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14.二人の未来を紡ぐ

250.二人の幸せお風呂タイム

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ジョンはソファのアキラを抱きかかえると、お風呂場につれていきバスチェアに降ろす。

フワフワの泡でアキラの体を洗っていく。

「ふふっくすぐったいよぅ」

アキラは首元や足の付け根なんかを洗われると身悶えてしまう。
シャワーで流されて、バスタブに手を持ってエスコートされる。

「本当にお姫様みたいな扱いだね?
王子様は一緒に入らないの?」

ジョンは上半身は裸だが、下はいつものハーフパンツを履いている。

「うん、ちょっとシーツだけ交換してきていいかな?まだ途中なんだよ

アキラはゆっくり入っててね、ほら昨日無理させちゃったでしょ?
腰にもいいから、温まってね?」


昨日のことを思い出すと顔が熱くなる。

抜かずに3発を自分がやられるとは思ってもみなかった。
最後の方はほとんど記憶にない…
たぶんずっと泣いていた気がする…


お言葉に甘えてバスタブにゆっくりと肩まで浸かる。

このまま寝てしまいたくなるけど危ないよなぁっと思っていると
焦った様子でジョンが戻ってきた。

「大丈夫?気失ってない?びっくりしたぁ
やっぱり一緒に入るよ、心配になってきた。」

ジョンはざっと体を洗うとバスタブに入ってアキラを抱きしめるように浸かる。


「ふぅ~気持ちいい
アキラごめんね、目が腫れちゃってるね
昨日いっぱい泣かせちゃったから」

ジョンはアキラの目を優しく撫でる。
目は赤く腫れぼったくなっている。

「大丈夫だよ?僕の目はいつもだいたい半開きだよ?
少々腫れても変わらなくない?」

ジョンは小さくため息をもらす

「変わるよ~あとでアイスノンで冷やそうね?
アキラ眠いの?寝直す?」

ジョンに抱きしめられながらアキラはフワフワと揺れている。

「ん~眠い~でも会長たちに二日酔い用ポーション作りたい。」

「おじいちゃんたちは来るの昼過ぎなら、1時間くらい寝れるんじゃない?

僕が起こしてあげるよ
それとも、ポーションはそんなに時間かかるやつ?」

アキラは頭の中でレシピを思い返す。

吐気止めと頭痛止めあとは利尿作用、吐きまくってるみたいだから胃の方も心配だなぁ…

「ん~1時間半みとけばいけるかな?
………眠い」

「もう半分寝てるじゃん!
ほらベッドに行こうね、お風呂場で溺れたら大変だよ」
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