239 / 380
10章魔王
239話 救われたもの2
しおりを挟む
影です。
今私たちはケイイチ殿に助けてもらい、ある施設で数日を過ごしました。
もう凄い施設でした、お風呂は毎日入れるし食事はすごくおいしいですしもうほんと・・・ですが
ケイイチ
「ほんとに行くのかい?」
影
「はい、私たちは故郷に帰ります」
ケイイチ
「そうか、分かったよ」
またあの悲しそうな顔をして見送ってくれました。
影
「ケイイチ殿」
私はあの悲しそうな顔を忘れられないでいます。
街を離れて数日、昔住んでいた村を目指して私たちは旅の途中です。
本当はあのまま施設で生活をしてもいいと言われました、でも私たちがあそこにいると元の雇い主が嗅ぎつけ、迷惑を掛けるかもしれません。
それだけは避けたいのです、ケイイチ殿のスキルはすごいですが心配なのです。
影
「もう少しです、みんな頑張って」
私たちは子供と大人全部で45人います、足での移動なので時間が掛かりましたが何とか村に着くことが出来ました・・・出来たのですが。
影
「そ、そんな」
私たちの村はあったのですが焼け焦げた家などがあるだけの廃墟でした、おそらく私たちが囚われた後襲われたのでしょう。
私たちはその夜、廃墟の村でケイイチ殿から貰ったテントでそれぞれ休むことにしました。
男の子
「お姉ちゃんこれからどうするの?」
私は食事を配りながら男の子に言われましたが言葉を返すことが出来ませんでした・・・取り合えず食事です、鞄から料理を取り出し配っていきます。
ケイイチ殿に施設を出る際、大量に貰いました、それはもう大量にです、村に着くまでは狩りをしてなるべく使わずにいたのです、今日はそんな元気がありません。
みんなに食事を配っていると鞄の中に見慣れない物が入っていました。
影
「あれ?こんな紙入ってたっけ?」
私は紙を出して見てみました、それはケイイチ殿からの手紙でした。
影へ
この手紙にいつ気付くか解らないけど読んだら検討してくれ。
君たちの意思を尊重して見送ったけど、もし村で生活が出来そうもなかったり気が変わったら戻って来い。
俺たちに気を使うことはない、助けると言ったのは俺だ、袋の中に転移水晶が入っているから使ってくれ、いつでも待ってるからな。
影
「ケイイチ殿」
私は涙を拭きながら水晶を出し、みんなを転移させ最後に私が転移しました。
影
「ケイイチ殿」
施設に戻って私はケイイチ殿を探しました、するとケイイチ殿の仲間のルー殿が来てくれた。
ルー
「やっと来ましたね、主が心配していましたよ」
影
「そうでしたか、ケイイチ殿は今おられますか?」
ルー
「今はお出かけ中です、あなた達が来たら今後の事を話し合うようにと言われています、それでどうしますか」
私は、私たちはどうしたらいいでしょうか、もうどこにも行く当てがありません。
ルー
「・・・まだ決められませんか、それでしたらしばらくここで暮らして見るのもいいですよ、主にはそう言っておきます」
影
「うぅ、よろしくお願いします」
私たちは次の日から孤児院の仕事を手伝うことになり、私はその他に戦闘の指南を志願者に教えることになりました。
今後を早く決めなくてはいけません見つかる前に、しかしここまでしてくれたケイイチ殿に、何もしないのは違う気がします。
私はみんなの移住先を決めたらケイイチ殿に恩を返そうと決めました。
今私たちはケイイチ殿に助けてもらい、ある施設で数日を過ごしました。
もう凄い施設でした、お風呂は毎日入れるし食事はすごくおいしいですしもうほんと・・・ですが
ケイイチ
「ほんとに行くのかい?」
影
「はい、私たちは故郷に帰ります」
ケイイチ
「そうか、分かったよ」
またあの悲しそうな顔をして見送ってくれました。
影
「ケイイチ殿」
私はあの悲しそうな顔を忘れられないでいます。
街を離れて数日、昔住んでいた村を目指して私たちは旅の途中です。
本当はあのまま施設で生活をしてもいいと言われました、でも私たちがあそこにいると元の雇い主が嗅ぎつけ、迷惑を掛けるかもしれません。
それだけは避けたいのです、ケイイチ殿のスキルはすごいですが心配なのです。
影
「もう少しです、みんな頑張って」
私たちは子供と大人全部で45人います、足での移動なので時間が掛かりましたが何とか村に着くことが出来ました・・・出来たのですが。
影
「そ、そんな」
私たちの村はあったのですが焼け焦げた家などがあるだけの廃墟でした、おそらく私たちが囚われた後襲われたのでしょう。
私たちはその夜、廃墟の村でケイイチ殿から貰ったテントでそれぞれ休むことにしました。
男の子
「お姉ちゃんこれからどうするの?」
私は食事を配りながら男の子に言われましたが言葉を返すことが出来ませんでした・・・取り合えず食事です、鞄から料理を取り出し配っていきます。
ケイイチ殿に施設を出る際、大量に貰いました、それはもう大量にです、村に着くまでは狩りをしてなるべく使わずにいたのです、今日はそんな元気がありません。
みんなに食事を配っていると鞄の中に見慣れない物が入っていました。
影
「あれ?こんな紙入ってたっけ?」
私は紙を出して見てみました、それはケイイチ殿からの手紙でした。
影へ
この手紙にいつ気付くか解らないけど読んだら検討してくれ。
君たちの意思を尊重して見送ったけど、もし村で生活が出来そうもなかったり気が変わったら戻って来い。
俺たちに気を使うことはない、助けると言ったのは俺だ、袋の中に転移水晶が入っているから使ってくれ、いつでも待ってるからな。
影
「ケイイチ殿」
私は涙を拭きながら水晶を出し、みんなを転移させ最後に私が転移しました。
影
「ケイイチ殿」
施設に戻って私はケイイチ殿を探しました、するとケイイチ殿の仲間のルー殿が来てくれた。
ルー
「やっと来ましたね、主が心配していましたよ」
影
「そうでしたか、ケイイチ殿は今おられますか?」
ルー
「今はお出かけ中です、あなた達が来たら今後の事を話し合うようにと言われています、それでどうしますか」
私は、私たちはどうしたらいいでしょうか、もうどこにも行く当てがありません。
ルー
「・・・まだ決められませんか、それでしたらしばらくここで暮らして見るのもいいですよ、主にはそう言っておきます」
影
「うぅ、よろしくお願いします」
私たちは次の日から孤児院の仕事を手伝うことになり、私はその他に戦闘の指南を志願者に教えることになりました。
今後を早く決めなくてはいけません見つかる前に、しかしここまでしてくれたケイイチ殿に、何もしないのは違う気がします。
私はみんなの移住先を決めたらケイイチ殿に恩を返そうと決めました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3,512
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる