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静かなる女
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俺たちは修二君と静香夫妻の部屋に向かった。
彼らの居室は俺たちの部屋の隣だ。
俺は修二君と静香夫妻の部屋のドアをノックした。
すると、待ってましたとばかりにすぐドアが開き、部屋の中から修二君が困ったような笑顔で俺たちを出迎えてくれた。
「叔父さん、小林さん、来ていただいたんですね」
「当たり前だろ、俺がかわいい甥っ子を見放すわけないだろ」
「静香さんは?」
「妻は、今取り調べ中です。僕も一緒に呼ばれたんですけど、先に終わったので引き揚げてきました。妻もじきに戻ってくるはずです」
そう言うと、修二君は俺たちを部屋に招き入れてくれた。
2人の居室は、お世辞にも片付いているとは言えず、あちこちにお菓子の空袋や空き缶や、飲みかけのグラスや食べ残した食べ物などが目立った。先程訪れた松崎加奈の、片付けが行き届いた部屋とは雲泥の差だった。
「すいません、散らかってて。片付けてもすぐにこの調子で」
「静香さんは、あまり生活に無頓着みたいだね」
俺は修二君の苦労に思いを馳せて、彼の普段の努力を労ってみた。
「えぇ、まさか結婚前は彼女がこんなにルーズだとは思いもしませんでした。使用人にやってもらってもいいのですが、それは彼女があまりいい顔をしないものですから、僕が仕事が休みの日に片付けています」
「ところで、その奥さんの様子はどうなんだ?」
小川が食べカスを手で払い除けてソファに腰を掛けた。
「朝はご心配をおかけしました。時間が経って少し機嫌も直ったようです」
と、そこへ話題の静香が戻ってきた。
「ただいま。あら、何よ、帰ってきたらまた警察がいるじゃないの」
「お疲れ様です。事情聴取は無事に済みましたか?」
「まぁね。たいしたことも聞かれなかったし」
「それでどんなことを聞かれたのですか?」
俺は、地元警察の聴取でどのような質問をしているのか気になって聞いてみた。
「うーん。まぁ、昨夜のアリバイよね。私、そんなこと証明できないから困ったわ。修二君もいなかったし。でも、まさかその時間に隣の部屋にいたとは思わなかったけどね」
静香はまだ修二が自分に俺たちの正体について話さなかったことを不満に思っているのか、少し嫌味を込めて、その言葉を修二に向かって投げつけた。
言葉を投げつけられた修二は、ただ苦笑することしかできないようだった。
「それで、警察の方にはどんな証言をしたのですか?」
「ずっと部屋にいたとしか答えられないわよね。あと、何か物音を聞いたかとか、気づいたことは無いかとか。でも、どれも答えられるようなことは知らなかったわ。私、お酒を飲んでたせいもあって、部屋の外の様子なんて気にもしてなかったから」
「龍昇ちゃんが亡くなったと聞いて、あなたも現場へ駆けつけたのですか?」
「いちおう行ったわ。でも、酔ってたし、にわかには信じられなかったから、のんびりと行ったわ」
「現場の部屋の前に着いた時、そこはどんな様子でしたか?」
俺の言葉に静香は言葉を止め、少し思い出すのに時間を要した。
「そうねぇ。騒然としていたというよりは、皆んな何が起きているのかと様子を窺っている感じ。誰もが半信半疑だったと思うわ」
「あなたが部屋の前に着いた時、ご家族の方は皆さん揃っていましたか?」
「えぇ、1人残らず集まっていたわ」
「その時に何か気づいたことはありませんでしたか?そこに集まった皆さんの様子とかで」
再び静香は考え込む。それは先程より長く考え込んでいるように感じた。
「何かあったような気がするんだけど、何だったかしら?」
静香は、彼女が感じたその何かを思い出そうと、眉間に深い皺を寄せて目を瞑り低く唸っている。
「何か足りないとかですか?」
「いいえ、その逆。何かが余計なような気がしたのよね。でも、その時は大して気にもしてなかったから、今になって思い出そうとしてみても、あまり鮮明に覚えてないのよ。ただ、ちょっと意外な感じがしたの」
「そのことは警察には話しましたか?」
「いいえ、聞かれてないもの、話してないわ」
「静香さん、警察にそれ話して来た方がいいんじゃないかな?」
修二がどことなく不安そうに静香に語りかける。
「どうして?今話しても、無理矢理思い出させようとするだけでしょ?こんなハッキリしないこと言っても捜査の邪魔になるだけじゃない?それにまた行くの面倒くさいわ」
静香の反論に、修二は何かを言いかけたがすぐに思いとどまり、開きかけた口を閉ざした。
「それで、他にも何か聞きたいことあるかしら?昨夜は夜遅くまで大変だったし、今朝は早くから事情聴取で疲れたし、少し横になりたいのよね」
俺は部屋の中を見渡し、ふと部屋の中央に置かれているダイニングテーブルの上にあったラーメンのどんぶりを目にした。
「ラーメン、お好きなんですか?」
「えぇ、お酒を飲んだあとは、やっぱり〆のラーメンが最高よね」
「ラーメンはご自身で作ったのですか?」
「いいえ、市原に持って来させたわ」
「それは何時頃の話ですか?」
「10時くらいだったと思うわ。あっ!そうすると、その時間、私が部屋にいたというアリバイになるんじゃないの?」
「まぁ、犯行時間に幅はありますけど、確かに部屋にいたことは証明されますね」
小川が含みを持たせて答える。
「嫌ァねぇ、疑い深くて。それが仕事なんでしょうけど、だから警察って嫌われるのよね。それで、他には何かあるかしら?」
静香は自分のアリバイを証明できたことに上機嫌な様子だった。
「いえ、今の段階では他にお尋ねしたいことはありません。お疲れのところ、お話を聞かせていただき、ありがとうございました」
俺がそう言うと、静香は立ち上がりさっさとベッドルームへと姿を消してしまった。
「すいません、あまりたいした話を聞き出せずに。彼女はあのように気分屋で、気が乗らないと協力的じゃ無くて」
修二はベッドルームに姿を消した静香を見送ったあと、俺たちに向かって頭を下げて謝罪した。
「いいよいいよ、修二君が謝ることじゃない。それより、彼女のアリバイが証明されたのは大きな収穫だよ」
小川が申し訳なく所在なさげにしている修二に声をかけた。
「彼女、いったい何を見たのだろうな?」
俺は、小川と修二に語りかけるというより、自分自身に自問するかのように言葉をこぼした。
「思い出せないほどなら、それほどたいしたことじゃないのかもしれないぜ」
「そうだろうか?彼女、意外に鋭い視点を持っているような気がするのだが」
「静香さんは、何を見たと言うのでしょう?」
修二がまだ申し訳なさそうな表情を浮かべたまま、俺に問いかけた。
「それは、あれだけでは何とも言えません。ただ、恐らくだが、あの場に居合わせた人達に対して、何かがいつもと違う、と感じさせるもの。そしてそれは、彼女曰く、それがその場にあったことが、またはいたことが、余計な要素だと思わせること。それが人なのか、物なのかはわからないが」
「また確認することが増えちまったみたいだな。さてとだ、次は誰のところに行くつもりだ?」
「次は、同じくアリバイの無い環に話を聞きに行こうかと思う。修二君、さっきのことはあまり気にするな」
「はい、すいません、ありがとうございます。なるべく静香さんにも、お二人の調査にご協力するように説得してみます」
修二に見送られて、俺たちは次に環の部屋へと向かった。
彼らの居室は俺たちの部屋の隣だ。
俺は修二君と静香夫妻の部屋のドアをノックした。
すると、待ってましたとばかりにすぐドアが開き、部屋の中から修二君が困ったような笑顔で俺たちを出迎えてくれた。
「叔父さん、小林さん、来ていただいたんですね」
「当たり前だろ、俺がかわいい甥っ子を見放すわけないだろ」
「静香さんは?」
「妻は、今取り調べ中です。僕も一緒に呼ばれたんですけど、先に終わったので引き揚げてきました。妻もじきに戻ってくるはずです」
そう言うと、修二君は俺たちを部屋に招き入れてくれた。
2人の居室は、お世辞にも片付いているとは言えず、あちこちにお菓子の空袋や空き缶や、飲みかけのグラスや食べ残した食べ物などが目立った。先程訪れた松崎加奈の、片付けが行き届いた部屋とは雲泥の差だった。
「すいません、散らかってて。片付けてもすぐにこの調子で」
「静香さんは、あまり生活に無頓着みたいだね」
俺は修二君の苦労に思いを馳せて、彼の普段の努力を労ってみた。
「えぇ、まさか結婚前は彼女がこんなにルーズだとは思いもしませんでした。使用人にやってもらってもいいのですが、それは彼女があまりいい顔をしないものですから、僕が仕事が休みの日に片付けています」
「ところで、その奥さんの様子はどうなんだ?」
小川が食べカスを手で払い除けてソファに腰を掛けた。
「朝はご心配をおかけしました。時間が経って少し機嫌も直ったようです」
と、そこへ話題の静香が戻ってきた。
「ただいま。あら、何よ、帰ってきたらまた警察がいるじゃないの」
「お疲れ様です。事情聴取は無事に済みましたか?」
「まぁね。たいしたことも聞かれなかったし」
「それでどんなことを聞かれたのですか?」
俺は、地元警察の聴取でどのような質問をしているのか気になって聞いてみた。
「うーん。まぁ、昨夜のアリバイよね。私、そんなこと証明できないから困ったわ。修二君もいなかったし。でも、まさかその時間に隣の部屋にいたとは思わなかったけどね」
静香はまだ修二が自分に俺たちの正体について話さなかったことを不満に思っているのか、少し嫌味を込めて、その言葉を修二に向かって投げつけた。
言葉を投げつけられた修二は、ただ苦笑することしかできないようだった。
「それで、警察の方にはどんな証言をしたのですか?」
「ずっと部屋にいたとしか答えられないわよね。あと、何か物音を聞いたかとか、気づいたことは無いかとか。でも、どれも答えられるようなことは知らなかったわ。私、お酒を飲んでたせいもあって、部屋の外の様子なんて気にもしてなかったから」
「龍昇ちゃんが亡くなったと聞いて、あなたも現場へ駆けつけたのですか?」
「いちおう行ったわ。でも、酔ってたし、にわかには信じられなかったから、のんびりと行ったわ」
「現場の部屋の前に着いた時、そこはどんな様子でしたか?」
俺の言葉に静香は言葉を止め、少し思い出すのに時間を要した。
「そうねぇ。騒然としていたというよりは、皆んな何が起きているのかと様子を窺っている感じ。誰もが半信半疑だったと思うわ」
「あなたが部屋の前に着いた時、ご家族の方は皆さん揃っていましたか?」
「えぇ、1人残らず集まっていたわ」
「その時に何か気づいたことはありませんでしたか?そこに集まった皆さんの様子とかで」
再び静香は考え込む。それは先程より長く考え込んでいるように感じた。
「何かあったような気がするんだけど、何だったかしら?」
静香は、彼女が感じたその何かを思い出そうと、眉間に深い皺を寄せて目を瞑り低く唸っている。
「何か足りないとかですか?」
「いいえ、その逆。何かが余計なような気がしたのよね。でも、その時は大して気にもしてなかったから、今になって思い出そうとしてみても、あまり鮮明に覚えてないのよ。ただ、ちょっと意外な感じがしたの」
「そのことは警察には話しましたか?」
「いいえ、聞かれてないもの、話してないわ」
「静香さん、警察にそれ話して来た方がいいんじゃないかな?」
修二がどことなく不安そうに静香に語りかける。
「どうして?今話しても、無理矢理思い出させようとするだけでしょ?こんなハッキリしないこと言っても捜査の邪魔になるだけじゃない?それにまた行くの面倒くさいわ」
静香の反論に、修二は何かを言いかけたがすぐに思いとどまり、開きかけた口を閉ざした。
「それで、他にも何か聞きたいことあるかしら?昨夜は夜遅くまで大変だったし、今朝は早くから事情聴取で疲れたし、少し横になりたいのよね」
俺は部屋の中を見渡し、ふと部屋の中央に置かれているダイニングテーブルの上にあったラーメンのどんぶりを目にした。
「ラーメン、お好きなんですか?」
「えぇ、お酒を飲んだあとは、やっぱり〆のラーメンが最高よね」
「ラーメンはご自身で作ったのですか?」
「いいえ、市原に持って来させたわ」
「それは何時頃の話ですか?」
「10時くらいだったと思うわ。あっ!そうすると、その時間、私が部屋にいたというアリバイになるんじゃないの?」
「まぁ、犯行時間に幅はありますけど、確かに部屋にいたことは証明されますね」
小川が含みを持たせて答える。
「嫌ァねぇ、疑い深くて。それが仕事なんでしょうけど、だから警察って嫌われるのよね。それで、他には何かあるかしら?」
静香は自分のアリバイを証明できたことに上機嫌な様子だった。
「いえ、今の段階では他にお尋ねしたいことはありません。お疲れのところ、お話を聞かせていただき、ありがとうございました」
俺がそう言うと、静香は立ち上がりさっさとベッドルームへと姿を消してしまった。
「すいません、あまりたいした話を聞き出せずに。彼女はあのように気分屋で、気が乗らないと協力的じゃ無くて」
修二はベッドルームに姿を消した静香を見送ったあと、俺たちに向かって頭を下げて謝罪した。
「いいよいいよ、修二君が謝ることじゃない。それより、彼女のアリバイが証明されたのは大きな収穫だよ」
小川が申し訳なく所在なさげにしている修二に声をかけた。
「彼女、いったい何を見たのだろうな?」
俺は、小川と修二に語りかけるというより、自分自身に自問するかのように言葉をこぼした。
「思い出せないほどなら、それほどたいしたことじゃないのかもしれないぜ」
「そうだろうか?彼女、意外に鋭い視点を持っているような気がするのだが」
「静香さんは、何を見たと言うのでしょう?」
修二がまだ申し訳なさそうな表情を浮かべたまま、俺に問いかけた。
「それは、あれだけでは何とも言えません。ただ、恐らくだが、あの場に居合わせた人達に対して、何かがいつもと違う、と感じさせるもの。そしてそれは、彼女曰く、それがその場にあったことが、またはいたことが、余計な要素だと思わせること。それが人なのか、物なのかはわからないが」
「また確認することが増えちまったみたいだな。さてとだ、次は誰のところに行くつもりだ?」
「次は、同じくアリバイの無い環に話を聞きに行こうかと思う。修二君、さっきのことはあまり気にするな」
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