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episode4
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このまま時間が止まっちゃえばいいのに。
夏輝と一緒に居るときは常にそんなことを思っている。
こんなにも人を好きになったのは、夏輝が初めて。
本気で人を好きになるのに、時間も日数も関係無い。
一緒に居て安心出来て、幸せな気持ちになることが一番なんだって思う。
夏輝は私のこと、どう思ってるんだろう?
部屋にも招き入れてくれたし、こうしてお気に入りの場所にも連れてきてくれた彼。
私、夏輝の中では特別だって、思っても良いのかな?
思えば夏輝の恋愛の話を聞けていない。
彼女がいるのか、私以外にもこうして二人きりで過ごすような女の人がいるのかどうかも分からない。
これからもセフレとして付き合い続けるなら、それを知る必要は無い。
愛が無くても一緒に居られるだけで満足ならば、彼女がいても、他にセフレがいても構わない。
初めはそれで良かった自分がいたけど、今はもう、それじゃあ満足出来なくなってきてる。
でも、今はまだ、やっぱり聞けない。
聞くのが怖い。
聞いてギクシャクしてしまうのも嫌だし、面倒に思われて会う回数が減ってしまうのも嫌だから。
暫く抱き合っていると、私のスマートフォンの着信音が鳴り響いた。
「ごめん……」
こんなときに一体誰だろう? そう思いながら鞄の外ポケットからスマートフォンを取り出して着信相手を確認すると、昨日夜にも掛けてきた元カレからの着信だった。
思えば、着信拒否設定をしようとしていたところに夏輝が訪ねて来てくれたので、そのままにしてしまっていた。
何なのよ、こんなときに……。
昨日も何だか「やり直したい」みたいなことを言っていた気がするけど、私にそんなつもりは一切無い。
しかも、今は夏輝と会っている貴重な時間なのに、元カレに時間を割いている暇なんてある訳も無い。
「出ないの?」
いつまでも電話に出ない私を不思議に思ったらしい夏輝が尋ねてきたけど、元カレからの電話だなんて言える訳も無い私は、
「うん、大丈夫。知らない番号だから、多分迷惑電話とかセールスの電話だよ。最近多いんだよね。嫌になっちゃう」
どうでもいい電話だったことを強調しながらサイレントモードに切り替えた私はスマートフォンを鞄の中にしまいこんだ。
「そっか。そういうの面倒だよな。俺も結構掛かってくる。さてと、そろそろ行こうか」
「え? もう?」
「気に入ってくれたのは嬉しいけど、ここじゃただ景色見るくらいしか出来ないし、折角だからショッピングモールにも行こうよ。ね?」
「うん……」
私としては、景色を見ているだけでも全然良い。
夏輝のお気に入りの場所で二人きりで居られるなんて、一番幸せなことだから。
だけど、ショッピングモールにも行きたい気持ちが少なからずあった私は夏輝の言葉に頷いて車へと戻って行く。
「それじゃあ出発するね」
エンジンを掛けてシートベルトを締めた夏輝が車を発進させようとした、そのとき、
「夏輝……また、ここに連れてきてくれる?」
すっかりこの場所が気に入った私は夏輝に尋ねると、
「勿論。今度は夜にでも来ようっか。今よりもずっと綺麗な景色だからさ」
嫌がることなく「勿論」と答えてくれて、また次の約束が交わされたことが、すごくすごく嬉しかった。
それから少し離れた場所にあるショッピングモールに辿り着いた私たちはレストラン街にやって来ると、イタリアンのお店に入り、パスタとピザをシェアしながら食べた。
「美味しかったね」
「そうだね」
「さてと、何から見ようか? 未來ちゃん、見たい店とかある?」
「うーん、そうだなぁ……」
イタリアンのお店を後にした私たちは、案内板を見ながら何を見るか話し合う。
「あのね、ショッピングするならしたいことがあるんだけど、いい?」
「したいこと? うん、勿論」
「夏輝にね、洋服選んで欲しいなって思って」
「俺に?」
「うん。今度会うときにそれを着たいなって思って……ダメ、かな?」
今日の服装も好みだとは言っていたけど、夏輝が着て欲しいと思う服を着て会いたいなと思った私がそんなお願いをすると、
「いいよ。それじゃあ俺も、未來ちゃんに服選んで貰おうかな? 次会うときはお互いが選んだ服で会おっか」
自分の服も選んで欲しいと言ってくれた夏輝。
洋服の選び合いはやりたかったことの一つ。
選んでもらうのも嬉しいけれど、夏輝の服を選べることは、選んでもらう以上に嬉しいこと。
だって、私が選んだ服を夏輝が着てくれるなんて、私のモノっていう感じがして……優越感に浸れるから。
「私も夏輝の服が選べるなんて、すごい嬉しい!」
「服の選び合いなんて、何だか新鮮でいいな」
「夏輝、したことないの?」
「うん、無いよ。過去に付き合ってた子は服に拘りある子が多かったから、選んでなんて言われたことも無いし、別に俺もそんなつもり無かったし」
「……そう、なんだ……」
それならどうして今は、選び合いをしてくれるの? 私が言ったから? それとも……私だから?
聞きたいけどそれを口にするより先に夏輝が口を開く。
「それより、未來ちゃんはあるの? 元カレに選んであげたりとか、選んでもらったりとか」
「あー、まあ、選び合いは無いけど、誕生日にプレゼントしたくらい? でも、好みじゃ無いって言われてあまり着てもらえなかったんだよねぇ。相手は女の服なんて分からないって言ってたからプレゼントされたこともなかったけど」
「そうなの? まあ、拘りが強い男だったんだね。俺だったら、未來ちゃんが選んでくれたものなら何でも嬉しいけどね?」
「え……?」
「楽しみだなぁ、未來ちゃんに選んでもらうの。それじゃあまずは未來ちゃんの服から選ぼうか。ね?」
「あ、うん……お願いします」
こうしてお互いに服を選び合うことになった私たち。
先程の夏輝の言葉に、私は胸がときめいた。
私が選んだものなら何でも嬉しいだなんて……夏輝は本当、どこまでも私の心を乱してくるんだから。
まず初めに私の洋服を選んでくれると言うので女性物の服が売っているお店を見ていくことに。
私の今日の服装が好みだと言っていたから、てっきりそういう服を見るのかと思いきや、夏輝が手にした服はどれも別系統のものばかり。
さっきから、ガーリーよりもスポーティー系の服ばっかり見てる気がする……。スカートよりもパンツのほうが好みなの?
私は基本、スカートを穿くことのほうが多いから、夏輝がジーンズやショートパンツを見てばかりいることが気になっていく。
そして、
「これとかどうかな? 未來ちゃんに似合うと思うんだよね」
そう言って手渡して来たのはフリルの付いた白いブラウスと黒のショートパンツと黒のフラットサンダル。
それから、フリルの付いた黒のカットソーと白のデニムパンツ。
2コーデを組んでくれた夏輝だけど、どちらもスカートではなかった。
「……夏輝って、もしかして、スカートよりパンツのほうが好みだったの?」
「ん? いや、どちらかと言えばスカート派だけど、未來ちゃんっていつもスカートだし、たまにはパンツスタイルのコーデも見てみたいなって思ったんだけど……やっぱりパンツは嫌だった?」
「ううん、そんなこと無いよ。パンツは基本部屋着くらいでしか着ないから新鮮。これまでの彼氏にも見せたことないと思うんだよね」
そう私が何気無く口にした言葉を聞いた夏輝は、
「本当に? それは嬉しいなぁ。試着したところを見たい気持ちはあるけど、次のデートまでの楽しみにしたいから、とりあえず合うかどうか確認の為にも試着して来て? 俺はあっちで待ってるから」
嬉しそうに瞳を輝かせながら、私のパンツスタイルコーデを見れるのを楽しみにしてくれた。
夏輝と一緒に居るときは常にそんなことを思っている。
こんなにも人を好きになったのは、夏輝が初めて。
本気で人を好きになるのに、時間も日数も関係無い。
一緒に居て安心出来て、幸せな気持ちになることが一番なんだって思う。
夏輝は私のこと、どう思ってるんだろう?
部屋にも招き入れてくれたし、こうしてお気に入りの場所にも連れてきてくれた彼。
私、夏輝の中では特別だって、思っても良いのかな?
思えば夏輝の恋愛の話を聞けていない。
彼女がいるのか、私以外にもこうして二人きりで過ごすような女の人がいるのかどうかも分からない。
これからもセフレとして付き合い続けるなら、それを知る必要は無い。
愛が無くても一緒に居られるだけで満足ならば、彼女がいても、他にセフレがいても構わない。
初めはそれで良かった自分がいたけど、今はもう、それじゃあ満足出来なくなってきてる。
でも、今はまだ、やっぱり聞けない。
聞くのが怖い。
聞いてギクシャクしてしまうのも嫌だし、面倒に思われて会う回数が減ってしまうのも嫌だから。
暫く抱き合っていると、私のスマートフォンの着信音が鳴り響いた。
「ごめん……」
こんなときに一体誰だろう? そう思いながら鞄の外ポケットからスマートフォンを取り出して着信相手を確認すると、昨日夜にも掛けてきた元カレからの着信だった。
思えば、着信拒否設定をしようとしていたところに夏輝が訪ねて来てくれたので、そのままにしてしまっていた。
何なのよ、こんなときに……。
昨日も何だか「やり直したい」みたいなことを言っていた気がするけど、私にそんなつもりは一切無い。
しかも、今は夏輝と会っている貴重な時間なのに、元カレに時間を割いている暇なんてある訳も無い。
「出ないの?」
いつまでも電話に出ない私を不思議に思ったらしい夏輝が尋ねてきたけど、元カレからの電話だなんて言える訳も無い私は、
「うん、大丈夫。知らない番号だから、多分迷惑電話とかセールスの電話だよ。最近多いんだよね。嫌になっちゃう」
どうでもいい電話だったことを強調しながらサイレントモードに切り替えた私はスマートフォンを鞄の中にしまいこんだ。
「そっか。そういうの面倒だよな。俺も結構掛かってくる。さてと、そろそろ行こうか」
「え? もう?」
「気に入ってくれたのは嬉しいけど、ここじゃただ景色見るくらいしか出来ないし、折角だからショッピングモールにも行こうよ。ね?」
「うん……」
私としては、景色を見ているだけでも全然良い。
夏輝のお気に入りの場所で二人きりで居られるなんて、一番幸せなことだから。
だけど、ショッピングモールにも行きたい気持ちが少なからずあった私は夏輝の言葉に頷いて車へと戻って行く。
「それじゃあ出発するね」
エンジンを掛けてシートベルトを締めた夏輝が車を発進させようとした、そのとき、
「夏輝……また、ここに連れてきてくれる?」
すっかりこの場所が気に入った私は夏輝に尋ねると、
「勿論。今度は夜にでも来ようっか。今よりもずっと綺麗な景色だからさ」
嫌がることなく「勿論」と答えてくれて、また次の約束が交わされたことが、すごくすごく嬉しかった。
それから少し離れた場所にあるショッピングモールに辿り着いた私たちはレストラン街にやって来ると、イタリアンのお店に入り、パスタとピザをシェアしながら食べた。
「美味しかったね」
「そうだね」
「さてと、何から見ようか? 未來ちゃん、見たい店とかある?」
「うーん、そうだなぁ……」
イタリアンのお店を後にした私たちは、案内板を見ながら何を見るか話し合う。
「あのね、ショッピングするならしたいことがあるんだけど、いい?」
「したいこと? うん、勿論」
「夏輝にね、洋服選んで欲しいなって思って」
「俺に?」
「うん。今度会うときにそれを着たいなって思って……ダメ、かな?」
今日の服装も好みだとは言っていたけど、夏輝が着て欲しいと思う服を着て会いたいなと思った私がそんなお願いをすると、
