NADA~ナダ、ひと夏の物語~
うらぶれた中年男とハイティーンの少女とが夏の海辺で奇妙な出会いをし、そして不思議な恋に陥る関係が生まれる。でも、その関係がもたらしたものは、せつなくも残酷なものだった。
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この作品も短編ながら、じっくりと時間をかけて読ませていただきました。1行ごとに戻って見たり
作者の描く風景を頭に思い浮かべてみたり、はて?ナダってなんなんだろう?
海岸の物語なのだから灘なのか?
答えは最後に書いてありましたので検索しまして、理解しました。
この作者は、風景や気持ちの描写がとてもうまく思います。
知れば、短歌などにも入選されていることから文字が描く風景や余韻の表現に
長けているのでしょう。
それも相まって、ゆっくり読んでみるとなおさら面白さが増していきました。
願えるのならば、この話は最後に主人公が息絶えてほしくない
それで、ナダなどにしてほしくはない。
この命をも無くすような状態から、劇中のヒロインや、母親に
世間に対して、盛り返してゆけるのか、それとも這いずり回ったあげくに
もっと多くのものを無くしてゆくのか、
不様に情けなく葛藤にまみれていく様を
そして最後の最後に、他人には大して価値などないような、何かを見つけて
誰の記憶にも残らないように
誰にもわからないように野垂れ死んでもらえたら、
虚無感に包まれて、本を閉じたいのです。
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