126 / 670
ノエルは頑張る
しおりを挟む
アーノルドが来た日から2日……相変わらず良い案は浮かばないがお仕事はバリバリこなしている。アーノルドの方も自分の領地事で大変だけど、アーノルドの“上に立つのが嫌いな腹グロの幼なじみ”というのがいてその人が頑張ってくれてるようだ。
その人には今度挨拶しないと……。え?なんて挨拶するのか?そりゃ「いつも夫がお世話になっております」って…キャァァァ!!恥ずかし!嬉しい!
…………なんて遊んでる場合じゃ無い。
お仕事お仕事…………。
指でペンを回して遊びながら報告書を見ていく。因みに今僕が見てるのは市場の移転報告書。
この街は今までは街を囲む壁に沿うように店が並んでいた。大きさ形、売ってるもの総てバラバラで管理体制も無いから僕から見れば衛生面で心配な所もあった。そういう所は1件1件注意をして指導してたけど、それだけではどうにもならない事もある。
だから市場を公的な施設として作り、領民にテナントで入ってもらおうと思った。初めの2ヶ月は無料で貸して、軌道に乗るだろう3ヶ月目からはテナント料をとる。もちろん色々な指導にも従ってもらうが治安維持や安全性には此方の管轄下。
低所得者やスラムの住人向けに仕事を斡旋してきたため今はもうそんなに治安に不安は無いけど、暮らしに余裕が出来ると今度は酔っ払いが問題おこしたりするからね。治安維持がされてるというのは嬉しいと思うんだ。
街の中央に市場を建て、食料品・衣料品・生活雑貨と区分けを行い、市場の地面も区によって変えてある。店の種類のバランスや商品の汚れにくさなど色々考えたら食料品区は石畳、衣料区はレンガ、生活雑貨区は石のブロックにした。
色々と考えて建てた結果、テナント申し込み数が思っていたより多くてどうしたものか……。
まぁ、最初の2ヶ月テナント料無しが原因だろうけどあの場所が市場だと印象付けることはできそうで良かったよ。
しかし本当に申し込み多いな~。まだ申し込み終了期日前だというのに食料品区は空き無し、生活雑貨区も残すは3店舗のみ衣料区は若干あるけど、僕が関わってる店を入れるつもりだったから実質的に空き無し。
……おかしいな?今現在の市場の店数と露店の数を調査したうえで建てたのに……これじゃ街中の店が集まってる感じだよ?
「爺~。明日、街の視察の予定入れて~。」
「何言ってるんだ!」
「何考えてるんですか!!」
「ダメですよ!」
「自覚しなさい!」
……そんなに一斉に怒らなくても良いじゃない。
アーノルド、爺、ちょうどいた侍女さん2人が一斉に怒った。
プゥ-とほっぺを膨らませて“行くもん”と主張すると爺が溜め息をつく。
あ、この感触は大丈夫そうだ。ヤッター!
「爺!何かあったら!ダメだ!」
アーノルドったら、心配性だな~。大丈夫だよ?普通に生活したほうが良いんだから。それに僕のことはまだ僕の身の回りをお世話してくれる人にしか言って無いのだから普通にしてないと、ね?
その人には今度挨拶しないと……。え?なんて挨拶するのか?そりゃ「いつも夫がお世話になっております」って…キャァァァ!!恥ずかし!嬉しい!
…………なんて遊んでる場合じゃ無い。
お仕事お仕事…………。
指でペンを回して遊びながら報告書を見ていく。因みに今僕が見てるのは市場の移転報告書。
この街は今までは街を囲む壁に沿うように店が並んでいた。大きさ形、売ってるもの総てバラバラで管理体制も無いから僕から見れば衛生面で心配な所もあった。そういう所は1件1件注意をして指導してたけど、それだけではどうにもならない事もある。
だから市場を公的な施設として作り、領民にテナントで入ってもらおうと思った。初めの2ヶ月は無料で貸して、軌道に乗るだろう3ヶ月目からはテナント料をとる。もちろん色々な指導にも従ってもらうが治安維持や安全性には此方の管轄下。
低所得者やスラムの住人向けに仕事を斡旋してきたため今はもうそんなに治安に不安は無いけど、暮らしに余裕が出来ると今度は酔っ払いが問題おこしたりするからね。治安維持がされてるというのは嬉しいと思うんだ。
街の中央に市場を建て、食料品・衣料品・生活雑貨と区分けを行い、市場の地面も区によって変えてある。店の種類のバランスや商品の汚れにくさなど色々考えたら食料品区は石畳、衣料区はレンガ、生活雑貨区は石のブロックにした。
色々と考えて建てた結果、テナント申し込み数が思っていたより多くてどうしたものか……。
まぁ、最初の2ヶ月テナント料無しが原因だろうけどあの場所が市場だと印象付けることはできそうで良かったよ。
しかし本当に申し込み多いな~。まだ申し込み終了期日前だというのに食料品区は空き無し、生活雑貨区も残すは3店舗のみ衣料区は若干あるけど、僕が関わってる店を入れるつもりだったから実質的に空き無し。
……おかしいな?今現在の市場の店数と露店の数を調査したうえで建てたのに……これじゃ街中の店が集まってる感じだよ?
「爺~。明日、街の視察の予定入れて~。」
「何言ってるんだ!」
「何考えてるんですか!!」
「ダメですよ!」
「自覚しなさい!」
……そんなに一斉に怒らなくても良いじゃない。
アーノルド、爺、ちょうどいた侍女さん2人が一斉に怒った。
プゥ-とほっぺを膨らませて“行くもん”と主張すると爺が溜め息をつく。
あ、この感触は大丈夫そうだ。ヤッター!
「爺!何かあったら!ダメだ!」
アーノルドったら、心配性だな~。大丈夫だよ?普通に生活したほうが良いんだから。それに僕のことはまだ僕の身の回りをお世話してくれる人にしか言って無いのだから普通にしてないと、ね?
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
2,618
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる