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最終章 それぞれ
278話 タマの今後
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「凄かったなぁあの戦艦」
どうもタマです、僕たちはあの戦いから帰ってきて今、一番近くの街にいます。
「それだけじゃないですよタマ様、この装備もですほんとにもらっていいのかチーナ」
みんながチーナを見てるよ、僕たちは今かなりすごい装備を着けています、まぁ分かりますよねあの時の装備ですよ。
「もちろんよ、みんなならぜひ貰ってほしいわ、(問題はあっちなのよ、まったくブツブツ)」
最後の方は聞こえなかったんだけど、どうやら何かあったようだね。
「これからどうする?」
「そうだなアーチェス、タマ様これからどうされますか?」
アータスがアーチェスの意見を僕に聞いてきたんだけど。
「どうしようか、この装備で国に帰っても問題ないかなエンドル」
「う!?・・・恐らく装備は国宝として回収かと」
そう聞いてみんながいやそうな顔をしました、エンドルが言うには平和になったので象徴的な物を作るのに丁度良いとか。
「それは嫌」
「アーチェスの言う通りだ!どうして渡さねばならん、エンドル何とかならないのか」
タロロは何も言わないけど、いやそうだね。
「すまないみんな、タマさまもすみませんどうしてもそこは曲げられないそうです」
エンドルがその理由を話してくれたよ、なんでも聖女様の召喚をしないって事が決まったらしいんだけど、そこで大臣たちの力を見せるためにこの提案は下げるわけにはいかないんだって。
「何だそれは!?どうにかならないのかエンドル」
「仕方ないのよ、マコット商会にばかり功績を取られてる今、これ以上貴族の名誉を下げるわけにはいかないの、タロロもごめんね」
エンドルがタロロを撫でようとして逃げられていた、タロロにしては珍しく拒否したな、まぁしょうがないよ。
「うぅ・・・しかしその分報酬も交渉できます、かなり吹っ掛けましょう」
エンドルがかなりやる気を出したね、タロロに拒否られた時の顔が嘘のようだよ。
「じゃあそこは帰ってからだね、でもそうなるとチーナのベアガイは平気かな?」
「「「「たしかに!?」」」」
皆でチーナを見てしまったよ、まだ何か考えていたみたいだけど直ぐに返事が返ってきた、まぁマコッチがそんなこと考えてないなんてありえないよね。
「私の事は心配ないわ一度みんなから離れるから、後で合流しましょ」
作戦はこうです、チーナがいなくなったが僕たちはあの戦いの報告を国にする、取り敢えず帰ってきたと報告だけをね、そして仲間のチーナを探すためにまた旅に出るって事らしいです。
「そうすれば装備を持ってこれるでしょ(まったくあいつら見てなさいよ)」
「そ、それは良い考えだ、これで行きましょうタマさま」
「そ、そうだねそれで行こう」
チーナの黒い笑顔を見て僕たちは顔を引きつらせてそう答えを出したよ、こんなに怒らせてその人達平気だろうか?名誉の為にマコッチと戦うなんて絶対しない方が良いのに、どうか何事もなく僕たちを出発させてほしいね。
《そしてセルフィルデイルの城に帰ってきて》
「申し訳ないが装備は返すことは出来ん」
「ど、どうしてダメなのですかヤノシュ大臣」
僕たちはあの後1週間かけてセルフィルデイルに帰ってきました、そして最初に装備を外して大臣に会えって言われた時から嫌な予感はしてたんだ、ヤノシュって大臣に作戦であるチーナ捜索に出るから装備を返せって言ったらこれだよ、そして今大臣からの返答を聞いてエンドルがすごい剣幕でテーブルをたたき大臣に言っています。
「済まないがこれは国の決定なのだ、金は十分に払うそれで新しい装備を買い出発してくれ」
「僕たちの仲間を捜索するのはそれほど危険はないって事ですか?」
僕は嫌味を言うように言ってやった、つまりはそう言う事でしょ、国の貴族の方が大事って事だよ。
