不幸を呼ぶ呪われた痣を持つ私ですが、皆気にせず溺愛してきます。

ルナリアは、ある日公爵家に保護されることになった。
彼女の父は公爵家から追放されたという過去があり、血筋の者を保護するという名目の上でルナリアは公爵家の屋敷で暮らすことになったのだ。

しかし彼女は、自身の存在が公爵家にとって有益ではないと思っていた。
彼女の腕には生まれつき痣があり、その痣の形は国に伝わる不幸を呼ぶ呪われた痣と一致していたのだ。

だが公爵家の人々は、それを気にしていなかった。
ルナリアがいくら言っても、公爵家から追い出すこともなく、彼女のことをむしろ溺愛していたのである。
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