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19.実感が湧かない原因
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「そうか、どうやら色々とあったみたいだね……」
「うん」
家に帰って来た私は、お父さんとお母さんと夕食を取っていた。そこで、今日あったことを大まかに二人に話したのである。
ロヴァイドと同じく、二人は私の行いを少し咎めるようなことを言ってきた。私は聖女であるのだが、二人にとってはやはり娘でしかないようだ。
それを嬉しく思いながら、私は行方不明の若者のことや魔物図鑑のことなども話した。どうせ、明日には村中に伝わることなので、隠す意味はないからだ。
「とりあえずお疲れ様。頑張ったんだね……」
「頑張った?」
「魔物を退治したのだから、頑張ったといえるでしょう?」
「まあ、それはそんなに苦労したことではないんだけどね……」
魔物退治に関しては、正直あまり疲れていない。一瞬で終わらせたし、まったく疲れてはしなかった。
疲れたのはどちらかというと、その後のことだ。自分の軽率な行動などを気にしてしまって、結果として疲れたのである。
「そう言えてしまうくらい、アフィーリはすごい魔法使いなのね……」
「それはそうだよ。私は聖女だった訳だし……」
「聖女か……この国で最も優れた魔法使い、すごいことだよね?」
「ええ、そうね……」
私が優れた魔法使いであることは、この国によって証明されていることだ。だが、この村で暮らす人達にとって、それはあまりピンとこないことらしい。
考えてみれば、それは当たり前のことである。この村は王都からかなり離れており、その情報はほとんど入ってこない。だから、実感というものが湧かないのだろう。
「二人は私の噂とか聞いたことはなかったの?」
「そうだね……この村には、あまりそういった情報が入ってこないからね」
「一応、行商人さんから話は聞いたりしたから、立派にお役目を果たしているということは、なんとなくわかったけど……」
「まあ、伝聞ではわからないことも多いよね」
「アフィーリは手紙をくれたけど、あなたも仕事についてあまり語っていなかったでしょう?」
「あ、うん。そういえば、そうだった」
お母さんの指摘に、私は気付いた。自分が出していた手紙に、聖女の仕事に関することをあまり書いていなかったことに。
ただ、それは仕方ない面もあった。語れることが少なかったのだ。色々と言えないことも多い仕事だったし、ドルマール様関連で苦しんでいることはあまり伝えたくなかった。
結果的に、私の聖女としての振る舞いなどはあまり書かなかった。二人が実感が湧いていない原因は、私にもあったといえるだろう。
「うん」
家に帰って来た私は、お父さんとお母さんと夕食を取っていた。そこで、今日あったことを大まかに二人に話したのである。
ロヴァイドと同じく、二人は私の行いを少し咎めるようなことを言ってきた。私は聖女であるのだが、二人にとってはやはり娘でしかないようだ。
それを嬉しく思いながら、私は行方不明の若者のことや魔物図鑑のことなども話した。どうせ、明日には村中に伝わることなので、隠す意味はないからだ。
「とりあえずお疲れ様。頑張ったんだね……」
「頑張った?」
「魔物を退治したのだから、頑張ったといえるでしょう?」
「まあ、それはそんなに苦労したことではないんだけどね……」
魔物退治に関しては、正直あまり疲れていない。一瞬で終わらせたし、まったく疲れてはしなかった。
疲れたのはどちらかというと、その後のことだ。自分の軽率な行動などを気にしてしまって、結果として疲れたのである。
「そう言えてしまうくらい、アフィーリはすごい魔法使いなのね……」
「それはそうだよ。私は聖女だった訳だし……」
「聖女か……この国で最も優れた魔法使い、すごいことだよね?」
「ええ、そうね……」
私が優れた魔法使いであることは、この国によって証明されていることだ。だが、この村で暮らす人達にとって、それはあまりピンとこないことらしい。
考えてみれば、それは当たり前のことである。この村は王都からかなり離れており、その情報はほとんど入ってこない。だから、実感というものが湧かないのだろう。
「二人は私の噂とか聞いたことはなかったの?」
「そうだね……この村には、あまりそういった情報が入ってこないからね」
「一応、行商人さんから話は聞いたりしたから、立派にお役目を果たしているということは、なんとなくわかったけど……」
「まあ、伝聞ではわからないことも多いよね」
「アフィーリは手紙をくれたけど、あなたも仕事についてあまり語っていなかったでしょう?」
「あ、うん。そういえば、そうだった」
お母さんの指摘に、私は気付いた。自分が出していた手紙に、聖女の仕事に関することをあまり書いていなかったことに。
ただ、それは仕方ない面もあった。語れることが少なかったのだ。色々と言えないことも多い仕事だったし、ドルマール様関連で苦しんでいることはあまり伝えたくなかった。
結果的に、私の聖女としての振る舞いなどはあまり書かなかった。二人が実感が湧いていない原因は、私にもあったといえるだろう。
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