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10話
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あの一件があったために、グレンは俺に教育の必要があると感じたのか、今日はグレンの魔術教室が開催される事になった。
「ねぇグレン、俺は魔術を使えるわけではないの?」
「いや、お前は魔術を使える、かなり希少な人間だ」
「え?本当!?」
「だが魔術師にはなれない」
「え?なんで?」
「魔力の素を体内で代謝、産生できる才能、そして魔術を操る才能、この2つの天賦の才が揃って初めて魔術師として完成するわけだ」
「俺は魔力を作れないからダメってこと?」
「そういう事だ、魔術師が何故おとぎ話のような存在なのかわかっただろう?」
とても残念だ、折角魔法が使えるようになると思ったのにこれじゃあ宝の持ち腐れもいいとこだ。
練習したら使えるように…とはならないのだろうか。
そこである事を思いつく。
「でも、グレンから魔力を貰えば魔術は使えるわけでしょ?」
「理論上はな、だが魔力を失った身体はそれを生み出そうと体内の脂肪や筋、血液を犠牲にしようとする。魔術師は倒れる前にそれで回復できるだろうがお前の場合はいつまで経ってもゼロのままだ、そのまま身体は頑張り続け、やがては崩壊するだろう」
「魔力を貰い続ければ…」
「ふっ、アルク、それがどういう意味か分かって言っているのか?」
グレンは俺の顔に触れ、唇をそっと指で撫でる。
あの日の事を思い出して顔が熱くなる。あんな風に乱れるのは、もうごめんだ。
「む、無理だね」
「それに魔術を使えば使うほど私の魔力に依存する事になる。普通の人間に戻りたければよほどの緊急時以外は使わん事だな」
調子に乗ってどんどん魔術を使いまくり、グレンに身体の全てを捧げる自分を想像してしまい、ブンブンと取り消す。
「あれ?そういえば一番最初にグレンから魔力を飲み薬で貰わなかったっけ、あれは?あれを使えばいいんじゃないの?」
「あぁあれか?あれの中身を知りたいのか?知らない方が良いと思うが」
「え゛っ」
「あれも私の細胞の一部だ、あの時は回路形成のために、自立してお前の体内を動き回るような」
「動く…?細胞…?」
「わかりやすい言葉で言うと私のせ「うわあああああああああ!!!」
耳を塞ぎ、聞こえないようにする。
何か際どいワードが一瞬聞こえそうになった気がしたが、全力で防いだ。
美味しい、とかまた飲みたいと思っていただけに、絶対に聞かない方が良い気がする。
「ふっ、だからどのみちアルク、お前には無理だ」
「うぅ…」
人形が紅茶を持ってくる、このタイミングでこれを見ると嫌でもあのキスを思い出す。
紅茶を一口飲む。
とても良い香りだ、しかし何かが足りない。何か…
「そうだ、アルク、魔力量を調べる、いいな?」
「へ?」
グレンが手をかざすと、下腹部がジワジワと熱くなる。
「ふむ、やはりあの時、お前には少し与えすぎたようだ」
どうやらあの日長くキスをしすぎたせいで、今の俺の体内には少し多めの魔力が入っているらしい。
欠乏症もどきを治すためにも体内の魔力は少ない方がよいということだ。
グレンが俺の手を取り、魔術を使う。
「今の感じだ、あのティーカップを浮かせてみろ」
「うん、わかった」
魔力を減らすためとはいえ、魔術を使えるのは素直に嬉しい。
ティーカップに狙いを定めて影を飛ばす。
ティーカップが宙に浮き、割れないよう慎重にお皿へ戻す。それを何度か繰り返す。
「いい精度だ、よくやった」
「えへへ」
グレンに頭をポンポンと撫でられる。
やはり魔術を使うのは楽しい。
これを自由に使えるグレンが羨ましい。
「後は残った魔力の微調整だな」
そういうとグレンは服の上から下腹部を撫でてくる。
その動きに反応し、アソコが膨らんでいく。
「ぐ、グレン!?」
突然の快楽に驚き急いでグレンから離れる。
「ふむ、流石に自分でできるか」
「で、できるって…何!?」
どうやら一定の魔力を外に排泄する方法があるらしい、そしてそれは術者の技量に寄らないもの。人形がティッシュを持ってくる。それはつまり…
「無理だよ、せめて自分の部屋でさせてよ…」
「いいや、ここでしろ、私を愉しませるというのもお前の仕事だろ?」
「見てても楽しくないよこんなの!」
流石に渋っていたらグレンが右手をかざし始めたので、どうにも逃れられないと観念し、捲り上げたスカートを口に咥え、グレンの前で自分のソレを慰め始める。
そもそもスカーレットと同棲し始めてから、そういった事はすっかりご無沙汰であり、1ヶ月以上していなかったから視覚的な刺激も無しにイけるわけがない。
「ん……っ…っ…」
と思っていたのに、どんどんアソコは濡れてきてしまう。
グレンが見ているのに…いや、むしろこの状況に自分は興奮してしまっているのだろうか。
チラリと横を見ると、大きな鏡にはスカートを捲り上げて、自慰行為をしている女の子が映っている。
あぁ、自分はこんな風に見えているのか。
「んっ…んんっ…」
恥ずかしさと自分の姿とグレンとの色んなやりとりが頭の中でごちゃごちゃし、大して弄らないうちにすぐ果ててしまった。
「はぁっ…はぁっ…ぐれん……」
出した事を報告しようとすると、既に彼は俺の目の前にいて、油断している隙に彼の手は下腹部に触れていた。
「グレン……?」
「ふむ、あまり減っていないな」
そういうと下腹部から下の方へと電気が走ったような感覚が身体を巡る。
「い゛っ…!?」
アソコの、もっと後ろ、普通に触ったら絶対に届かないような場所に刺激が走る。
「やっ…まって…あ゛ぁ…っいやぁ…」
「ほら、ちゃんとスカートを持て、出したかわからんと何回もする事になるぞ」
「うぅ…」
出したばかりだというのに、あり得ないほど勃ちあがり、今まで感じた事のない刺激に自力では立っていられず、グレンに抱きつく。
「ぐれん…っ…やめて…それいやだぁ…」
グレンに懇願していると、彼はポンポンと背中を撫でてくれる、わかってくれた?
そう思ったのも束の間、もう一度あの刺激が止めを刺しにきた。
「~~~~~っっ」
俺は声にならない悲鳴をあげ、グレンの脚に擦り付けるように吐精する。
この刺激、気持ちが良すぎる。
お漏らしをしたようにまだまだ精がゆっくりと垂れながされている。
「ぁ……ぁ……」
「派手に達したな、アルク」
「うぅ……ぐれん………ごめんなさい…汚しちゃった……」
思考がうまくできず、涙が出そうになりながらとりあえずひっかけてしまった事を謝る。
「…お前は本当にいい顔をするな」
そういってグレンは俺を抱き抱えると、影の中を伝って浴室へと移動するのだった。
「ねぇグレン、俺は魔術を使えるわけではないの?」
「いや、お前は魔術を使える、かなり希少な人間だ」
「え?本当!?」
「だが魔術師にはなれない」
「え?なんで?」
「魔力の素を体内で代謝、産生できる才能、そして魔術を操る才能、この2つの天賦の才が揃って初めて魔術師として完成するわけだ」
「俺は魔力を作れないからダメってこと?」
「そういう事だ、魔術師が何故おとぎ話のような存在なのかわかっただろう?」
とても残念だ、折角魔法が使えるようになると思ったのにこれじゃあ宝の持ち腐れもいいとこだ。
練習したら使えるように…とはならないのだろうか。
そこである事を思いつく。
「でも、グレンから魔力を貰えば魔術は使えるわけでしょ?」
「理論上はな、だが魔力を失った身体はそれを生み出そうと体内の脂肪や筋、血液を犠牲にしようとする。魔術師は倒れる前にそれで回復できるだろうがお前の場合はいつまで経ってもゼロのままだ、そのまま身体は頑張り続け、やがては崩壊するだろう」
「魔力を貰い続ければ…」
「ふっ、アルク、それがどういう意味か分かって言っているのか?」
グレンは俺の顔に触れ、唇をそっと指で撫でる。
あの日の事を思い出して顔が熱くなる。あんな風に乱れるのは、もうごめんだ。
「む、無理だね」
「それに魔術を使えば使うほど私の魔力に依存する事になる。普通の人間に戻りたければよほどの緊急時以外は使わん事だな」
調子に乗ってどんどん魔術を使いまくり、グレンに身体の全てを捧げる自分を想像してしまい、ブンブンと取り消す。
「あれ?そういえば一番最初にグレンから魔力を飲み薬で貰わなかったっけ、あれは?あれを使えばいいんじゃないの?」
「あぁあれか?あれの中身を知りたいのか?知らない方が良いと思うが」
「え゛っ」
「あれも私の細胞の一部だ、あの時は回路形成のために、自立してお前の体内を動き回るような」
「動く…?細胞…?」
「わかりやすい言葉で言うと私のせ「うわあああああああああ!!!」
耳を塞ぎ、聞こえないようにする。
何か際どいワードが一瞬聞こえそうになった気がしたが、全力で防いだ。
美味しい、とかまた飲みたいと思っていただけに、絶対に聞かない方が良い気がする。
「ふっ、だからどのみちアルク、お前には無理だ」
「うぅ…」
人形が紅茶を持ってくる、このタイミングでこれを見ると嫌でもあのキスを思い出す。
紅茶を一口飲む。
とても良い香りだ、しかし何かが足りない。何か…
「そうだ、アルク、魔力量を調べる、いいな?」
「へ?」
グレンが手をかざすと、下腹部がジワジワと熱くなる。
「ふむ、やはりあの時、お前には少し与えすぎたようだ」
どうやらあの日長くキスをしすぎたせいで、今の俺の体内には少し多めの魔力が入っているらしい。
欠乏症もどきを治すためにも体内の魔力は少ない方がよいということだ。
グレンが俺の手を取り、魔術を使う。
「今の感じだ、あのティーカップを浮かせてみろ」
「うん、わかった」
魔力を減らすためとはいえ、魔術を使えるのは素直に嬉しい。
ティーカップに狙いを定めて影を飛ばす。
ティーカップが宙に浮き、割れないよう慎重にお皿へ戻す。それを何度か繰り返す。
「いい精度だ、よくやった」
「えへへ」
グレンに頭をポンポンと撫でられる。
やはり魔術を使うのは楽しい。
これを自由に使えるグレンが羨ましい。
「後は残った魔力の微調整だな」
そういうとグレンは服の上から下腹部を撫でてくる。
その動きに反応し、アソコが膨らんでいく。
「ぐ、グレン!?」
突然の快楽に驚き急いでグレンから離れる。
「ふむ、流石に自分でできるか」
「で、できるって…何!?」
どうやら一定の魔力を外に排泄する方法があるらしい、そしてそれは術者の技量に寄らないもの。人形がティッシュを持ってくる。それはつまり…
「無理だよ、せめて自分の部屋でさせてよ…」
「いいや、ここでしろ、私を愉しませるというのもお前の仕事だろ?」
「見てても楽しくないよこんなの!」
流石に渋っていたらグレンが右手をかざし始めたので、どうにも逃れられないと観念し、捲り上げたスカートを口に咥え、グレンの前で自分のソレを慰め始める。
そもそもスカーレットと同棲し始めてから、そういった事はすっかりご無沙汰であり、1ヶ月以上していなかったから視覚的な刺激も無しにイけるわけがない。
「ん……っ…っ…」
と思っていたのに、どんどんアソコは濡れてきてしまう。
グレンが見ているのに…いや、むしろこの状況に自分は興奮してしまっているのだろうか。
チラリと横を見ると、大きな鏡にはスカートを捲り上げて、自慰行為をしている女の子が映っている。
あぁ、自分はこんな風に見えているのか。
「んっ…んんっ…」
恥ずかしさと自分の姿とグレンとの色んなやりとりが頭の中でごちゃごちゃし、大して弄らないうちにすぐ果ててしまった。
「はぁっ…はぁっ…ぐれん……」
出した事を報告しようとすると、既に彼は俺の目の前にいて、油断している隙に彼の手は下腹部に触れていた。
「グレン……?」
「ふむ、あまり減っていないな」
そういうと下腹部から下の方へと電気が走ったような感覚が身体を巡る。
「い゛っ…!?」
アソコの、もっと後ろ、普通に触ったら絶対に届かないような場所に刺激が走る。
「やっ…まって…あ゛ぁ…っいやぁ…」
「ほら、ちゃんとスカートを持て、出したかわからんと何回もする事になるぞ」
「うぅ…」
出したばかりだというのに、あり得ないほど勃ちあがり、今まで感じた事のない刺激に自力では立っていられず、グレンに抱きつく。
「ぐれん…っ…やめて…それいやだぁ…」
グレンに懇願していると、彼はポンポンと背中を撫でてくれる、わかってくれた?
そう思ったのも束の間、もう一度あの刺激が止めを刺しにきた。
「~~~~~っっ」
俺は声にならない悲鳴をあげ、グレンの脚に擦り付けるように吐精する。
この刺激、気持ちが良すぎる。
お漏らしをしたようにまだまだ精がゆっくりと垂れながされている。
「ぁ……ぁ……」
「派手に達したな、アルク」
「うぅ……ぐれん………ごめんなさい…汚しちゃった……」
思考がうまくできず、涙が出そうになりながらとりあえずひっかけてしまった事を謝る。
「…お前は本当にいい顔をするな」
そういってグレンは俺を抱き抱えると、影の中を伝って浴室へと移動するのだった。
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