高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ

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2学期編3

第14話『文化祭デート-中編-』

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「怖かった……」

 胡桃のクラスである1年3組のお化け屋敷を出てすぐに、結衣はそう言った。無事に出られたからか、結衣はほっとした様子になっていて。

「なかなか本格的だったな。俺も驚くことがあったよ」
「怖かったよね。文化祭のお化け屋敷でこんなに怖かったのは初めてかも」
「結構叫んでたもんな。遊園地デートで行ったお化け屋敷と同じくらいに叫んでいた気がする」
「うん。あと、胡桃ちゃんと話せたのが癒やしポイントだったな」
「あのときの結衣は笑顔だったな。俺も胡桃と話せて良かった」
「うんっ。あと、お化け屋敷は怖かったけど、暗い中で悠真君とくっついていられたのは良かった」

 えへへっ、と結衣は声に出して笑っている。物凄く結衣らしいな。

「そっか。俺も結衣とくっついていられて良かったよ。デートって感じもするから」
「悠真君がそう言ってくれて嬉しいよ!」

 結衣は言葉通りの嬉しそうな笑顔になって。お化け屋敷では結構怖がっていたけど、いつもの結衣に戻ったかな。
 ――ぐううっ。
 と、俺のお腹が大きく鳴った。その音は結衣にも聞こえていたようで、結衣はクスッと笑う。

「お腹空いたなぁ。もうお昼だし、接客の仕事をしていたし、文化祭が始まってから口にしたのは休憩中に飲んだアイスコーヒーくらいだから」
「それじゃあ、大きくお腹が鳴っちゃうのもしょうがないね」

 ふふっ、と結衣は楽しげに笑う。お腹が大きく鳴ったと言われたけど、結衣の可愛い笑顔のおかげで恥ずかしい感じはしない。

「私もお腹空いた。メイドさんとして働いたし、お化け屋敷ではたくさん叫んだからね」
「ははっ、そうか。じゃあ、外の屋台街に行くか。あそこにはスイーツ部の屋台や中野先輩のクラスの焼きそばの屋台とかがあるし」
「そうだね! お昼時だし、まずは焼きそば食べようよ! 千佳先輩に接客してもらえるかもしれないし」
「そうだな。じゃあ、行こう!」
「うんっ」

 俺と結衣は屋外にある屋台街へと向かう。
 屋台街も多くの人で盛り上がっている。ここでは焼きそばやベビーカステラなど様々な飲食物が売られているので、食欲をそそるいい匂いがしてきて。それもあってよりお腹が空いてきた。
 あと、屋台街の光景を見ていると、芹花姉さんが在学生のときに行った文化祭や今年の夏に結衣と行った七夕祭りや花火大会のことを思い出す。

「わぁっ、賑わってるね!」

 弾んだ声でそう言う結衣。屋台街を見ている結衣の目は輝いていて。とても可愛い。

「そうだな。屋台が並んでるし、お祭りって感じがするな」
「そうだね! いい匂いがしてくるし、ますますお腹が空いてきたよ」
「俺もだ。早く先輩のクラスの焼きそばを食べたくなった」
「私もだよ。行こうか!」

 俺達は屋台街の中を歩いていく。
 屋外だし、今はお昼時なのもあって、どの屋台の前にも列ができているなぁ。中野先輩のクラスの焼きそばの屋台はどうだろうか。
 また、屋台街を歩いていると、

「おい、あの水色のTシャツの女子可愛いぜ。金井の生徒かな?」
「雰囲気的にそうじゃね? 手を繋ぐほどの男子が一緒じゃなければ声をかけたかった……」

「水色のTシャツの女の子美人さんだよね!」
「黒髪の子だよね。私もそう思う! 一緒にいる彼氏さんっぽい人も素敵だよね」

 などと、結衣を褒めていると思われる声がいくつも聞こえてくる。俺達のことを見てくる人も多くて。ただ、結衣のことを「水色のTシャツの女子」と称する人がほとんどなので、言っているのは一般の方達だろう。結衣は校内では有名人だし。
 付き合い始めてから4ヶ月以上経っているのもあり、最近は校内で結衣と一緒に歩いていても周りから何か言われたり、視線を集まったりすることはあまりない。ただ、友人として一緒にいた頃や恋人として付き合い始めた直後はそういったことがあったので、ちょっと懐かしい気持ちにもなる。

「あったよ、焼きそば!」

 そう言って結衣が指さす方向を見てみると、黒い看板に赤い文字で『2-3 焼きそば』と大きく書かれた屋台が。また、それよりも小さい文字で『1パック400円!』とも。カウンターには、笑顔でお客さんから代金を受け取っている中野先輩の姿があった。
 また、焼きそばの屋台からも列が伸びている。他の屋台よりも長いな。お昼時だし、しっかり食べられるものだから、お昼ご飯として食べようという人が多いのだろう。

「屋台あったな。カウンターには中野先輩もいる」
「いるね! 千佳先輩に接客してもらえそうだね」
「そうだな。さっそく並ぶか」
「うんっ」

 俺達は焼きそばの列の最後尾に並ぶ。1列なので、結衣、俺という順番で。

「こうして外で並ぶと、コアマに行ったときのことを思い出すね」
「あのときは屋外で並んだもんなぁ」

 コアマというのは日本最大級の規模を誇る同人誌即売会のことだ。毎年お盆と年末に都心の方で開催される。
 今年のお盆に開催されたコアマに俺は結衣と胡桃と福王寺先生と一緒に参加した。開場するまで会場の前で待機したり、福王寺先生がほしいと頼んだ同人誌を代理購入するために人気サークルの列に並んだりしたっけ。

「そうだったね。夏休みだったから、あのときは暑かったよね」
「暑かったなぁ。まあ、今日は日差しを浴びても心地いいし、コアマで並んだサークルの列よりもだいぶ短いから、俺達の番になるまであっという間な気がする」
「そうだねっ」

 結衣は明るい笑顔でそう言った。
 中野先輩のクラスの出し物なので、屋台の方を見る。
 エプロン姿で頭に三角巾を付けた男子生徒が鉄板で焼きそばを作っている。高校の文化祭の屋台でも鉄板って使えるんだ。鉄板で作った焼きそばは美味しいから期待が膨らむ。夏休み終盤に行った花火大会でも焼きそばを食べたけど、鉄板で作っているからとても美味しかったし。
 また、カウンターでは、

「ありがとうございました! 次の方、どうぞ!」

 と、中野先輩は女子生徒と一緒に持ち前の明るい笑顔で接客している。今は焼きそばの屋台なので、バイト先の喫茶店で接客するときよりも声を張り上げていて。だから、ちょっと新鮮に感じられた。
 中野先輩は明るい笑顔でお客さんから注文を聞いたり、お金のやり取りをしたり、焼きそばを渡したりしている。

「千佳先輩……さすがだね。明るい笑顔を絶やさずに接客していて」
「俺も思ったよ。さすがは接客のバイトを1年半続けているだけのことはある」
「そうだね。それに、普段のバイトでも今日の喫茶店でもしっかりと接客する悠真君に、バイトの先輩としてお仕事を教えた人だもんね」

 結衣はニコリと笑いながらそう言ってくれる。普段からバイトでお世話になっている中野先輩を、俺を絡ませて褒めてくれるから凄く嬉しい気持ちになる。気付けば、頬が緩んでいるのが分かった。

「……ああ、そうだな」

 バイトを始めた頃のことを思い出す。同じ高校なのもあって、中野先輩が俺の指導役なってくれて。接客の仕事について明るく、優しく、時には叱りながら教えてくれたっけ。中野先輩の指導や大垣おおがき店長をはじめとしたスタッフの方々のアドバイスのおかげで、しっかりと身についたのだと思う。
 それからも、結衣と雑談したり、たまに中野先輩の様子を見たりしながら、列での時間を過ごす。列が長いからか、たまに屋台から生徒が出てきて列の整理をする姿が見えた。
 そして、

「次のカップルさん、どうぞ!」

 と、中野先輩がニコニコとした笑顔で俺達を呼んでくれた。
 俺達は焼きそばの屋台へと向かう。

「中野先輩、来ました。お疲れ様です」
「お疲れ様です!」
「ありがとう。2人も喫茶店の接客お疲れ様。悠真の執事も、高嶺ちゃんのメイドも良かったよ。コーヒーもチョコバナナクレープも美味しかったし。そのおかげで、屋台での接客を頑張れているよ」

 中野先輩は持ち前の明るい笑顔でそう言った。
 中野先輩は胡桃と一緒に、うちのクラスのメイド&執事喫茶での時間を楽しんでいるようだった。あれが、屋台での接客の活力になっていると思うと嬉しい気持ちになる。

「嬉しいです。ありがとうございます」
「ありがとうございます、千佳先輩!」

 俺達は中野先輩にお礼を言った。すると、先輩の笑顔が明るいものから柔らかいものに変わった。

「いえいえ。……焼きそば、何パック買いますか?」
「2パック買います」
「2パックですね。800円になります」

 俺と結衣はそれぞれ400円ずつキャッシュトレイに置く。その間に、中野先輩が「2パックでーす!」と元気良く言い、複数の生徒から『はーい!』と元気な返事が聞こえた。こういう元気なやり取りは聞いていて気持ちがいいな。

「800円ちょうどですね。ありがとうございます」

 中野先輩がそう言った直後、「2パックでーす」と女子生徒が焼きそばの入ったプラスチックケ―ス2つと割り箸2つをカウンターに置く。中野先輩はそれを俺に渡した。

「はい、焼きそば2パックになります。うちのクラスの焼きそばは美味しいよ」
「楽しみです」
「楽しみです! お腹ペコペコですし」
「ふふっ。ありがとうございました!」
「はい。中野先輩、この後も頑張ってください」
「頑張ってくださいね!」
「ありがとう!」

 笑顔で手を振ってくる中野先輩に手を振り、俺達は焼きそばの屋台を後にした。
 焼きそばを食べるために、屋台街から少し離れたところまで移動する。

「このあたりで食べるか」
「そうだね。……その前に文化祭デート記念に写真撮っておかない?」
「おっ、いいな。撮ろう撮ろう」

 結衣のスマホでツーショット写真を自撮りする。その写真はLIMEで送ってもらった。
 結衣に焼きそばの入ったプラスチックケースと割り箸を1つ渡した。
 ケースの蓋を開けると、湯気が立ち、それに乗って焼きそばのソースの美味しそうな匂いが香ってくる。作ってからそこまで時間が経っていないのか、結構な湯気が立っている。

「わぁっ、美味しそう! いい匂いだし」
「美味しそうだよな。いただきます」
「いただきますっ!」

 割り箸で焼きそばを一口分掬い上げる。何度か息を吹きかけてから口の中に入れた。その瞬間、ソースの香ばしい匂いが広がっていって。
 ソースの濃さがちょうどいい。具は豚肉とキャベツ、紅ショウガというシンプルさがいいな。あと、鉄板で焼いたからか、麺の所々に固くパリッとした部分があって。それもいい。

「美味いな!」
「美味しいよね! 悠真君!」

 ニコニコとした笑顔でそう言うと、結衣はもう一口焼きそばを食べる。笑顔でモグモグ食べる姿はとても可愛い。美味しそうに食べる結衣の姿はいいなって思うし、結衣の好きなところの一つだ。
 結衣を見ながら焼きそばをもう一口。すると、さっき以上に美味しく感じられた。

「本当に美味しいね。あと、麺がパリッとしている部分があるから、夏休みに行った花火大会で食べた焼きそばを思い出すよ」
「分かるなぁ。あの焼きそばも鉄板で作っていたもんな。パリッとしている部分もあったし」
「そうだね」

 花火大会で食べた焼きそばも美味しかったな。
 文化祭のことや、焼きそばきっかけで花火大会のことなどを結衣と話しながら、焼きそばを食べていった。途中で、

「悠真君。一口食べさせてあげる! あ~ん!」

「俺もお礼に。結衣、あーん」

 と、一口交換もして。お腹が空いていたし、結衣と話すのが楽しいから難なく完食することができた。結衣もペロリと平らげていた。
 ケースと割り箸を所定のゴミ箱に捨て、俺達はスイーツ部の出し物であるベビーカステラを買いに行くことに。スイーツ部の結衣が俺の手を引いて屋台まで案内してくれる。

「あそこだよ」

 結衣は屋台を指さしてそう言う。指さした先には、ピンク色の看板に黄色く『スイーツ部 ベビーカステラ』と書かれ、ベビーカステラのイラストが描かれている屋台が。可愛らしい雰囲気だ。また、『プレーン、抹茶、ココアの3種類あります!』『6個入りで200円です!』と書かれた紙が貼られている。抹茶やココアもあるのか。
 屋台にはスイーツ部のTシャツを着た部長さんと副部長さんが接客していたり、Tシャツの上にエプロンを着けた女子生徒達がたこ焼き器でベビーカステラを作ったりする姿が見える。たこ焼き器で作れるのか。まあ、ベビーカステラもたこ焼きも小さくて丸いから作れるのかな。
 スイーツ部の屋台も長い列ができている。ベビーカステラもスイーツ系の屋台では定番だし、甘い匂いも感じられるからかな。あとは、屋台や部員達が可愛らしいのもありそう。あと、屋台から出てきて、列整理をする部員の姿も見える。
 俺達はスイーツ部の屋台に並ぶ。

「ベビーカステラ楽しみだな。抹茶味やココア味もあるし」
「3種類とも部活で練習して、試食したら美味しかったよ! たこ焼き器で作るの」
「作ってるところ見えたよ。ベビーカステラは小さくて丸いから作れるんだろうな」
「そうだね」
「抹茶味やココア味のベビーカステラは食べたことがないから、その2つを食べてみたいなぁ」
「じゃあ、2人で抹茶味とココア味を買って食べようか」
「おっ、いいな。そうしよう」
「決まりだね」
「ああ。……それと、後で結衣達がシフトに入ったときにプレーン味を買いに行くよ」
「うん! 待ってるね!」

 結衣は持ち前の明るい笑顔でそう言った。このデートの後の時間も楽しみだ。

「シフトといえば……結衣は接客の仕事をするんだよな」

 以前、結衣が「スイーツ部の屋台でも接客をするよ!」と教えてくれた。

「うん、接客だよ。あと、胡桃ちゃんも接客で、姫奈ちゃんは調理。ただ、何かあったときのために、全員ベビーカステラを作れるように練習したんだ」
「そうなんだ」

 全員作れるとは。凄いな。さすがはスイーツ部だ。
 スイーツ部の屋台に並んでいるのもあり、結衣からスイーツ部の出し物がベビーカステラに決まった経緯とか準備のときなどのことを話してもらった。結衣の話が面白くて、俺達の番になるまではあっという間だった。

『次の方どうぞ』

 カウンターに立っている部長さんと副部長さんが声を揃えてそう言ってくる。2人は俺達に向かって小さく手を振る。

「部長、副部長、来ました!」
「こんにちは」
「2人のクラスの喫茶店良かったよ。メイド結衣ちゃん可愛かったし、執事低田君はかっこよかったし」
「結衣と低田君も良かったよね、部長。あとは姫奈も」
「えへへっ、ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「あと、結衣ちゃん……彼氏と文化祭デートだなんて羨ましいぞー」
「部長と同じく。羨ましいよ、結衣」
「えへへっ。楽しんでます」

 と、結衣は幸せそうな笑顔で言っていて。結衣の反応を見ると俺も嬉しい気持ちになっていくよ。部長さんと副部長さん楽しげな笑顔で「それは良かった」と言って。
 さっき話した通り、抹茶味とココア味のベビーカステラの6個入りを1つずつ購入。結衣と俺で200円ずつ支払った。部長さんの前に置かれているキャッシュトレイに代金を置く。
 部長さんとお金のやり取りをしている間に、副部長さんが注文したココア味と抹茶味のベビーカステラを用意する。カウンターに2人立っているけど、スムーズな接客のために代金担当と商品担当と決めているのかもしれない。

「ココア味のベビーカステラと、抹茶味のベビーカステラになります」

 そう言い、副部長さんは俺にココア味、結衣に抹茶味のベビーカステラが入ったカップを渡してくる。どちらのベビーカステラも丸くて美味しそうだ。また、ココア味の方は茶色、抹茶味の方は緑色のピックがカステラに刺さっている。

「じゃあ、デート楽しんでね!」
「2人とも楽しんで」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます」

 部長さんと副部長さんにお礼を言い、俺達はスイーツ部の屋台を離れた。人の数が落ち着いた場所まで移動する。
 焼きそばのときと同じく、スマホでベビーカステラのカップを持つ俺達のツーショット写真を自撮りした。

「じゃあ、食べようか」
「そうだな。じゃあ、まずは持っているココア味から」
「私は抹茶味を食べようっと。いただきまーす」
「いただきます」

 俺はピックに刺さっているココア味のベビーカステラを食べる。
 作ってからそこまで時間が経っていないのか、ベビーカステラはちょっと温かくて。だから、ふわふわ食感なカステラを咀嚼すると、ココア味のカステラの甘味と風味が口の中に濃厚に広がっていく。ココア味だから普通のベビーカステラよりもさっぱりとしていて。美味しいな。あと、たこ焼き器で作ったからか、一口サイズなのもいい。

「うん、ココア味美味いな。ふわふわにできているし、さすがはスイーツ部」
「ありがとう。抹茶味も美味しいよ! 悠真君と一緒に甘い物を食べられて幸せ」
「ははっ、そうか。嬉しいなぁ」

 何て可愛いことを言ってくれるんだ、俺の彼女は。好きだ。結衣のおかげで、口の中に残るカステラの甘味が強くなった気がする。

「次は抹茶味を食べてみようかな」
「私はココアを。お互いにあ~んしようよ、あ~ん」
「いいぞ」

 ピックで俺はココア味、結衣は抹茶味のベビーカステラを刺して、相手の口元まで運んでいき、

『あ~ん』

 と、同時に相手に食べさせた。それを見ていたのか、「きゃあっ」という女性の黄色い声がいくつか聞こえてきた。ただ、結衣と食べさせることは結構しているのでさほど気にならない。
 抹茶味のベビーカステラも甘いけど、ココア味よりもさらにさっぱりとしている。これも美味しい。

「うん。結衣の言う通り、抹茶味も美味しいな。さっぱりしてる」
「美味しいよね! ココア味も美味しいね! 練習でも食べたけど、悠真君に食べさせてもらったから今が一番美味しい」
「それは嬉しい言葉だ」

 彼氏冥利に尽きるよ。
 それからも、俺達はベビーカステラを楽しむ。お互いに食べさせて。
 さすがはスイーツ部が作っているだけあって、本当に美味しいベビーカステラだ。結衣達がシフトに入っているときに買う予定のプレーン味のカステラも期待できる。
 ベビーカステラが美味しいからか、結衣は幸せそうに食べていて。俺が食べさせたときの結衣は特に幸せそうで、本当に可愛かった。
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