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2章始動
閑話 アレン頑張ります2
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私たちは今、お茶をしている・・・うむ、それはいいのだが、視線がいたいのだよ。
「あなた、その肩に乗ってる鳥はなに?」
「ああそれも今話す、取り敢えずお茶を飲もう」
私は先に入れてもらったコオチャを飲んだ、うん美味いな。
「マコッチのとこで飲んだ時と少し違うのよね、何が違うのかしら?」
「メメに言って、マコッチ自身に聞いてみてはどうだ、ほらメメ」
ガランネに言って見事に肩からメメを離すことに成功した。
「では話そうか・・・どうしたファミーリア」
私がファミーリアを見るとコオチャのカップを見つめて固まっていた、そんな君も美しいな。
「ファミーリア?」
「あ、あなた!これは何処で手に入るの!まだあるのかしら?」
「あああるとも、かなり大量に貰ったから次の配達までもつはずだ」
立ち上がっているファミーリアにそう言ったらホッとしたのか、座ってコオチャを飲み始めた、これはマドレーヌを食べたら、すごいんじゃないのか?
「そっちの菓子も食べてみるといいぞ、とても美味だ」
「変わった形のお菓子ね、(パク、もぐもぐ)!?美味しい!なにこれ」
「ははは、それもかなりもらったぞ、どうだ?これだけでも行ったかいがあっただろ?」
妻と娘は初め反対していたのだ、ガランネを連れて行くとは言え、ダンジョンという危険な所に行くのだ、私の心配をしてくれていたのだよ。
「ファミーリアとケイナには心配をかけたからな、これはその詫びだ、使ってくれ」
そう言って化粧水とシャンプーをテーブルに置いた。
「これは?」
「この飲み物と食べ物をくれた者が譲ってくれたのだ、まだ他には無い物だぞ」
私がそう言ったらすごい顔をしていた、こんな驚いた顔をしたファミーリアを見たのは初めてだな、それにこの品のすごさをすぐに理解する賢さも備えている、いい女だ。
「夜の風呂で使うといい、こっちは寝る前だそうだ」
「そうなの・・・ガランネの変わり様から相当な物なのね」
おっと、そう言えばガランネはもう使っているんだったな・・・それにしても、そんなに分かるか?私にはあまり変わらないように見えるのだが。
「それですまんが、数日後に王都に行こうと思うのだ」
「もう!また出かけるの・・・すぐじゃないわよね?」
心配して言ってくれる君が愛おしいよ。
「ああ、ここで貰った品の検証をしてからになる、それが終わり次第だな」
私がそう言うと嬉しそうに席を立ち、抱き付いてきた。
はぁ~幸せだ。
「良かったわ、あなたがいるのが一番の幸せだもの、でも王都に行くのも危険よ、気を付けてね」
「ああ、出来るだけそうするよ」
口づけをして俺の膝の上でお茶とお菓子を食べながら、貰った品の話をしばらくしているとケイナが走ってきた。
「おおケイナ!どうしたそんなに急いで」
「お、おお、お父様!あれはいったい何なのですか?髪が、こ、ここ、こんなに艶々です!」
「ほんとね、ガランネよりもすごいわ」
どうしてだろうか?質が違うのか?マコッチはそうは言っていなかったが。
「どこで手に入りますかお父様」
「あなた!今すぐここにその道とやらを繋げてちょうだい」
おう!二人が怖い顔をして近づいてきた、そんな君たちを見るのも初めてだな。
「いつかそうするさ、まずは検証をしてからだぞ」
「もう!じゃあ早くそれをしましょ」
「どういうことですかお母さま?」
ファミーリアとケイナが話をした後、ケイナがマドレーヌを食べて驚いていた。
楽しそうにしている二人を見ながら考えていた。
私にとってマコッチはまさに女神だ!
領内は食糧難ではないが、あまり裕福ではなく、周りは金にうるさい者や戦争を仕掛けてくる者ばかり。
まぁおかげでガランネも退屈しなくて済んでいるが、戦争は兎に角人と金を大量に使うのだ、だからあまり戦争はしたくない、それなのに奴らは仕掛けてくる。
今は落ち着いているが、その内また来るだろう、次仕掛けてきたらかなり楽だがな。
仕掛けてくるのは北と西の領主で北はマコッチが抑えてくれるそうだ。
西だけならガランネが行くだけで逃げるだろう、北と足並みをそろえて攻めてきているだけなのだ。
国が違うからまぁ当然だな。
ファミーリアたちには道はまだ作らないと言ったが、実はもうこの街につながっている、私たちを守るのに必要だとマコッチが言ったからだ、それと商品を信頼のある商人に渡す為でもある。
あの者はすごく頭が良い、ダンジョンマスターでなければ求婚を申し込んでもいいと思ったぞ、ファミーリアが一番だがな、あの者もまた美しかった。
「これから大変だが、これで私の領地は繁栄するだろう、頑張るぞ私は!」
「あなた、その肩に乗ってる鳥はなに?」
「ああそれも今話す、取り敢えずお茶を飲もう」
私は先に入れてもらったコオチャを飲んだ、うん美味いな。
「マコッチのとこで飲んだ時と少し違うのよね、何が違うのかしら?」
「メメに言って、マコッチ自身に聞いてみてはどうだ、ほらメメ」
ガランネに言って見事に肩からメメを離すことに成功した。
「では話そうか・・・どうしたファミーリア」
私がファミーリアを見るとコオチャのカップを見つめて固まっていた、そんな君も美しいな。
「ファミーリア?」
「あ、あなた!これは何処で手に入るの!まだあるのかしら?」
「あああるとも、かなり大量に貰ったから次の配達までもつはずだ」
立ち上がっているファミーリアにそう言ったらホッとしたのか、座ってコオチャを飲み始めた、これはマドレーヌを食べたら、すごいんじゃないのか?
「そっちの菓子も食べてみるといいぞ、とても美味だ」
「変わった形のお菓子ね、(パク、もぐもぐ)!?美味しい!なにこれ」
「ははは、それもかなりもらったぞ、どうだ?これだけでも行ったかいがあっただろ?」
妻と娘は初め反対していたのだ、ガランネを連れて行くとは言え、ダンジョンという危険な所に行くのだ、私の心配をしてくれていたのだよ。
「ファミーリアとケイナには心配をかけたからな、これはその詫びだ、使ってくれ」
そう言って化粧水とシャンプーをテーブルに置いた。
「これは?」
「この飲み物と食べ物をくれた者が譲ってくれたのだ、まだ他には無い物だぞ」
私がそう言ったらすごい顔をしていた、こんな驚いた顔をしたファミーリアを見たのは初めてだな、それにこの品のすごさをすぐに理解する賢さも備えている、いい女だ。
「夜の風呂で使うといい、こっちは寝る前だそうだ」
「そうなの・・・ガランネの変わり様から相当な物なのね」
おっと、そう言えばガランネはもう使っているんだったな・・・それにしても、そんなに分かるか?私にはあまり変わらないように見えるのだが。
「それですまんが、数日後に王都に行こうと思うのだ」
「もう!また出かけるの・・・すぐじゃないわよね?」
心配して言ってくれる君が愛おしいよ。
「ああ、ここで貰った品の検証をしてからになる、それが終わり次第だな」
私がそう言うと嬉しそうに席を立ち、抱き付いてきた。
はぁ~幸せだ。
「良かったわ、あなたがいるのが一番の幸せだもの、でも王都に行くのも危険よ、気を付けてね」
「ああ、出来るだけそうするよ」
口づけをして俺の膝の上でお茶とお菓子を食べながら、貰った品の話をしばらくしているとケイナが走ってきた。
「おおケイナ!どうしたそんなに急いで」
「お、おお、お父様!あれはいったい何なのですか?髪が、こ、ここ、こんなに艶々です!」
「ほんとね、ガランネよりもすごいわ」
どうしてだろうか?質が違うのか?マコッチはそうは言っていなかったが。
「どこで手に入りますかお父様」
「あなた!今すぐここにその道とやらを繋げてちょうだい」
おう!二人が怖い顔をして近づいてきた、そんな君たちを見るのも初めてだな。
「いつかそうするさ、まずは検証をしてからだぞ」
「もう!じゃあ早くそれをしましょ」
「どういうことですかお母さま?」
ファミーリアとケイナが話をした後、ケイナがマドレーヌを食べて驚いていた。
楽しそうにしている二人を見ながら考えていた。
私にとってマコッチはまさに女神だ!
領内は食糧難ではないが、あまり裕福ではなく、周りは金にうるさい者や戦争を仕掛けてくる者ばかり。
まぁおかげでガランネも退屈しなくて済んでいるが、戦争は兎に角人と金を大量に使うのだ、だからあまり戦争はしたくない、それなのに奴らは仕掛けてくる。
今は落ち着いているが、その内また来るだろう、次仕掛けてきたらかなり楽だがな。
仕掛けてくるのは北と西の領主で北はマコッチが抑えてくれるそうだ。
西だけならガランネが行くだけで逃げるだろう、北と足並みをそろえて攻めてきているだけなのだ。
国が違うからまぁ当然だな。
ファミーリアたちには道はまだ作らないと言ったが、実はもうこの街につながっている、私たちを守るのに必要だとマコッチが言ったからだ、それと商品を信頼のある商人に渡す為でもある。
あの者はすごく頭が良い、ダンジョンマスターでなければ求婚を申し込んでもいいと思ったぞ、ファミーリアが一番だがな、あの者もまた美しかった。
「これから大変だが、これで私の領地は繁栄するだろう、頑張るぞ私は!」
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