53 / 96
53
しおりを挟む
その日の夜の食事は、フレディが学院に帰るので早めの時間になりました。
フレディがワクワクが隠しきれない様子で、お父様に尋ねました。
「父上、今年は姉様の社交界デビューの準備がありますし、僕も学院に通っているので、領地には帰らず王都で過ごすのはどうでしょう。
王都では、年末のお祭りが盛大に行われると聞きました。僕はそのお祭りに行きたいです。
姉様も父上が許可してくれたら行くって言ってました。
レイモンド先輩が護衛についてくれます。もちろん、グレイも一緒です」
フレディ、お父様も困っています。お祭りより、シェルエント公爵令息達と一緒なのが、ネックなんだとおもいますが、フレディは全然気づいてないですね。
「フレディ、シェルエント令息達と仲が良いのは、素晴らしい事だ。
でもディアは未婚の令嬢だし、変な噂がたつのは、ディアの為によくないと思う。
今年の領地のお祭りは、キウイ酒や、イブで使う小麦を高く買い取ったから、例年より立派な祭りになると思うよ」
「僕は、姉様の気持ち次第だけと、レイモンド先輩と姉様はお似合いだと思う。
以前、姉様にも話したけど、身分あるものは厨房に入らずと言う言葉の、本当の意味は、僕達が知っている内容じゃないだ。
真実を知っている高位貴族のシェルエント公爵だったら、姉様がお菓子作りを続けられし、多分専用の厨房も作ってくれると思うだ。
それに、レイモンド先輩はお菓子大好きだしね。
でも、姉様がお菓子を作っているのは知らないよ。
レイモンド先輩、初めてうちに来たとき、姉様に一目惚れしたみたいなんだよ。
最初、姉様にエスコートのパートナーを断られたでしょう。
その後の、学院でのレイモンド先輩が落ち込んでいてね、あまりにも級友に対する目線が冷たくなるからって、殿下が僕達の部屋に来て、何とかしてほしいと言われてしまって。
その時に、レイモンド先輩の恋心を知ったんだよ。もちろん、姉様が嫌なら僕も屋敷には招待しないよ。
でも、姉様は手のかかる弟みたいなタイプ好きでしょ?
根本的、姉様はお菓子作りもだけど、世話をするのが好きだと思ってね。
だから、レイモンド先輩の事を知ってもらったほうが良いと思うだよ」
フレディ、姉様は決して世話好きなおばちゃんじゃないですよ。
ただフレディが可愛いからで、でもよく考えると、レイモンドのことを野菜嫌いのレイ君と心の中で呼んでますね。
自分でも、気づかなかった心理に気付かされました。
なんてフレディは賢いんでしょうね。
「フレディ、確かにそうかもしれません。
レイモンド様の事は嫌いではないです。
たまに可愛いとさえおもいます。
でも、もし本当に結婚することになったら、私に公爵夫人の仕事がこなせるかどうかが不安なのです。
そう考えると、レイモンド様と距離をとりたいとも思うのです」
「姉様は、イブを作って経営して、なおかつキウイ酒で領地を潤してます。
姉様なら公爵夫人の仕事をこなせると思います。
もちろん、レイモンド先輩と合わないなら、何も言いません。
ですから、姉様の目でしっかり見極めたらどうですか?」
「そうですね、自分で見極めます。
お父様、私も祭りに行きたいです。お父様、許可していただけますか?」
お父様は困った顔をしていましたが、私が良いならと、お祭りの許可を下さいました。
「でも、嫌なら無理せず、シェルエント令息と距離を置けばいいから。自分の気持ちを大切してほしい」
普通の貴族なら、高位貴族に縁続きになりたいというのに、お父様は私の気持ちを大切にと考えてくれるなんて、私は幸せものですね。
食事も済み、祭りに行く許可も貰ったので、来週はダンスの練習に来ますねと、笑顔でフレディは学院に帰って行きました。
フレディがワクワクが隠しきれない様子で、お父様に尋ねました。
「父上、今年は姉様の社交界デビューの準備がありますし、僕も学院に通っているので、領地には帰らず王都で過ごすのはどうでしょう。
王都では、年末のお祭りが盛大に行われると聞きました。僕はそのお祭りに行きたいです。
姉様も父上が許可してくれたら行くって言ってました。
レイモンド先輩が護衛についてくれます。もちろん、グレイも一緒です」
フレディ、お父様も困っています。お祭りより、シェルエント公爵令息達と一緒なのが、ネックなんだとおもいますが、フレディは全然気づいてないですね。
「フレディ、シェルエント令息達と仲が良いのは、素晴らしい事だ。
でもディアは未婚の令嬢だし、変な噂がたつのは、ディアの為によくないと思う。
今年の領地のお祭りは、キウイ酒や、イブで使う小麦を高く買い取ったから、例年より立派な祭りになると思うよ」
「僕は、姉様の気持ち次第だけと、レイモンド先輩と姉様はお似合いだと思う。
以前、姉様にも話したけど、身分あるものは厨房に入らずと言う言葉の、本当の意味は、僕達が知っている内容じゃないだ。
真実を知っている高位貴族のシェルエント公爵だったら、姉様がお菓子作りを続けられし、多分専用の厨房も作ってくれると思うだ。
それに、レイモンド先輩はお菓子大好きだしね。
でも、姉様がお菓子を作っているのは知らないよ。
レイモンド先輩、初めてうちに来たとき、姉様に一目惚れしたみたいなんだよ。
最初、姉様にエスコートのパートナーを断られたでしょう。
その後の、学院でのレイモンド先輩が落ち込んでいてね、あまりにも級友に対する目線が冷たくなるからって、殿下が僕達の部屋に来て、何とかしてほしいと言われてしまって。
その時に、レイモンド先輩の恋心を知ったんだよ。もちろん、姉様が嫌なら僕も屋敷には招待しないよ。
でも、姉様は手のかかる弟みたいなタイプ好きでしょ?
根本的、姉様はお菓子作りもだけど、世話をするのが好きだと思ってね。
だから、レイモンド先輩の事を知ってもらったほうが良いと思うだよ」
フレディ、姉様は決して世話好きなおばちゃんじゃないですよ。
ただフレディが可愛いからで、でもよく考えると、レイモンドのことを野菜嫌いのレイ君と心の中で呼んでますね。
自分でも、気づかなかった心理に気付かされました。
なんてフレディは賢いんでしょうね。
「フレディ、確かにそうかもしれません。
レイモンド様の事は嫌いではないです。
たまに可愛いとさえおもいます。
でも、もし本当に結婚することになったら、私に公爵夫人の仕事がこなせるかどうかが不安なのです。
そう考えると、レイモンド様と距離をとりたいとも思うのです」
「姉様は、イブを作って経営して、なおかつキウイ酒で領地を潤してます。
姉様なら公爵夫人の仕事をこなせると思います。
もちろん、レイモンド先輩と合わないなら、何も言いません。
ですから、姉様の目でしっかり見極めたらどうですか?」
「そうですね、自分で見極めます。
お父様、私も祭りに行きたいです。お父様、許可していただけますか?」
お父様は困った顔をしていましたが、私が良いならと、お祭りの許可を下さいました。
「でも、嫌なら無理せず、シェルエント令息と距離を置けばいいから。自分の気持ちを大切してほしい」
普通の貴族なら、高位貴族に縁続きになりたいというのに、お父様は私の気持ちを大切にと考えてくれるなんて、私は幸せものですね。
食事も済み、祭りに行く許可も貰ったので、来週はダンスの練習に来ますねと、笑顔でフレディは学院に帰って行きました。
825
あなたにおすすめの小説
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
【完結】氷の令嬢は愛を請わない - 捨て子の『義妹』に愛も家族も奪われたマリーローズの逆襲
恋せよ恋
恋愛
銀髪紫眼の美貌の侯爵令嬢、マリーローズ。
完璧な淑女に育った彼女だったが、母は捨て子ジュリエットを寵愛。
婚約者の公爵家嫡男アレックスも、友人も、次々に奪われる――。
家族に裏切られ、すべてを失った彼女が下した決断は、
家族を見かぎり、国を捨て、自らの人生を取り戻すこと。
理不尽な悲恋を力に変え、運命をひっくり返す令嬢の逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
【完結】財務大臣が『経済の話だけ』と毎日訪ねてきます。婚約破棄後、前世の経営知識で辺境を改革したら、こんな溺愛が始まりました
チャビューヘ
恋愛
三度目の婚約破棄で、ようやく自由を手に入れた。
王太子から「冷酷で心がない」と糾弾され、大広間で婚約を破棄されたエリナ。しかし彼女は泣かない。なぜなら、これは三度目のループだから。前世は過労死した41歳の経営コンサル。一周目は泣き崩れ、二周目は慌てふためいた。でも三周目の今回は違う。「ありがとうございます、殿下。これで自由になれます」──優雅に微笑み、誰も予想しない行動に出る。
エリナが選んだのは、誰も欲しがらない辺境の荒れ地。人口わずか4500人、干ばつで荒廃した最悪の土地を、金貨100枚で買い取った。貴族たちは嘲笑う。「追放された令嬢が、荒れ地で野垂れ死にするだけだ」と。
だが、彼らは知らない。エリナが前世で培った、経営コンサルタントとしての圧倒的な知識を。三圃式農業、ブランド戦略、人材採用術、物流システム──現代日本の経営ノウハウを、中世ファンタジー世界で全力展開。わずか半年で領地は緑に変わり、住民たちは希望を取り戻す。一年後には人口は倍増、財政は奇跡の黒字化。「辺境の奇跡」として王国中で噂になり始めた。
そして現れたのが、王国一の冷徹さで知られる財務大臣、カイル・ヴェルナー。氷のような視線、容赦ない数字の追及。貴族たちが震え上がる彼が、なぜか月に一度の「定期視察」を提案してくる。そして月一が週一になり、やがて──「経済政策の話がしたいだけです」という言い訳とともに、毎日のように訪ねてくるようになった。
夜遅くまで経済理論を語り合い、気づけば星空の下で二人きり。「あなたは、何者なんだ」と問う彼の瞳には、もはや氷の冷たさはない。部下たちは囁く。「閣下、またフェルゼン領ですか」。本人は「重要案件だ」と言い張るが、その頬は微かに赤い。
一方、エリナを捨てた元婚約者の王太子リオンは、彼女の成功を知って後悔に苛まれる。「俺は…取り返しのつかないことを」。かつてエリナを馬鹿にした貴族たちも掌を返し、継母は「戻ってきて」と懇願する。だがエリナは冷静に微笑むだけ。「もう、過去のことです」。ざまあみろ、ではなく──もっと前を向いている。
知的で戦略的な領地経営。冷徹な財務大臣の不器用な溺愛。そして、自分を捨てた者たちへの圧倒的な「ざまぁ」。三周目だからこそ完璧に描ける、逆転と成功の物語。
経済政策で国を変え、本物の愛を見つける──これは、消去法で選ばれただけの婚約者が、自らの知恵と努力で勝ち取った、最高の人生逆転ストーリー。
【完結】婚約破棄、その後の話を誰も知らない
あめとおと
恋愛
奇跡によって病を癒す存在――聖女。
王国は長年、その力にすべてを委ねてきた。
だがある日、
誰の目にも明らかな「失敗」が起きる。
奇跡は、止まった。
城は動揺し、事実を隠し、
責任を聖女ひとりに押しつけようとする。
民は疑い、祈りは静かに現実へと向かっていった。
一方、かつて「悪役」として追放された令嬢は、
奇跡が失われる“その日”に備え、
治癒に頼らない世界を着々と整えていた。
聖女は象徴となり、城は主導権を失う。
奇跡に縋った者たちは、
何も奪われず、ただ立場を失った。
選ばれなかった者が、世界を救っただけの話。
――これは、
聖女でも、英雄でもない
「悪役令嬢」が勝ち残る物語。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる