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【アリエルside】天使?小悪魔?いや、嫁にしたい!
しおりを挟む帰るとリシェがいるというだけで、こんなにも嬉しいものなのか・・・さぁ、帰ってきたぞ。リシェはどこだ?・・・って・・・駆け寄ってきたではないか!
「団長様、おかえりなさいませ!」
はわぁぁぁ・・・嫁に迎えられる夫ってこんな幸せな気分を味わっているのか・・・しかし、リシェ、可愛いがすぎるぞ!このまま抱きしめてしまいたい!
今日は屋敷では問題はなかったのだろうか?ハイド、なぜリシェを見るんだ?何かあったのだろうか?辛かった事を思い出して一人で泣いてしまったのか?
なに!?俺の帰りをソワソワして待っていただと!?俺の帰りが待ち遠しかったとでも言うのか?いや、今の返事はハイドに言わされただけだ。勘違いするな、俺。
えっ、一緒に食事したいから待っていた?なんだって!?じゃあさっきの待っていたも本当なのか?こ?これは・・・本気にしていいのか?誰か教えてくれ!!
とりあえず落ち着け、俺。一旦部屋に戻って着替えよう。そして気持ちを落ち着けさせよう。はぁ、なんか力が抜ける・・・
「か、可愛いがすぎるだろう・・・どこまで本気にしていいんだ?ルクストが嫌いな奴にはキスしないとか言ってたな。嫌われてはいないという事だよな?でも好きかどうかはわからん。童貞のオッサンをからかっているだけかもしれんしな。はぁ・・・可愛い・・・リシェが可愛い・・・可愛いを過剰摂取してる気がする。
さて着替えた、ダイニングに行くか・・・ちょっと待て!なんでここにリシェがいるんだ!?部屋の前で待ってるなんて思うわけないだろう!しかもいつからいたんだ?もしかして玄関からずっとついてきていたとか言わないよな?俺と一緒にいたい?違うよな?ちょっと待て・・・俺の独り言聞かれたんじゃないか!?
ま、ま、待ってくれ!なんなんだこの状況、聞いてない!!まさか手を繋ぐなんて・・・初めてだ・・・手・・・小さいな。抱き上げてはいたが手を繋いだのは初めてだ・・・いいな・・・このまま離したくない。この手をとるのは俺だけであってほしい。しかし、リシェは俺をドキドキさせる天才だな。天使かと思えば小悪魔にもなる。もう、俺はお前に夢中だ。
このままダイニングまで来てしまった。ハイド、フローラ、そんな目で見るな!仕方ないだろうが、俺は天使もとい小悪魔リシェに、ドキドキさせられっぱなしなんだ!
リシェはフローラとの買い物が楽しかったようだな。何を買ったんだろうか?
フローラが案内してあげればと提案してきたのに、そっけない返事をしてしまった・・・違うんだ、俺はお前とデートがしたい!お前と手を繋いで恋人みたいにデートがしたい。俺が忙しいから無理しなくてもなんてリシェが言ってるが、そんなのどうにだってなる。今の俺の第一優先はリシェだ。何よりもリシェとのデートが最重要案件だ!早速、明日時間をとるぞ。リシェは嬉しそうだな・・・しかし・・・俺はヘタレなのか?なぜデートだと言えないのだ・・・街案内なんて俺じゃなくたってできるじゃないか。いや、それでもその役は誰にもさせるつもりはないが。でも、もっと甘い雰囲気になりたいな。はぁ・・・俺リシェが拒まない事をいいことに、どんどん欲がでてきているな・・・本当にリシェを嫁にしたい、ずっと一緒にいたい。俺だけを頼って俺だけを好きでいてほしい。俺だけのリシェにしたい。お前は今何を考えているんだ?俺の事どう思ってるんだ?もう、俺は・・・俺の嫁はお前しか考えられん・・・リシェ・・・俺を選んでくれないか?
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次回
泣いた時じゃないとダメですか?
今なのか!?
応援ありがとうございます!
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