に覚醒し、そしてまた激痛が、そしてまた、またまた....と続いていくうちにだんだんと感覚が遠のいていく。
頭の中で無機質になる声も、その場の増音も、その近くにいる生き物の声も、自分の体が引き裂かれたり焼かれたり雷に撃たれたり凍らされたりするのも。
全てが過去の様な感覚に陥る。

チュートリアル4

道なりに歩いて行こう!
ここからは君の物語だ!
さあ行こうー!

そうだ、チュートリアル進めなきゃ....

そして私は人混みを真っ直ぐに、だけど確実に一歩ずつ進んでいった....


「魔王様!!緊急事態です!!」

「なに?人間がいきなり現れて、何をやっても死なないだと??何を馬鹿なことを!!どけ!俺が出る!」

そろそろ勇者など劣等な存在が湧いて出る頃だと思っていたが、想像よりも早かったな。
王の間から出て、廊下を曲がろうとしたら何かにぶつかった。
それは

「な、人間!もうここまで来ていたのか!!」

俺はつい大声を上げてしまったがすぐ臨戦態勢に戻り空中に浮遊すると同時にその人間の周りに時空魔法を唱える。
人間は一瞬次元の狭間に巻き込まれる。
が。

「んな!?生き返った、だと!!?」

なんと再び同じ場所にそいつがいた。
なぜだ!?なぜきかんのだ!!?
俺は少し焦り生滅魔法を唱えた。
魔王城に大きな魔法陣が浮かび上がりその周りに48個もの少し大きな魔法陣が、そしてその大きな魔法陣を中心に上へ上へと行き場のない力は収束を重ねそして、完成する。
生滅魔法!
「ディサピアランス・アース!!!!!!」
俺は消滅魔法をその娘に向けて全ての力を持って放った。
俺の城を中心に近隣の町や城、山など全てを巻き込みその名のとおり消滅したはずだ、これで生き残るものなど、神などではない限りいないだろう。
魔法妨害もされず完全な状態で、完璧な詠唱を加え全ての我の力を使ったのだ、これで生きているものなどいないだろう。
だが少し気が早かったな、確かに前魔王様には最初から全力で行ったほうがいいと言われたが、ここまで全力を出さなくても良かったかもしれない、俺の配下や城などを犠牲にしてしまったしな。
それに先ほどのものがそれほどの強者であったかもわからずにはなってしまった。
少し反省だな、さてまた魔物の配下を増やすか。

俺は空中から腐敗したもののカケラが舞う地上へと降り立つ。
辺りを見回してもなにもない.....1つを除いて。

「な、なぜまだ立っている....なぜだぁ!!こたえろ!!!!」

そいつは立っていたのだ、今まで来ていた安っぽい服は全て消え失せ、髪の毛なども全て消えたはず、なのに、また奴は髪を少しずつはやし、消滅したはずの手や足などを少しずつ再生させ。
確実にこちらに向かって歩いてきていた。

俺は生まれて初めて恐怖というものを味わった。
足が震え手が震え考えがまとまらない。
そして口が開いて、だんだん乾いていく。
涙を流すことなどないと思っていたが、これは、泣いても良いだろうか??
何せ無表情で、一言も発さない白髪の小娘が、我の全力を全て何もせずその身で受け直こちらに向かってくるのだ。

「か、神....か....?」

俺がそう喋りかけても無言で近づいてくる。

あと50メートル

「こ、こたえろ!!いや、答えてくれ!何か話してくれ!!」

「....」

あと30メートル

「ヒィッ!?や、やめろ!くるな!!こっちに来るな!!!」

あと10メートル

「いやだいやだいやだ!まだ死にたくないまだ死にたくない死にたくない死にたくない」

あと....1メートル

「.....」

「や、やめ、怖い、来るな」

俺は涙を流し放尿までしてしまい、それでもなお震えは止まらず、顔を手で隠し....

「....た.....」

「な、なんだ!!殺すなら殺せば良いじゃないか!!なんて言った!!恨みでもあるのだろう!?俺が人間を殺しまくったからな!!そうさ!殺せ!!やってみれば良いじゃないか!!!」

俺はバッ!!と手をどかし相手の顔を見ようと顔を上げた。

あと0.001メートル

目の前には白髪の...

「もう無理....お腹...すいた....」

天使がまっぱで俺を覗き込んでいた。

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