3 / 20
フランス編~お父さんに売られた日~
テッサとエマ①―1
しおりを挟む
それから四年後。
「テッサ~ エマ~」
「あ、ママの声だ! ママ~」
私は、ママのもとへと走って駆け寄り、足に抱き着く。
「テッサ、エマはどこ? 」
「かくれんぼしていたの。一緒に探そう」
エマというのは、私の一つ下にできた妹で、天真爛漫でとても可愛い。顔の特徴は、私と同じ栗色の髪の毛で、私の髪の毛とは違いストレートの、癖のない髪をしている。目は、私と同じ青色だ。とてもクリクリとしていて、フリルのついたドレスが、すごく似合う。
今日は、家の近くの広場でかくれんぼをして遊んでいた。お母さんが迎えに来るまでという約束なので、もう帰らなくてはならない。
「エマみ~つけた!」
茂みの中で、エマを見つけ、私たちはおうちへと帰っていった。
おうちに着き、ニ人で遊んでいると、エマが面白そうな提案をしてきた。
「ねぇねぇ、おねえちゃん。今日のおやつが何か当てっこしない? 」
「いいよ」
(クンクン)
私は、絶対負けたくなかったので匂いを嗅ぐことにした。
いけない。匂いがしない……。もう適当に言おう!
「分かった。今日のおやつは、私の好きなバウムクーヘンだ」
「え~ バウムクーヘンは、昨日食べたじゃない。それって、おねえちゃんが食べたいおやつじゃないの? 」
そうだった。昨日食べたんだった! 私は、開き直るようにして、エマの方を見てニコッと笑った。
「えっへへ。ばれた?」
「んもぉ~」
エマは、すごく不服そうな顔をしてほっぺを、ぷくーっとふくらませた。
本当に可愛い。
しばらくして、お母さんに呼ばれて私たちは、リビングへと向かった。
「テッサ~ エマ~」
「あ、ママの声だ! ママ~」
私は、ママのもとへと走って駆け寄り、足に抱き着く。
「テッサ、エマはどこ? 」
「かくれんぼしていたの。一緒に探そう」
エマというのは、私の一つ下にできた妹で、天真爛漫でとても可愛い。顔の特徴は、私と同じ栗色の髪の毛で、私の髪の毛とは違いストレートの、癖のない髪をしている。目は、私と同じ青色だ。とてもクリクリとしていて、フリルのついたドレスが、すごく似合う。
今日は、家の近くの広場でかくれんぼをして遊んでいた。お母さんが迎えに来るまでという約束なので、もう帰らなくてはならない。
「エマみ~つけた!」
茂みの中で、エマを見つけ、私たちはおうちへと帰っていった。
おうちに着き、ニ人で遊んでいると、エマが面白そうな提案をしてきた。
「ねぇねぇ、おねえちゃん。今日のおやつが何か当てっこしない? 」
「いいよ」
(クンクン)
私は、絶対負けたくなかったので匂いを嗅ぐことにした。
いけない。匂いがしない……。もう適当に言おう!
「分かった。今日のおやつは、私の好きなバウムクーヘンだ」
「え~ バウムクーヘンは、昨日食べたじゃない。それって、おねえちゃんが食べたいおやつじゃないの? 」
そうだった。昨日食べたんだった! 私は、開き直るようにして、エマの方を見てニコッと笑った。
「えっへへ。ばれた?」
「んもぉ~」
エマは、すごく不服そうな顔をしてほっぺを、ぷくーっとふくらませた。
本当に可愛い。
しばらくして、お母さんに呼ばれて私たちは、リビングへと向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる