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思い立つまで
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明日の為一通りの準備を終えた私は最期になるであろう家族との夜を過ごした。旅に出れば、ゲームが始まる、そして多分私は死ぬ。転生したと言っても、私を17年間も育ててくれた親。大切で、大切な家族、そんな家族との別れなのだ、悲しくない訳がない。(認めたくないけど)少しばかり変な子だったにも関わらず、両親は愛情を注いで育ててくれた。本当に感謝しかない。
あーあ、このまま、家族と過ごす幸せな、この時間が続けばいいのに。旅になんか出たくないなと思うが、それは不可能。何とか腹をくくるしかない。……もしかしたら、死なない、助かる未来があるかもしれない。見事世界を救って英雄になれるかもしれない。そんな素晴らしいルートがあるかもしれないと微かな可能性と、自分の運命を切り開く力(自分で言っといて何だけど、厨二臭い)に頼るしかない。まぁ、これでも、一応、念の為、自分の身を守る程度の剣術やらを学んできたのだ。実力は、そこそこなレベルなんだ。………うん、大丈夫死なない。変な呪いにかけられたり、不意打ちで後ろから斬りつけられたり、自分より強い相手にケンカを売らなければ、多分死なない!!…………はずだ。若干であるが、そう思えば何となく死なないかもという希望が出できたような気がする。
まぁ、自分の力でできるだけ死亡フラグを回避するとしても、もっとも問題である恋愛の観点をどうにかしなくてはならないのだけれど
このゲームではある程度の好感度がなければ、分岐ルートに入ることができない。そのため、物語はそこで終了、厄災から国も救えず、主人公はもちろん多くの人が死ぬ世界崩壊エンドまっしぐら。……これは本当にどうにかしなければ、大変なことになる。自分はとにかく、自分のせいで、多くの人が死ぬのはいろんな意味で嫌だ(もちろん自分も死にたくないけど)家族に死んで欲しくないし、(少ないが)友達にも、他の人たちにも死んで欲しくない。
それに、厄災で多くの人が死んだら、それは記憶にも、歴史にも残る。彼奴のせいで、多くの人が死んだ。彼奴がしっかりしていなかったから…と後世に、永遠に残るのだ。結構私は見栄針なのだ。どうせ名前が残るなら、恥としてではなく、英雄として残りたい、そんな残り方したくない。
っく、ここは本当に頑張って、頑張って、頑張りまくって誰かと恋に落ちるしかないのだろうか。もしかしたらこんな私でも好きになってくれる相手がいるかもしれないしね!!!希望を持て、私!きっと誰かはいるはずだ……うん、いないな。
せめて、私がもっとヒロインらしい性格だったら希望はあったんだろう。しかし今の私の性格では希望どころか、絶望でしかない。本当に、なんでヒロインなんてポジションに転生してしまったんだろう。誰か別の、もっと最適な人が、ヒロインだったら良かったのに、この役目誰かに変わって欲しい
ん?………誰かに変わる?
瞬間ある一つの考えが頭に浮かんだ。
「誰か別の人にヒロインを変わってもらう」
詰まるところ代替を用意すればと言う考え。
私は既に勇者という役職を与えられ、それは決して変わることができない。だが、ヒロインの役割はどうだろうか。誰か別にヒロイン役を、攻略キャラと恋に落ちるそんな役をやさせれば、私が誰かと恋に落ちなくても物語が進んでいくのではないだろうか。前世でなんとなく愛読していた小説家になったろう的なサイトでは、悪役ポジションに転生した主人公達が、気づけばヒロイン的ポジにいた。これは、ヒロインではなくても、ヒロインになれるんじゃね?的希望。
つまりその原理を逆手気とれば良いのだ。勇者ヒロインだから、恋に落ちなくてはいけない。だとしたら勇者モブなら恋に落ちなくても良い……だれか別の人間にヒロインをお任せするのだ。
悪い考えではないと思う。絶対に上手くいくという可能性があるわけではないが、絶対に失敗するというわけでもない。というか、私がヒロインよりも、誰かをヒロインとした方が上手くいく気がする。やってみるだけの価値はあるだろう。
となれば、問題は誰をヒロインにするかである。私ではない、誰か……適任するのは、ヒロインとして適した性格の少女。そんな子はいないかな。と考えれば、1人だけ心当たりのある娘がいた。
実は攻略キャラ以外に、1人旅の仲間がいる。名前はセシル・ランベル、ランベル伯爵家の令嬢で、治癒魔法を得意とする心優しい女の子。ゲームではヒロインの友人として、時には恋のアドバイスをしたり、恋のライバルとなったりしていた。もちろん見た目もかわいらしく、ヒロインとしても申し分ない。というか、ヒロインにふさわしい。これは、もうヒロインを彼女に譲る、いや譲り受けていただくしかないだろう。国を救うためだ、仕方ないよね。
そうと決まれば、私は彼女のためにモブに徹しよう。彼女がヒロインとして活躍できるように、攻略キャラと恋に落ちるように裏で手を回すことにしよう。上手くいけば、国は救われる、そして私が死ぬ確率もだいぶ下がる。失敗したときは…まぁ、そのときはそのときだ。どうにかなるさ。
そうと決まれば、やることは一つ。ヒロインは他に任せて!私はやれるだけの事をする。それのみだ
あーあ、このまま、家族と過ごす幸せな、この時間が続けばいいのに。旅になんか出たくないなと思うが、それは不可能。何とか腹をくくるしかない。……もしかしたら、死なない、助かる未来があるかもしれない。見事世界を救って英雄になれるかもしれない。そんな素晴らしいルートがあるかもしれないと微かな可能性と、自分の運命を切り開く力(自分で言っといて何だけど、厨二臭い)に頼るしかない。まぁ、これでも、一応、念の為、自分の身を守る程度の剣術やらを学んできたのだ。実力は、そこそこなレベルなんだ。………うん、大丈夫死なない。変な呪いにかけられたり、不意打ちで後ろから斬りつけられたり、自分より強い相手にケンカを売らなければ、多分死なない!!…………はずだ。若干であるが、そう思えば何となく死なないかもという希望が出できたような気がする。
まぁ、自分の力でできるだけ死亡フラグを回避するとしても、もっとも問題である恋愛の観点をどうにかしなくてはならないのだけれど
このゲームではある程度の好感度がなければ、分岐ルートに入ることができない。そのため、物語はそこで終了、厄災から国も救えず、主人公はもちろん多くの人が死ぬ世界崩壊エンドまっしぐら。……これは本当にどうにかしなければ、大変なことになる。自分はとにかく、自分のせいで、多くの人が死ぬのはいろんな意味で嫌だ(もちろん自分も死にたくないけど)家族に死んで欲しくないし、(少ないが)友達にも、他の人たちにも死んで欲しくない。
それに、厄災で多くの人が死んだら、それは記憶にも、歴史にも残る。彼奴のせいで、多くの人が死んだ。彼奴がしっかりしていなかったから…と後世に、永遠に残るのだ。結構私は見栄針なのだ。どうせ名前が残るなら、恥としてではなく、英雄として残りたい、そんな残り方したくない。
っく、ここは本当に頑張って、頑張って、頑張りまくって誰かと恋に落ちるしかないのだろうか。もしかしたらこんな私でも好きになってくれる相手がいるかもしれないしね!!!希望を持て、私!きっと誰かはいるはずだ……うん、いないな。
せめて、私がもっとヒロインらしい性格だったら希望はあったんだろう。しかし今の私の性格では希望どころか、絶望でしかない。本当に、なんでヒロインなんてポジションに転生してしまったんだろう。誰か別の、もっと最適な人が、ヒロインだったら良かったのに、この役目誰かに変わって欲しい
ん?………誰かに変わる?
瞬間ある一つの考えが頭に浮かんだ。
「誰か別の人にヒロインを変わってもらう」
詰まるところ代替を用意すればと言う考え。
私は既に勇者という役職を与えられ、それは決して変わることができない。だが、ヒロインの役割はどうだろうか。誰か別にヒロイン役を、攻略キャラと恋に落ちるそんな役をやさせれば、私が誰かと恋に落ちなくても物語が進んでいくのではないだろうか。前世でなんとなく愛読していた小説家になったろう的なサイトでは、悪役ポジションに転生した主人公達が、気づけばヒロイン的ポジにいた。これは、ヒロインではなくても、ヒロインになれるんじゃね?的希望。
つまりその原理を逆手気とれば良いのだ。勇者ヒロインだから、恋に落ちなくてはいけない。だとしたら勇者モブなら恋に落ちなくても良い……だれか別の人間にヒロインをお任せするのだ。
悪い考えではないと思う。絶対に上手くいくという可能性があるわけではないが、絶対に失敗するというわけでもない。というか、私がヒロインよりも、誰かをヒロインとした方が上手くいく気がする。やってみるだけの価値はあるだろう。
となれば、問題は誰をヒロインにするかである。私ではない、誰か……適任するのは、ヒロインとして適した性格の少女。そんな子はいないかな。と考えれば、1人だけ心当たりのある娘がいた。
実は攻略キャラ以外に、1人旅の仲間がいる。名前はセシル・ランベル、ランベル伯爵家の令嬢で、治癒魔法を得意とする心優しい女の子。ゲームではヒロインの友人として、時には恋のアドバイスをしたり、恋のライバルとなったりしていた。もちろん見た目もかわいらしく、ヒロインとしても申し分ない。というか、ヒロインにふさわしい。これは、もうヒロインを彼女に譲る、いや譲り受けていただくしかないだろう。国を救うためだ、仕方ないよね。
そうと決まれば、私は彼女のためにモブに徹しよう。彼女がヒロインとして活躍できるように、攻略キャラと恋に落ちるように裏で手を回すことにしよう。上手くいけば、国は救われる、そして私が死ぬ確率もだいぶ下がる。失敗したときは…まぁ、そのときはそのときだ。どうにかなるさ。
そうと決まれば、やることは一つ。ヒロインは他に任せて!私はやれるだけの事をする。それのみだ
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