「う、うむ済まないがそう言う事だ、しかしこの国には素晴らしい装備がそろっている、マコット商会のおかげでな、さすがにそなたらの装備には及ばないが十分補えるであろう」
そう言ってベルを鳴らしたら扉が開いて執事の人が袋を4つテーブルに置いたよ、中はお金が入っているんだろうね音がした。
「1袋に白金貨50枚入っている、それで装備を買い出発してくれ、帰ってきたら爵位の話をしようじゃないか」
それを聞いて僕はかなり怒りが湧いてきたよ、まぁどうしても装備を渡せないと言って来た時から怒ってたけどね。
「気に入らんな大臣」
「そ、それはどういうことだエンドル」
僕が言う前にエンドルが殺気を出しながら言ったよ、エンドルも僕と同じで怒ってるんだね。
「1つ50枚と言ったか?どうして5つではないんだ大臣!大臣は初めからチーナの分を入れていない、私たちの仲間を侮辱した行動だ」
「そ、そんな事は」
「もういい!行くぞみんな」
エンドルが最後まで聞かないまま部屋を出て行ったよ、他のみんなもだね。
「この国がこんなに腐っていたとは思わなかった、私は貴族として恥ずかしい」
歩きながらエンドルが怒鳴ってるよ、まぁ気持ちは分かるよ。
「落ち着いてエンドル」
「そうだぞエンドル、怒っていてもしょうがない早くチーナと合流しよう」
アーチェスとアータスがエンドルを宥めてるよ、でもこれからどうしよう、もうここには帰ってきたくないけどエンドルの事を考えるとそれも難しいかな。
「決めたぞアータス、私はこの国を出る!もうここには居たくない」
みんながそれを聞いて驚かなかった、当然だよねチーナを仲間と認めなかった国だもんね。
「そうだね、じゃあチーナを連れてみんなで旅に出よう、きっと楽しいよ」
僕が最後にそう言ってチーナとの待ち合わせの場所、マコット商会の店に行きました。
「待ってたわみんな、じゃあこれを渡すわね」
店員の獣人さんが僕たちの知ってる装備を運んできました。
「ど、どうしてこれがここにあるんだ!?」
「エンドルそんなに驚かないでよ」
「いや驚くだろチーナ、これは今城にあるはずの物だ」
アータスが更に言ってくれた、そうなんだ今運ばれた装備は僕たちが国に取られた装備と同じ物なんだよ、それがどうしてここにあるのさ。
「何言ってるの?こんなの何個も持ってるわよ、私を誰だと思ってるのよ、ほんとは返してくれることを期待したんだけど、もういいわ」
チーナがそう言って胸を張ってるよ、そう言えば僕が貰ったマジックバッグの中身もすごかったね。
「じゃ、じゃあもっとすごい物もあるのかな?」
「それはあるわよタロロ、でも今出せるのはこれが限界、みんながもっと強くなったら渡すわね」
説明されながら僕たちは装備を着けていったんだけど、これよりもすごい装備っていったいどんな物があるのさ、だってこれってオリハルコンでしょ。
「みんな装備したわね、じゃあ次よどっちに乗って旅をしたい?」
そう言って後ろのカーテンが開かれたよ、みんなが驚いてるよ。
「それってなんなのチーナ」
「説明するわねエンドル、これは飛空艇だよ」
名前を聞いてもみんなが分かってないね、僕は知ってるよ、それも普通の飛空艇じゃない。
「ゼ〇ーナじゃないかチーナ、これはまずいよ」
「あらタマさまは知ってるか、でも名前は違うわよこれはねゼラチンって言うの」
名前の問題じゃないよ、ほとんど同じ形じゃないか、違うとしたら操縦室が上にないことくらいだよ。
「タマさまは知ってるんだな、それでそっちの馬車は普通ね」
みんなが先に進んだよ、僕はそれどころじゃないけどね。
「そっちのは自動馬車なの、馬が要らなくて設定した所に走ってくれるわ」
そう聞いてみんなが驚いてるよ、ゼラチンに比べたら普通だよ僕としてはね、自動車の馬車版って事でしょ。
「タマ様」
「アーチェス僕を見ないでよ」
アーチェスがゼラチンをチラチラ見ながら僕を呼んだよ、こんなの決まってるような物だよね。
「空を飛んで冒険か・・・まぁ良いかどうせこの装備だしね」
「ん、賛成」
