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11.学ぶ姿勢は
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「えっと、こうですか?」
「ええ、その調子です」
私は、伯母様から指導を受けていた。
今日は食事に関する指導だ。ナイフとフォークの使い方とか、そういったことを教えてもらっている。
「……む、難しいですね」
「初めてから上手くいくものでもありませんよ。少しずつ慣れていけば良いのです。そもそもルナリアさんは、初めてにしては上出来なくらいです」
「そ、そうなのでしょうか?」
「ええ、ヴェルランよりも様になっているくらいです」
私を褒めながら、伯母様は隣に視線を向けた。
そこには、ヴェルラン様がいる。彼も私とともに、伯母様から指導を受けているのだ。
「母上、それはないでしょう」
「いいえヴェルラン、あなたはまだまだです。普段の食事の時にいつも見ていますが、所々気が抜けていますね」
「そ、そんなことは……」
「人は慣れてくると手を抜くものですからね。その点ルナリアさんは、きちんとしようという意思があります。私はそれを評価しています。その意思さえあれば、必ず身に着きますからね」
伯母様は評判と違って、結構甘い人であった。私のことを、何かと褒め称えてくれる。
それはもしかしたら、自信をつけさせようとしてくれているのかもしれない。基本的に私は、あまり自信を持てない方だし、
「母上はルナリアに甘くありませんか? 俺の時は厳しかったのに……」
「先程から言っている通り、意識の違いがあるからです。あなたは小さい時から、こういったことが嫌いでしたからね」
「楽しいものではないですからね」
「しかし身に着けなければならないものです。ルナリアさんはそれをよくわかっています」
「俺としては、あまり釈然としませんけどね」
伯母様の言葉に、ヴェルラン様は少し不服そうだった。
それに私は、苦笑いを浮かべる。すると彼は、ゆっくりとこちらから視線をそらした。
「ヴェルラン? どうかしましたか?」
「いや、別になんでもありません」
「……なるほど、あなたも意外と隅に置けませんね」
「は、母上、変なことを言わないでいただけませんか?」
ヴェルラン様は、また顔を赤く染めていた。
ある程度距離感は縮まったものの、私はまだ彼と完全に打ち解けられている訳ではないのだろう。話すとなると、幾分か緊張するのかもしれない。
それは私も同じなので、理解することはできる。これはもう、慣れていくしかないのだろう。
「……っ!」
「……ルナリア?」
「どうかしましたか?」
そこで私は、右腕の痣の部分に熱を感じた。
思わず声を出してしまったからか、ヴェルラン様と伯母様が私の顔を覗き込んでくる。どうやら、心配させてしまったらしい。
「ええ、その調子です」
私は、伯母様から指導を受けていた。
今日は食事に関する指導だ。ナイフとフォークの使い方とか、そういったことを教えてもらっている。
「……む、難しいですね」
「初めてから上手くいくものでもありませんよ。少しずつ慣れていけば良いのです。そもそもルナリアさんは、初めてにしては上出来なくらいです」
「そ、そうなのでしょうか?」
「ええ、ヴェルランよりも様になっているくらいです」
私を褒めながら、伯母様は隣に視線を向けた。
そこには、ヴェルラン様がいる。彼も私とともに、伯母様から指導を受けているのだ。
「母上、それはないでしょう」
「いいえヴェルラン、あなたはまだまだです。普段の食事の時にいつも見ていますが、所々気が抜けていますね」
「そ、そんなことは……」
「人は慣れてくると手を抜くものですからね。その点ルナリアさんは、きちんとしようという意思があります。私はそれを評価しています。その意思さえあれば、必ず身に着きますからね」
伯母様は評判と違って、結構甘い人であった。私のことを、何かと褒め称えてくれる。
それはもしかしたら、自信をつけさせようとしてくれているのかもしれない。基本的に私は、あまり自信を持てない方だし、
「母上はルナリアに甘くありませんか? 俺の時は厳しかったのに……」
「先程から言っている通り、意識の違いがあるからです。あなたは小さい時から、こういったことが嫌いでしたからね」
「楽しいものではないですからね」
「しかし身に着けなければならないものです。ルナリアさんはそれをよくわかっています」
「俺としては、あまり釈然としませんけどね」
伯母様の言葉に、ヴェルラン様は少し不服そうだった。
それに私は、苦笑いを浮かべる。すると彼は、ゆっくりとこちらから視線をそらした。
「ヴェルラン? どうかしましたか?」
「いや、別になんでもありません」
「……なるほど、あなたも意外と隅に置けませんね」
「は、母上、変なことを言わないでいただけませんか?」
ヴェルラン様は、また顔を赤く染めていた。
ある程度距離感は縮まったものの、私はまだ彼と完全に打ち解けられている訳ではないのだろう。話すとなると、幾分か緊張するのかもしれない。
それは私も同じなので、理解することはできる。これはもう、慣れていくしかないのだろう。
「……っ!」
「……ルナリア?」
「どうかしましたか?」
そこで私は、右腕の痣の部分に熱を感じた。
思わず声を出してしまったからか、ヴェルラン様と伯母様が私の顔を覗き込んでくる。どうやら、心配させてしまったらしい。
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