Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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一息つきましょう

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 僕とコウで母様を説得すること約一刻、やっと解放されました。母様がなんでそこまでマオを気にかけたのかといえば、母様は元はフールフーガの人だから故郷の雰囲気が懐かしかったらしく無邪気なマオに目がいった。王妃である母様には皆失礼のないよう振る舞うからマオの船乗りのがらっぱちさが気に入ったとか。しかも僕と同年代で友人、ついつい僕に重ねて見ちゃったらしい。
 だけど、説得の結果わかってもらえました。マオは憎めない爆弾人間だと。なんといっても僕と出会ったときの話が効をそうした。
 ほらグリフウッドでシモンのお披露目の為に泊まった日、侍女さんのスカートめくりを次々としたり調理場の食事食べちゃったりした挙げ句僕の部屋に乱入して捕まった事件。あれは母様にも報告が行っていたらしい。

「そうなの、成長したわね。」

 母様の言った“成長”とは何をもって言ってるのかわからないがそういうことにしておいた。


「爺~、あれからマオどうしてる?…………あれ?爺?」

「ごめんノエル様、爺じゃなくてカシスです。」

 僕のお部屋片付けと聞いていたので爺がいると思ってたけど居たのはカシスでした。

「んーん。カシスでも構わないよ、マオが今どうしてるか知ってる?」

 いつもこの時間には乱入してくるのだが今日は静かだ。来たら今日の事を言い聞かせようと思っていたのだが、もしやコウが引き受けてくれているか?

「ええ…マオはコウに首根っこ捕まえられて連れていかれてますよ。当分部屋から出てこれないかと思いますよ?……3日くらいですめばいいですね?」

「……なんでそんなに?」

 いや、コウの事だからお説教の後お仕置きエッチがあるとしても3日って多すぎだろう。

「そう思います?短い間しか見てないけどマオって一晩たてば叱られた事忘れるタイプだってわかりますよ。体力もありそうだからちょっとしたお仕置きじゃ堪えなさそうだから。それくらいはかかると思いますよ?何せ王妃様に向かって、タメ口だわネコだわ……喋っちゃってましたからね。」

 ふぅとため息をつくカシスの横で思い返す。
 いや~、デジレ様よく耐えてると思うよ。デジレ様そういうこと滅茶苦茶厳しそうなのに。

「いえ、グリフウッドに居たとき良く怒られてる姿見ましたよ?入港した船の確認に行ってみたら船の縁にロープでぷら~んってぶら下げられてる姿はびっくりでしたけど。何でも『やるなと言った事をやって、やれと言った事をやらない』で怒られてた時脱走を図ったとか。」

 やりそう。いや、やったのか。マオ、いい加減大人になりなよ。……そういえば僕もトータも3人でいるときは同じノリだけどアレだけど場面で切り替えてるじゃない?これって子供がいるからなのかな?子供の前だから~みたいな?
 うーん、違うか。やっぱり本人の性質なんだろうなぁ。僕は本来おとなしいじゃない?トータはまったり甘え上手でしょう?どちらも悪ガキ代表のマオと違うものね。

 ところでカシス、『おとなしい』を辞書で検索しないでもらえる?僕を見て『おとなしい?』って首傾げるってどういう意味?
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