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31.番う軌跡
944.永遠の幸せを (sideバスター)
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「なるほど、なら組の中にそういう部署を作っちゃえばいいんじゃないんですか?
ダークに進言すれば、あいつならトントン拍子で話を進めますよ?うちの会社も人材不足な部署があるし、ダークの組との繋がりも強めたいし、ぜひリクルート部署は作っていただきたいです。」
「あぁ…ならシバから進言してもらいます。私からだとまだ準組合員なんで、いろんな所を通さないといけなくて時間がかかってしまう、はは…なかなか縦社会は難しいですね」
「とりあえずうちの会社へも話ておきますよ、人狼と人間の格差問題に取り組む企業なんてまだ少ないから、マサトさんあたりが喜びそうだ!それに人狼ビジネスは個体数が多いし、繁殖率もいいから個体増加も見込める分これから拡大市場ですからね…
ふふ、バスターさん、いいところに目を付けましたね!それに人間初で組入りなんて、すごく動きやすい位置に入りましたね…めちゃくちゃいいビジネスチャンスですよ!」
ニヤリっとした悪そうな笑顔をアキラさんがしているけど、私はビジネスのために組入りしたわけではないのですが…
でもアキラさんが人狼には悪いようにはしないだろうっと言うことでお願いしておく
あとはダーク様の方はシバに任せてれば大丈夫だろう…
============
「バスターさんはいいんですか?俺が進言してしまって、これはバスターさんが始めたことなのに、俺が進めることになっちゃうから…」
「別にかまわないぞ?私が進めるよりもシバに言ってもらった方がショートカットできるだろ?それに人間の私が組に入って最初からいろいろ始めたら反感を買うだろう?
その点、シバは出世したばかりで、ヤル気溢れているように見えるし、幹部に当たるから反発も少ない、上手く行けばシバのいい実績にもなるじゃないか!」
今日もソファでゆっくりとシバに膝枕をしてもらっている。机にはシバの特製ハーブティーにお茶請けにチョコまで出してくれてて、最高に幸せな時間なのに…シバはどこか不服そうにしている、きっと自分の手柄になるのが後ろめたいのだろう、そんなこと別にいいのに…
「それに、私達はもうすぐ公私共に番うのだろう?なら旦那様に出世してもらったら、内助の功で自ずと私の評価も上がるだろうさ、また私は部会でお姉様方に褒められてしまうよ?
ほらっ、私のためにも頑張っておくれよ、私の可愛い雄様?」
「えっ?あっ…はい!ふふっ、バスターさんはいつもそう…もうっ!そんな可愛い俺の雌は、こうしてやります!!」
私が戯けるようにシバに甘えれば、すぐにシバが顔を真っ赤にしてくれる。本当にシバの反応はずっと可愛くて…、くすくすと笑いが止められない私をシバが怒ったように首や脇をくすぐってくる。
私はもう体をくねらせて笑うしかできなくて、二人でもみくちゃになるように笑い合っていて、幸せで幸せで…
もう今まで生きてきた中で一番幸せな時間に思えるくらい、そんな時間がずっと続いていて、これからの大変なことも辛いことも二人ならなんとでもなるように思えていた。
「愛してます。バスターさん!ずっとずっと一緒ですからね?バスターさんは俺の雌なんだから!!」
シバの言葉があれば、ずっと幸せだと、そう思えてならなかった…ずっと…
ダークに進言すれば、あいつならトントン拍子で話を進めますよ?うちの会社も人材不足な部署があるし、ダークの組との繋がりも強めたいし、ぜひリクルート部署は作っていただきたいです。」
「あぁ…ならシバから進言してもらいます。私からだとまだ準組合員なんで、いろんな所を通さないといけなくて時間がかかってしまう、はは…なかなか縦社会は難しいですね」
「とりあえずうちの会社へも話ておきますよ、人狼と人間の格差問題に取り組む企業なんてまだ少ないから、マサトさんあたりが喜びそうだ!それに人狼ビジネスは個体数が多いし、繁殖率もいいから個体増加も見込める分これから拡大市場ですからね…
ふふ、バスターさん、いいところに目を付けましたね!それに人間初で組入りなんて、すごく動きやすい位置に入りましたね…めちゃくちゃいいビジネスチャンスですよ!」
ニヤリっとした悪そうな笑顔をアキラさんがしているけど、私はビジネスのために組入りしたわけではないのですが…
でもアキラさんが人狼には悪いようにはしないだろうっと言うことでお願いしておく
あとはダーク様の方はシバに任せてれば大丈夫だろう…
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「バスターさんはいいんですか?俺が進言してしまって、これはバスターさんが始めたことなのに、俺が進めることになっちゃうから…」
「別にかまわないぞ?私が進めるよりもシバに言ってもらった方がショートカットできるだろ?それに人間の私が組に入って最初からいろいろ始めたら反感を買うだろう?
その点、シバは出世したばかりで、ヤル気溢れているように見えるし、幹部に当たるから反発も少ない、上手く行けばシバのいい実績にもなるじゃないか!」
今日もソファでゆっくりとシバに膝枕をしてもらっている。机にはシバの特製ハーブティーにお茶請けにチョコまで出してくれてて、最高に幸せな時間なのに…シバはどこか不服そうにしている、きっと自分の手柄になるのが後ろめたいのだろう、そんなこと別にいいのに…
「それに、私達はもうすぐ公私共に番うのだろう?なら旦那様に出世してもらったら、内助の功で自ずと私の評価も上がるだろうさ、また私は部会でお姉様方に褒められてしまうよ?
ほらっ、私のためにも頑張っておくれよ、私の可愛い雄様?」
「えっ?あっ…はい!ふふっ、バスターさんはいつもそう…もうっ!そんな可愛い俺の雌は、こうしてやります!!」
私が戯けるようにシバに甘えれば、すぐにシバが顔を真っ赤にしてくれる。本当にシバの反応はずっと可愛くて…、くすくすと笑いが止められない私をシバが怒ったように首や脇をくすぐってくる。
私はもう体をくねらせて笑うしかできなくて、二人でもみくちゃになるように笑い合っていて、幸せで幸せで…
もう今まで生きてきた中で一番幸せな時間に思えるくらい、そんな時間がずっと続いていて、これからの大変なことも辛いことも二人ならなんとでもなるように思えていた。
「愛してます。バスターさん!ずっとずっと一緒ですからね?バスターさんは俺の雌なんだから!!」
シバの言葉があれば、ずっと幸せだと、そう思えてならなかった…ずっと…
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