「いいよ。それじゃあ俺も、未來ちゃんに服選んで貰おうかな? 次会うときはお互いが選んだ服で会おっか」
自分の服も選んで欲しいと言ってくれた夏輝。
洋服の選び合いはやりたかったことの一つ。
選んでもらうのも嬉しいけれど、夏輝の服を選べることは、選んでもらう以上に嬉しいこと。
だって、私が選んだ服を夏輝が着てくれるなんて、私のモノっていう感じがして……優越感に浸れるから。
「私も夏輝の服が選べるなんて、すごい嬉しい!」
「服の選び合いなんて、何だか新鮮でいいな」
「夏輝、したことないの?」
「うん、無いよ。過去に付き合ってた子は服に拘りある子が多かったから、選んでなんて言われたことも無いし、別に俺もそんなつもり無かったし」
「……そう、なんだ……」
それならどうして今は、選び合いをしてくれるの? 私が言ったから? それとも……私だから?
聞きたいけどそれを口にするより先に夏輝が口を開く。
「それより、未來ちゃんはあるの? 元カレに選んであげたりとか、選んでもらったりとか」
「あー、まあ、選び合いは無いけど、誕生日にプレゼントしたくらい? でも、好みじゃ無いって言われてあまり着てもらえなかったんだよねぇ。相手は女の服なんて分からないって言ってたからプレゼントされたこともなかったけど」
「そうなの? まあ、拘りが強い男だったんだね。俺だったら、未來ちゃんが選んでくれたものなら何でも嬉しいけどね?」
「え……?」
「楽しみだなぁ、未來ちゃんに選んでもらうの。それじゃあまずは未來ちゃんの服から選ぼうか。ね?」
「あ、うん……お願いします」
こうしてお互いに服を選び合うことになった私たち。
先程の夏輝の言葉に、私は胸がときめいた。
私が選んだものなら何でも嬉しいだなんて……夏輝は本当、どこまでも私の心を乱してくるんだから。
まず初めに私の洋服を選んでくれると言うので女性物の服が売っているお店を見ていくことに。
私の今日の服装が好みだと言っていたから、てっきりそういう服を見るのかと思いきや、夏輝が手にした服はどれも別系統のものばかり。
さっきから、ガーリーよりもスポーティー系の服ばっかり見てる気がする……。スカートよりもパンツのほうが好みなの?
私は基本、スカートを穿くことのほうが多いから、夏輝がジーンズやショートパンツを見てばかりいることが気になっていく。
そして、
「これとかどうかな? 未來ちゃんに似合うと思うんだよね」
そう言って手渡して来たのはフリルの付いた白いブラウスと黒のショートパンツと黒のフラットサンダル。
それから、フリルの付いた黒のカットソーと白のデニムパンツ。
2コーデを組んでくれた夏輝だけど、どちらもスカートではなかった。
「……夏輝って、もしかして、スカートよりパンツのほうが好みだったの?」
「ん? いや、どちらかと言えばスカート派だけど、未來ちゃんっていつもスカートだし、たまにはパンツスタイルのコーデも見てみたいなって思ったんだけど……やっぱりパンツは嫌だった?」
「ううん、そんなこと無いよ。パンツは基本部屋着くらいでしか着ないから新鮮。これまでの彼氏にも見せたことないと思うんだよね」
そう私が何気無く口にした言葉を聞いた夏輝は、
「本当に? それは嬉しいなぁ。試着したところを見たい気持ちはあるけど、次のデートまでの楽しみにしたいから、とりあえず合うかどうか確認の為にも試着して来て? 俺はあっちで待ってるから」
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