143 / 372
6章不穏
114話 新任教師
しおりを挟む
「はぁ~すごく大きな学園ね、日本の大学以上だわ」
どうもマコッチことケティーです、私は今ベルティーナとの約束通りにエントロス国の魔法学園に来ています。
それがもうすごいの!城って程の高さはないけど広さがハンパじゃないの、コルル街よりも大きいんじゃないかしら?
「門で待っててくださいって話だったけど、誰も来ないわね・・・それに」
私は周りを見渡しました。
周りには話をしながら歩いている黒いローブの学生たちがいます、こっちをじろじろ見てるんですよ。
「おい!なんだあのちっこいの」
「さぁ~?どっかの召喚獣か使い魔じゃない?」
っと遠くで学生がひそひそと話していて、視線がとても痛いんですよ。
まぁこの容姿はクマの人形ですからわかりますけど、君たちそんなに見ていると次の授業に遅れますよ、ってくらいずっと見ています。
「あなた達早く授業に行きなさい」
遠くから歩いてきた教師っぽい服の女の人が、生徒に言いながら私の方に来ました、随分服が向こうよりね、もしかして前の転生者にそういった人がいたのかな?それとも広めただけとか。
「あなたが話にあった新任教師ですか」
眼鏡を釣り上げて私を見てきました、ちょっと怒ってもいるのかな?どうしてかしら。
「そうですケティーって言います、よろしくお願いします」
「フン礼儀はちゃんとしてるのね、いいわ付いてきなさい」
私が一礼をして挨拶したら、また眼鏡を上げて言ったと思ったら歩いて行っちゃったわ、ちょちょっとあなたの名前は!?
「どうしました、早くしなさい、もうすぐ式が始まりますよ」
私の心情を悟って貰えないまま、式が行われる場所に向かいました。
「まるで闘技場ね」
10分位歩いて着いた場所は、まさに闘技場って感じで中央に少し高くなった舞台があります、その舞台の上に先生たちが座っていますね、生徒も数名混ざってるから挨拶をする子かな。
そして舞台をぐるっと囲んで観客席があって生徒たちが正面に沢山座ってます、全校生徒ではないですね、新入生かな。
「あなたの席はここです、呼ばれたらあそこに見える円に行き話しなさい」
ちょっと怒ってる眼鏡先生が指を刺して説明してくれました、あそこで話すの?あれで遠くに座ってる生徒は聞こえるかな?
「長いわぁ~」
式が始まってしばらく経ちます、まぁこういった行事は長いのが定番よね。
今は在校生の代表が挨拶をしていますよ、私の紹介は最後だという話なのでこれが終わってからですね。
「では新しく入る教師を紹介します、ケティーさん」
「はい」
私は返事をして円に入りました、やっぱり何もないわ。
さっきからずっと疑問に思っていたの、マイクもないのに話してる人の声が響いてるのよ、スイちゃんの念話とはまた違った感じで声を大きくするって感じね、これはきっと魔法ね。
これを使えば私のバトラーがまた使い易くなるわね、うふふ。
「皆さんご紹介にあずかりましたケティーです、これからよろしくお願いしますね、じゃあこれで」
私が普通に簡潔に終わらせようと挨拶をしたら、生徒の席がすっごいザワザワしています。
「ちょっちょっとケティーさん待ってください」
何故か司会の人が私を止めてきました。
「なんですか?ちゃんと挨拶しましたよ」
「そ、そうですけど・・・あなたどう見ても本人ではないですよね?そこら辺を説明してください」
ああそういうことね、まぁ確かに説明は必要かな?
「分かりました」
私は円の中央にまた立ってやりなおしましたよ。
「え~皆さんもお気づきとは思いますが、私はケティー本人ではありません、訳あって代わりの体でここに来ました」
私が説明すると教師もザワザワしています、もしかして代わりの体を操作って珍しいのかな?
「ですが皆さんに教えるのに支障はありません、安心してくださいね・・・これくらいでいいですか?司会の人」
私は説明を終わらせて司会者を見ました、引きつった顔で頷いています。
召喚獣とかとどう違うのかな?同じだと思うんだけど。
「ではあなたにはお話しの通り新入生の1組を担当してもらいます」
式が終わり、私は今あの怒っている眼鏡教師に付いて歩いています、怒りながら説明してくれているので、私は取り敢えずず頷いておきました、おかしくないかな?普通新任の教師に新入生を担当させるかな。
「どうしたのですかケティー先生」
「取り敢えず言いたいことは色々あるのですけど、まずあなたの名前はなんて言いますか?眼鏡の人」
私がそう言ったら眼鏡を上げて笑顔になりました、何故に!?っていうか笑顔が引きつってて怖いよ。
「私はあなたの指導を任せられましたイビルディアです、以後よろしく」
普通に話してるのに笑顔が怖いです、怒っている時の方がまだ良かったわ、なんでこんなに笑顔を引きつらせてるの?
「ここがあなたの担当するクラスです、頑張りなさい」
「はい」
怒ったままで激励を貰いました、いい人な気がするんだけど、どうしていつも怒ってるのかな?美人なんだからもっとリラックスすればいいのに。
「まあいいか、入ろ」
少し取っ手が高い扉を開けて中に入ると段になっている席に生徒が座っていました、普通はお喋りしてるものじゃないかな?
みんな自分の席に着いてジッとこっちを見ています。
【所持DP】
4兆5423億5120万315P
【D P収入】
冒険者
300万P
吸収率7倍効果
300万P⇒2100万P
15日分
3億1500万P
ベルズの村
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
15日
47億2500万P
兵士
8億P
村
1億P
街
5億P
仮街1
8億P
吸収率7倍効果
22億P⇒154億P
15日分
2310億P
【DP使用】
その他
3億P
【残りDP】
4兆7783億9120万315P
どうもマコッチことケティーです、私は今ベルティーナとの約束通りにエントロス国の魔法学園に来ています。
それがもうすごいの!城って程の高さはないけど広さがハンパじゃないの、コルル街よりも大きいんじゃないかしら?
「門で待っててくださいって話だったけど、誰も来ないわね・・・それに」
私は周りを見渡しました。
周りには話をしながら歩いている黒いローブの学生たちがいます、こっちをじろじろ見てるんですよ。
「おい!なんだあのちっこいの」
「さぁ~?どっかの召喚獣か使い魔じゃない?」
っと遠くで学生がひそひそと話していて、視線がとても痛いんですよ。
まぁこの容姿はクマの人形ですからわかりますけど、君たちそんなに見ていると次の授業に遅れますよ、ってくらいずっと見ています。
「あなた達早く授業に行きなさい」
遠くから歩いてきた教師っぽい服の女の人が、生徒に言いながら私の方に来ました、随分服が向こうよりね、もしかして前の転生者にそういった人がいたのかな?それとも広めただけとか。
「あなたが話にあった新任教師ですか」
眼鏡を釣り上げて私を見てきました、ちょっと怒ってもいるのかな?どうしてかしら。
「そうですケティーって言います、よろしくお願いします」
「フン礼儀はちゃんとしてるのね、いいわ付いてきなさい」
私が一礼をして挨拶したら、また眼鏡を上げて言ったと思ったら歩いて行っちゃったわ、ちょちょっとあなたの名前は!?
「どうしました、早くしなさい、もうすぐ式が始まりますよ」
私の心情を悟って貰えないまま、式が行われる場所に向かいました。
「まるで闘技場ね」
10分位歩いて着いた場所は、まさに闘技場って感じで中央に少し高くなった舞台があります、その舞台の上に先生たちが座っていますね、生徒も数名混ざってるから挨拶をする子かな。
そして舞台をぐるっと囲んで観客席があって生徒たちが正面に沢山座ってます、全校生徒ではないですね、新入生かな。
「あなたの席はここです、呼ばれたらあそこに見える円に行き話しなさい」
ちょっと怒ってる眼鏡先生が指を刺して説明してくれました、あそこで話すの?あれで遠くに座ってる生徒は聞こえるかな?
「長いわぁ~」
式が始まってしばらく経ちます、まぁこういった行事は長いのが定番よね。
今は在校生の代表が挨拶をしていますよ、私の紹介は最後だという話なのでこれが終わってからですね。
「では新しく入る教師を紹介します、ケティーさん」
「はい」
私は返事をして円に入りました、やっぱり何もないわ。
さっきからずっと疑問に思っていたの、マイクもないのに話してる人の声が響いてるのよ、スイちゃんの念話とはまた違った感じで声を大きくするって感じね、これはきっと魔法ね。
これを使えば私のバトラーがまた使い易くなるわね、うふふ。
「皆さんご紹介にあずかりましたケティーです、これからよろしくお願いしますね、じゃあこれで」
私が普通に簡潔に終わらせようと挨拶をしたら、生徒の席がすっごいザワザワしています。
「ちょっちょっとケティーさん待ってください」
何故か司会の人が私を止めてきました。
「なんですか?ちゃんと挨拶しましたよ」
「そ、そうですけど・・・あなたどう見ても本人ではないですよね?そこら辺を説明してください」
ああそういうことね、まぁ確かに説明は必要かな?
「分かりました」
私は円の中央にまた立ってやりなおしましたよ。
「え~皆さんもお気づきとは思いますが、私はケティー本人ではありません、訳あって代わりの体でここに来ました」
私が説明すると教師もザワザワしています、もしかして代わりの体を操作って珍しいのかな?
「ですが皆さんに教えるのに支障はありません、安心してくださいね・・・これくらいでいいですか?司会の人」
私は説明を終わらせて司会者を見ました、引きつった顔で頷いています。
召喚獣とかとどう違うのかな?同じだと思うんだけど。
「ではあなたにはお話しの通り新入生の1組を担当してもらいます」
式が終わり、私は今あの怒っている眼鏡教師に付いて歩いています、怒りながら説明してくれているので、私は取り敢えずず頷いておきました、おかしくないかな?普通新任の教師に新入生を担当させるかな。
「どうしたのですかケティー先生」
「取り敢えず言いたいことは色々あるのですけど、まずあなたの名前はなんて言いますか?眼鏡の人」
私がそう言ったら眼鏡を上げて笑顔になりました、何故に!?っていうか笑顔が引きつってて怖いよ。
「私はあなたの指導を任せられましたイビルディアです、以後よろしく」
普通に話してるのに笑顔が怖いです、怒っている時の方がまだ良かったわ、なんでこんなに笑顔を引きつらせてるの?
「ここがあなたの担当するクラスです、頑張りなさい」
「はい」
怒ったままで激励を貰いました、いい人な気がするんだけど、どうしていつも怒ってるのかな?美人なんだからもっとリラックスすればいいのに。
「まあいいか、入ろ」
少し取っ手が高い扉を開けて中に入ると段になっている席に生徒が座っていました、普通はお喋りしてるものじゃないかな?
みんな自分の席に着いてジッとこっちを見ています。
【所持DP】
4兆5423億5120万315P
【D P収入】
冒険者
300万P
吸収率7倍効果
300万P⇒2100万P
15日分
3億1500万P
ベルズの村
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
15日
47億2500万P
兵士
8億P
村
1億P
街
5億P
仮街1
8億P
吸収率7倍効果
22億P⇒154億P
15日分
2310億P
【DP使用】
その他
3億P
【残りDP】
4兆7783億9120万315P
応援ありがとうございます!
2
お気に入りに追加
3,151
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる