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助けて!と叫ぶ御者さんらしい声と、ガコンバコンとぶつかり合う音。
襲撃されてる?!
はっ、音がやんだ。ということは次は・・・。
バーン!
「おっと、抵抗するな!手を挙げて出てくるんだ」
乱暴に馬車の扉を開けた男に命令されて、ジャケットの隠しの中に入れようとしてた手を抜く。
この無意識の行動はテオの条件反射だろうか。
ここに短剣があるの忘れてたけど、それを取ろうとしてたみたいだ。
(ちなみに短剣は、リアンが「大事なものでしょう」と言いながらジャケットをめくってペン差しみたいなとこにしまってくれた。そんなとこに収納できるなんてと驚いた)
ナイフを持った男にしゃくられて出てみれば、外はうっそうとした森のなかで、暗闇のなかにカンテラを持った人や、ナイフを持った人が10人位いた。
みんな口から下を三角布で隠してて、ギャング感がハンパない。
御者さんは、後ろ手に縛られて転がされてた。
ぐったりしてるけど、血は出てないし大きなケガはないみたいだ。
良かった。殺されてなくて。
「これはこれは。お貴族様がこんな夜ふけにこんな寂しい山道を護衛もなしに通るなんて、危険極まりないですぜ?」
はい。今まさに実感してます。
「こんなキレイなおべべ着て、急いでどこ行くんでちゅかー?」
うっ、おちょくられてる。
ぐっと顔を寄せられて、ナイフの先で首もとのスカーフをぴらぴらされる。
あっ、服はやめてほしい。
たぶん王子からの頂き物だし、婚約破棄されてるから返さなきゃいけない気がする。
あれ。これ死んだら返すも返さないもないパターン?
ということは、もうあの美しい人に会えないとか・・・。
もう会えない?
そう思ったら、心のなかで何かが割れる音がした。
なんだろうこの感じ。
テオが胸を痛めてるのか?
「さあ!その高そうな服を置いていけ!」
ナイフでほっぺをペタペタされて、はっとする。
そうだ。今はとにかく生き延びなきゃ。
とりあえず言うことをきこう。
「そうだ。素直にすりゃあ命だけは取らないでやるぜ」
う・・・こわいけど、今はその言葉を信じるしかない。
と思って服に手をかけたのはいいけど。
「おい!さっさと脱げ!」
そう言われても!
この服、脱ぎ方が分からないんですけど・・・!
登場人物
オスカー・エドワード・ルイス・ランバート「碧の王子」
ランバート王国の王太子。
金髪碧眼のザ・王子。つねにキラキラしてる。
剣も魔法も強い。顔も頭もいい。
王太子の婚約者の座をかけて、臣下達の間で熾烈な戦いが水面下で行われていたが、最近やっと婚約者を決めた。
185cm
「私の行く道が王道」
テオ・ノア・ウォールデン「黒い◯◯(←次辺りで出ます)」
ウォールデン公爵家の次男。
代々宰相を務めてる家柄で、今は父が宰相。
宰相は長男のアルフレッドが継ぐので、将来は領地に引きこもろうと考えていた。
黒髪黒目。細マッチョ。
一見地味だけどよく見ると・・・。
最近王子の婚約者になったが、婚約破棄された。
3人いる王子の側近のうちの1人。(だった、になるのか?)
180cm
リアン・ポートマン「氷の魔術師」
ポートマン公爵家長男。
紫の瞳。銀の長い髪を頭の高い位置でひとつに結っている儚い系美人。
普段は穏やかだが、戦闘になるとノリノリで攻撃魔法をバンバン打つ意外と脳筋な魔術師。
未来の神官長。
今は王子の側近。
(神官長の家柄で、父が現神官長)
180cm
「お眠りなさい。よい夢を」
ドミニク・カドガン「炎の鬼神」
カドガン公爵家長男。
黒に近い藍色の髪。赤とグレーのオッドアイ。
寡黙な美丈夫。
冷酷無比な剣戟で敵を切り結ぶ頭脳派剣士。
未来の騎士団長。
今は王子の側近。
(騎士団長の家柄で、父が現騎士団長)
190cm
襲撃されてる?!
はっ、音がやんだ。ということは次は・・・。
バーン!
「おっと、抵抗するな!手を挙げて出てくるんだ」
乱暴に馬車の扉を開けた男に命令されて、ジャケットの隠しの中に入れようとしてた手を抜く。
この無意識の行動はテオの条件反射だろうか。
ここに短剣があるの忘れてたけど、それを取ろうとしてたみたいだ。
(ちなみに短剣は、リアンが「大事なものでしょう」と言いながらジャケットをめくってペン差しみたいなとこにしまってくれた。そんなとこに収納できるなんてと驚いた)
ナイフを持った男にしゃくられて出てみれば、外はうっそうとした森のなかで、暗闇のなかにカンテラを持った人や、ナイフを持った人が10人位いた。
みんな口から下を三角布で隠してて、ギャング感がハンパない。
御者さんは、後ろ手に縛られて転がされてた。
ぐったりしてるけど、血は出てないし大きなケガはないみたいだ。
良かった。殺されてなくて。
「これはこれは。お貴族様がこんな夜ふけにこんな寂しい山道を護衛もなしに通るなんて、危険極まりないですぜ?」
はい。今まさに実感してます。
「こんなキレイなおべべ着て、急いでどこ行くんでちゅかー?」
うっ、おちょくられてる。
ぐっと顔を寄せられて、ナイフの先で首もとのスカーフをぴらぴらされる。
あっ、服はやめてほしい。
たぶん王子からの頂き物だし、婚約破棄されてるから返さなきゃいけない気がする。
あれ。これ死んだら返すも返さないもないパターン?
ということは、もうあの美しい人に会えないとか・・・。
もう会えない?
そう思ったら、心のなかで何かが割れる音がした。
なんだろうこの感じ。
テオが胸を痛めてるのか?
「さあ!その高そうな服を置いていけ!」
ナイフでほっぺをペタペタされて、はっとする。
そうだ。今はとにかく生き延びなきゃ。
とりあえず言うことをきこう。
「そうだ。素直にすりゃあ命だけは取らないでやるぜ」
う・・・こわいけど、今はその言葉を信じるしかない。
と思って服に手をかけたのはいいけど。
「おい!さっさと脱げ!」
そう言われても!
この服、脱ぎ方が分からないんですけど・・・!
登場人物
オスカー・エドワード・ルイス・ランバート「碧の王子」
ランバート王国の王太子。
金髪碧眼のザ・王子。つねにキラキラしてる。
剣も魔法も強い。顔も頭もいい。
王太子の婚約者の座をかけて、臣下達の間で熾烈な戦いが水面下で行われていたが、最近やっと婚約者を決めた。
185cm
「私の行く道が王道」
テオ・ノア・ウォールデン「黒い◯◯(←次辺りで出ます)」
ウォールデン公爵家の次男。
代々宰相を務めてる家柄で、今は父が宰相。
宰相は長男のアルフレッドが継ぐので、将来は領地に引きこもろうと考えていた。
黒髪黒目。細マッチョ。
一見地味だけどよく見ると・・・。
最近王子の婚約者になったが、婚約破棄された。
3人いる王子の側近のうちの1人。(だった、になるのか?)
180cm
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紫の瞳。銀の長い髪を頭の高い位置でひとつに結っている儚い系美人。
普段は穏やかだが、戦闘になるとノリノリで攻撃魔法をバンバン打つ意外と脳筋な魔術師。
未来の神官長。
今は王子の側近。
(神官長の家柄で、父が現神官長)
180cm
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ドミニク・カドガン「炎の鬼神」
カドガン公爵家長男。
黒に近い藍色の髪。赤とグレーのオッドアイ。
寡黙な美丈夫。
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