こうして僕たちは異世界をゼラチンって言う戦艦(飛空艇)で冒険する冒険者になったんだ。
どうもタマです、僕たちはあの戦いから帰ってきて今、一番近くの街にいます。
「それだけじゃないですよタマ様、この装備もですほんとにもらっていいのかチーナ」
みんながチーナを見てるよ、僕たちは今かなりすごい装備を着けています、まぁ分かりますよねあの時の装備ですよ。
「もちろんよ、みんなならぜひ貰ってほしいわ、(問題はあっちなのよ、まったくブツブツ)」
最後の方は聞こえなかったんだけど、どうやら何かあったようだね。
「これからどうする?」
「そうだなアーチェス、タマ様これからどうされますか?」
アータスがアーチェスの意見を僕に聞いてきたんだけど。
「どうしようか、この装備で国に帰っても問題ないかなエンドル」
「う!?・・・恐らく装備は国宝として回収かと」
そう聞いてみんながいやそうな顔をしました、エンドルが言うには平和になったので象徴的な物を作るのに丁度良いとか。
「それは嫌」
「アーチェスの言う通りだ!どうして渡さねばならん、エンドル何とかならないのか」
タロロは何も言わないけど、いやそうだね。
「すまないみんな、タマさまもすみませんどうしてもそこは曲げられないそうです」
エンドルがその理由を話してくれたよ、なんでも聖女様の召喚をしないって事が決まったらしいんだけど、そこで大臣たちの力を見せるためにこの提案は下げるわけにはいかないんだって。
「何だそれは!?どうにかならないのかエンドル」
「仕方ないのよ、マコット商会にばかり功績を取られてる今、これ以上貴族の名誉を下げるわけにはいかないの、タロロもごめんね」
エンドルがタロロを撫でようとして逃げられていた、タロロにしては珍しく拒否したな、まぁしょうがないよ。
「うぅ・・・しかしその分報酬も交渉できます、かなり吹っ掛けましょう」
エンドルがかなりやる気を出したね、タロロに拒否られた時の顔が嘘のようだよ。
「じゃあそこは帰ってからだね、でもそうなるとチーナのベアガイは平気かな?」
「「「「たしかに!?」」」」
皆でチーナを見てしまったよ、まだ何か考えていたみたいだけど直ぐに返事が返ってきた、まぁマコッチがそんなこと考えてないなんてありえないよね。
「私の事は心配ないわ一度みんなから離れるから、後で合流しましょ」
作戦はこうです、チーナがいなくなったが僕たちはあの戦いの報告を国にする、取り敢えず帰ってきたと報告だけをね、そして仲間のチーナを探すためにまた旅に出るって事らしいです。
「そうすれば装備を持ってこれるでしょ(まったくあいつら見てなさいよ)」
「そ、それは良い考えだ、これで行きましょうタマさま」
「そ、そうだねそれで行こう」
チーナの黒い笑顔を見て僕たちは顔を引きつらせてそう答えを出したよ、こんなに怒らせてその人達平気だろうか?名誉の為にマコッチと戦うなんて絶対しない方が良いのに、どうか何事もなく僕たちを出発させてほしいね。
《そしてセルフィルデイルの城に帰ってきて》
「申し訳ないが装備は返すことは出来ん」
「ど、どうしてダメなのですかヤノシュ大臣」
僕たちはあの後1週間かけてセルフィルデイルに帰ってきました、そして最初に装備を外して大臣に会えって言われた時から嫌な予感はしてたんだ、ヤノシュって大臣に作戦であるチーナ捜索に出るから装備を返せって言ったらこれだよ、そして今大臣からの返答を聞いてエンドルがすごい剣幕でテーブルをたたき大臣に言っています。
「済まないがこれは国の決定なのだ、金は十分に払うそれで新しい装備を買い出発してくれ」
「僕たちの仲間を捜索するのはそれほど危険はないって事ですか?」
僕は嫌味を言うように言ってやった、つまりはそう言う事でしょ、国の貴族の方が大事って事だよ。
「う、うむ済まないがそう言う事だ、しかしこの国には素晴らしい装備がそろっている、マコット商会のおかげでな、さすがにそなたらの装備には及ばないが十分補えるであろう」
そう言ってベルを鳴らしたら扉が開いて執事の人が袋を4つテーブルに置いたよ、中はお金が入っているんだろうね音がした。
「1袋に白金貨50枚入っている、それで装備を買い出発してくれ、帰ってきたら爵位の話をしようじゃないか」
それを聞いて僕はかなり怒りが湧いてきたよ、まぁどうしても装備を渡せないと言って来た時から怒ってたけどね。
「気に入らんな大臣」
「そ、それはどういうことだエンドル」
僕が言う前にエンドルが殺気を出しながら言ったよ、エンドルも僕と同じで怒ってるんだね。
「1つ50枚と言ったか?どうして5つではないんだ大臣!大臣は初めからチーナの分を入れていない、私たちの仲間を侮辱した行動だ」
「そ、そんな事は」
「もういい!行くぞみんな」
エンドルが最後まで聞かないまま部屋を出て行ったよ、他のみんなもだね。
「この国がこんなに腐っていたとは思わなかった、私は貴族として恥ずかしい」
歩きながらエンドルが怒鳴ってるよ、まぁ気持ちは分かるよ。
「落ち着いてエンドル」
「そうだぞエンドル、怒っていてもしょうがない早くチーナと合流しよう」
アーチェスとアータスがエンドルを宥めてるよ、でもこれからどうしよう、もうここには帰ってきたくないけどエンドルの事を考えるとそれも難しいかな。
「決めたぞアータス、私はこの国を出る!もうここには居たくない」
みんながそれを聞いて驚かなかった、当然だよねチーナを仲間と認めなかった国だもんね。
「そうだね、じゃあチーナを連れてみんなで旅に出よう、きっと楽しいよ」
僕が最後にそう言ってチーナとの待ち合わせの場所、マコット商会の店に行きました。
「待ってたわみんな、じゃあこれを渡すわね」
店員の獣人さんが僕たちの知ってる装備を運んできました。
「ど、どうしてこれがここにあるんだ!?」
「エンドルそんなに驚かないでよ」
「いや驚くだろチーナ、これは今城にあるはずの物だ」
アータスが更に言ってくれた、そうなんだ今運ばれた装備は僕たちが国に取られた装備と同じ物なんだよ、それがどうしてここにあるのさ。
「何言ってるの?こんなの何個も持ってるわよ、私を誰だと思ってるのよ、ほんとは返してくれることを期待したんだけど、もういいわ」
チーナがそう言って胸を張ってるよ、そう言えば僕が貰ったマジックバッグの中身もすごかったね。
「じゃ、じゃあもっとすごい物もあるのかな?」
「それはあるわよタロロ、でも今出せるのはこれが限界、みんながもっと強くなったら渡すわね」
説明されながら僕たちは装備を着けていったんだけど、これよりもすごい装備っていったいどんな物があるのさ、だってこれってオリハルコンでしょ。
「みんな装備したわね、じゃあ次よどっちに乗って旅をしたい?」
そう言って後ろのカーテンが開かれたよ、みんなが驚いてるよ。
「それってなんなのチーナ」
「説明するわねエンドル、これは飛空艇だよ」
名前を聞いてもみんなが分かってないね、僕は知ってるよ、それも普通の飛空艇じゃない。
「ゼ〇ーナじゃないかチーナ、これはまずいよ」
「あらタマさまは知ってるか、でも名前は違うわよこれはねゼラチンって言うの」
名前の問題じゃないよ、ほとんど同じ形じゃないか、違うとしたら操縦室が上にないことくらいだよ。
「タマさまは知ってるんだな、それでそっちの馬車は普通ね」
みんなが先に進んだよ、僕はそれどころじゃないけどね。
「そっちのは自動馬車なの、馬が要らなくて設定した所に走ってくれるわ」
そう聞いてみんなが驚いてるよ、ゼラチンに比べたら普通だよ僕としてはね、自動車の馬車版って事でしょ。
「タマ様」
「アーチェス僕を見ないでよ」
アーチェスがゼラチンをチラチラ見ながら僕を呼んだよ、こんなの決まってるような物だよね。
「空を飛んで冒険か・・・まぁ良いかどうせこの装備だしね」
「ん、賛成」
こうして僕たちは異世界をゼラチンって言う戦艦(飛空艇)で冒険する冒険者になったんだ。
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