65 / 92
第六十四話 赤鬼
しおりを挟む
七日間行われるうちの二日目が始まった。僕たちはさらなる妖怪ポイントを手に入れるためにフウラでフィールドに向かっていた。
一日で二百ポイント以上を集めたのだが、簡単に集まる分、交換するポイントが高いので、これでも全然交換できないと思われる。
「昨日は結構、稼げたから今日もその調子で行くよ!」
リリは顔はやる気に満ち溢れていた。なんでこんなにやる気があるのかは大体、予想ができる。僕が現実世界で全員にご飯を奢ることになったからだろう。
「おー!」
ギルドメンバーは明るく返事を返す。僕も同様にだ。今日は全体的に士気も高い気がする。
これが良いことなのかは分からないが、この士気の高さなら昨日よりも多くのポイントが手に入れることができるかもしれない。
目的のフィールドに着いたので、僕達はフウラから降りる。今回は花桃の木が所々に点在するフィールドだ。地面を見てみると強い衝撃が入ると崩れそうな箇所もある。
「あそこは避けて通ったほうがよさそうだな」
僕は崩れそうになっている地面を指差して言う。
「そうね! 避けて通りましょ!」
ツキナがすぐに答えてくれた。僕達は崩れそうな地面を避けるように進む。イベント中なのだが、妖怪以外のモンスターも出現するので、そいつらも倒していく。
しばらく進んでいると二体の山姥が現れた。両手には包丁を持っており、こちらに投擲しようとしている。
「戦闘準備!」
僕は全員に警戒を促す。数秒後、五メートルくらいの距離から山姥が同時に包丁を投げてくる。それを僕たちの前に入ったコジロウが迎え撃つ。
「ゼロの太刀! 燕《つばめ》返し!」
コジロウが刀を縦に振ると不思議な事に包丁が山姥の方向に跳ね返っていく。
一瞬のことではっきりとは分からなかったが、ゴジロウが刀を振った瞬間に風が発生した気がする。
跳ね返った包丁は見事に山姥の胸部に命中した。この一撃で山姥のHPを半分まで削った。HPの減り具合を見る限り、投擲された包丁に当たっていたら、結構HPを持ってかれたに違いない。
「風の舞! トルネード!」
山姥の隙をついて誰よりも早く、ツキナが追撃をする。
山姥の真下から黒色の大竜巻が現れ、HPを奪い去る。どうやらこのスキルは狙った場所に発動させることができるらしい。非常に使い勝手が良そうだ。
「ナイス! ツキナ!」
僕は口元をほころばせながらツキナに言う。
ムサシ
「ツキナさんが味方でよかったです」
コジロウ
「絶対、敵に回したくない」
アサガオ
「さすがです! ツキナさん!」
トモ
「いつ見てもすごい威力だな~」
リリ
「あいかわらず、すごいね」
みんなも各々でツキナに声を掛ける。
「ありがとう! でもコジロウが隙を作ってくれたからできたことよ」
「そんな事ないですよ」
ツキナはお礼を言いつつも、コジロウのフォローは忘れていない。コジロウは照れ笑いを浮かべ、ツキナに返事を返す。確かにコジロウが隙を作ったことで決まった連携なのだ。戦国兄弟の実力は凄まじい。
そんなことを思っていると目の前で赤いエフェクトが発生する。
「モンスターがスポーンするわよ! 気をつけて!」
ツキナが警戒を促してきたので、僕達はすぐに赤いエフェクトから距離を取る。スポーンした瞬間に攻撃されても困るからだ。
それにしてもモンスターがスポーンする時はこんな派手なエフェクトが発生するとは思っていなかった。
次第にモンスターの姿が見えて来た。全長は五メートルくらいで、頭には角が二つ生えている。そして手には巨大な棍棒を持っていた。
「鬼じゃん……」
僕は目の前に出現した赤鬼を見て、呟く。鬼と言えば怖くて強いイメージがある。さてこの鬼はどうだろうか。見た目的には強そうだが。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼はフィールド中に響き渡る声で叫ぶ。声を出した時の風圧で飛ばされそうになった。僕達は必死で踏ん張り、耐える。
赤鬼は叫び終わった後、すぐに棍棒を振り落としてきた。近距離武器をメイン武器としている僕とギルドメンバーはその攻撃を後ろに飛んで避ける。
地面と棍棒が接触した瞬間、音が爆発したように一瞬だけ広がる。
この攻撃を見てはっきりしたことがある赤鬼は攻撃スピードが遅い分、攻撃力がかなり高いようだ。攻撃を受け止めると言う選択肢は除外したほうが良さそうだ。
「六明神! 水! ピュアスアローウ!」
トモの弓から三本の矢が同時に放たれる。トモの弓には【マルチショット】というスキルがついているので、複数の矢を同時に発射することができるのだ。
トモが放った矢は赤鬼にしっかり命中したのだが、一割ほどしかHPが減っていないようだ。
「くっ……これだけかよ」
トモは呟く。弓には他にも【貫通射撃】と言うスキルもついているので防御力を無視して攻撃できるのはずなので、赤鬼はHPが多く設定されていることが分かる。
またしても低確率でしか遭遇できないボスモンスターに会ってしまった。良いことなのだが、厳しい戦いを強いられそうだ。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼は棍棒を薙ぎ払うように振ってくる。大振りなので避けれない程ではないが、後から衝撃波が僕達を襲う。
「シールド!」
ツキナは瞬時に前衛陣を囲むようにシールドを張る。シールドが無かったら多くのダメージを受けていただろう。僕はツキナに感謝しつつ、赤鬼を迫る。
「六明神! 水!」
僕は剣に水を纏わせ、縦に一振り。僕とトモの攻撃で赤鬼は水属性やられ状態になる。
今は防御力が大きく低下しているはずなので【貫通】関係のスキルを持っていなくても多くのダメージを与えることができるはずだ。
「一の太刀! 旋風!」
「滝落とし!」
すぐに戦国兄弟が追撃をかける。
「氷撃!」
「拡散爆弾!」
まだ、僕達のターンは終わっていない。戦国兄弟と入れ替わるようにリリとアサガオも攻撃する。
「アイシクルスピア!」
「六明神 氷! ピュアスアローウ高速三連射!」
ギルドメンバー全員の連携が決まった。トモの最後の攻撃には【属性特攻】の効果も加わっているので、赤鬼のHPはみるみると減っていき、半分くらいになる。
どれだけの耐久力を持っているんだ。普通のボスモンスターと違ってHPの数値が出ないのでどれだけ減ったのかが分からないのだ。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼は頭の上に棍棒を持ってきて、何やらチャージを始めだ。大技が来る。
「みんな、回避の準備だ!」
僕の指示で、みんなは回避の準備を始める。そして赤鬼が棍棒を地面に叩きつけたのと同時にジャンプして避ける。
地軸もろとも引き裂くような爆発音とともに地面が崩れ始めた。僕達の真下はこのフィールドに着いた時に避けて通った今にも崩れそうな地面だったのだ。
「嘘だろっ! うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
僕達は絶叫を上げながら底が見えない地面の下に落下していく。トモがクウガを使って僕達を地上に上げようとするが、崩れた地面が塞がれてしまった。
上がることができなくなった僕達は死ななにことを祈りながら、クウガに乗って下に降りていく。
一日で二百ポイント以上を集めたのだが、簡単に集まる分、交換するポイントが高いので、これでも全然交換できないと思われる。
「昨日は結構、稼げたから今日もその調子で行くよ!」
リリは顔はやる気に満ち溢れていた。なんでこんなにやる気があるのかは大体、予想ができる。僕が現実世界で全員にご飯を奢ることになったからだろう。
「おー!」
ギルドメンバーは明るく返事を返す。僕も同様にだ。今日は全体的に士気も高い気がする。
これが良いことなのかは分からないが、この士気の高さなら昨日よりも多くのポイントが手に入れることができるかもしれない。
目的のフィールドに着いたので、僕達はフウラから降りる。今回は花桃の木が所々に点在するフィールドだ。地面を見てみると強い衝撃が入ると崩れそうな箇所もある。
「あそこは避けて通ったほうがよさそうだな」
僕は崩れそうになっている地面を指差して言う。
「そうね! 避けて通りましょ!」
ツキナがすぐに答えてくれた。僕達は崩れそうな地面を避けるように進む。イベント中なのだが、妖怪以外のモンスターも出現するので、そいつらも倒していく。
しばらく進んでいると二体の山姥が現れた。両手には包丁を持っており、こちらに投擲しようとしている。
「戦闘準備!」
僕は全員に警戒を促す。数秒後、五メートルくらいの距離から山姥が同時に包丁を投げてくる。それを僕たちの前に入ったコジロウが迎え撃つ。
「ゼロの太刀! 燕《つばめ》返し!」
コジロウが刀を縦に振ると不思議な事に包丁が山姥の方向に跳ね返っていく。
一瞬のことではっきりとは分からなかったが、ゴジロウが刀を振った瞬間に風が発生した気がする。
跳ね返った包丁は見事に山姥の胸部に命中した。この一撃で山姥のHPを半分まで削った。HPの減り具合を見る限り、投擲された包丁に当たっていたら、結構HPを持ってかれたに違いない。
「風の舞! トルネード!」
山姥の隙をついて誰よりも早く、ツキナが追撃をする。
山姥の真下から黒色の大竜巻が現れ、HPを奪い去る。どうやらこのスキルは狙った場所に発動させることができるらしい。非常に使い勝手が良そうだ。
「ナイス! ツキナ!」
僕は口元をほころばせながらツキナに言う。
ムサシ
「ツキナさんが味方でよかったです」
コジロウ
「絶対、敵に回したくない」
アサガオ
「さすがです! ツキナさん!」
トモ
「いつ見てもすごい威力だな~」
リリ
「あいかわらず、すごいね」
みんなも各々でツキナに声を掛ける。
「ありがとう! でもコジロウが隙を作ってくれたからできたことよ」
「そんな事ないですよ」
ツキナはお礼を言いつつも、コジロウのフォローは忘れていない。コジロウは照れ笑いを浮かべ、ツキナに返事を返す。確かにコジロウが隙を作ったことで決まった連携なのだ。戦国兄弟の実力は凄まじい。
そんなことを思っていると目の前で赤いエフェクトが発生する。
「モンスターがスポーンするわよ! 気をつけて!」
ツキナが警戒を促してきたので、僕達はすぐに赤いエフェクトから距離を取る。スポーンした瞬間に攻撃されても困るからだ。
それにしてもモンスターがスポーンする時はこんな派手なエフェクトが発生するとは思っていなかった。
次第にモンスターの姿が見えて来た。全長は五メートルくらいで、頭には角が二つ生えている。そして手には巨大な棍棒を持っていた。
「鬼じゃん……」
僕は目の前に出現した赤鬼を見て、呟く。鬼と言えば怖くて強いイメージがある。さてこの鬼はどうだろうか。見た目的には強そうだが。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼はフィールド中に響き渡る声で叫ぶ。声を出した時の風圧で飛ばされそうになった。僕達は必死で踏ん張り、耐える。
赤鬼は叫び終わった後、すぐに棍棒を振り落としてきた。近距離武器をメイン武器としている僕とギルドメンバーはその攻撃を後ろに飛んで避ける。
地面と棍棒が接触した瞬間、音が爆発したように一瞬だけ広がる。
この攻撃を見てはっきりしたことがある赤鬼は攻撃スピードが遅い分、攻撃力がかなり高いようだ。攻撃を受け止めると言う選択肢は除外したほうが良さそうだ。
「六明神! 水! ピュアスアローウ!」
トモの弓から三本の矢が同時に放たれる。トモの弓には【マルチショット】というスキルがついているので、複数の矢を同時に発射することができるのだ。
トモが放った矢は赤鬼にしっかり命中したのだが、一割ほどしかHPが減っていないようだ。
「くっ……これだけかよ」
トモは呟く。弓には他にも【貫通射撃】と言うスキルもついているので防御力を無視して攻撃できるのはずなので、赤鬼はHPが多く設定されていることが分かる。
またしても低確率でしか遭遇できないボスモンスターに会ってしまった。良いことなのだが、厳しい戦いを強いられそうだ。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼は棍棒を薙ぎ払うように振ってくる。大振りなので避けれない程ではないが、後から衝撃波が僕達を襲う。
「シールド!」
ツキナは瞬時に前衛陣を囲むようにシールドを張る。シールドが無かったら多くのダメージを受けていただろう。僕はツキナに感謝しつつ、赤鬼を迫る。
「六明神! 水!」
僕は剣に水を纏わせ、縦に一振り。僕とトモの攻撃で赤鬼は水属性やられ状態になる。
今は防御力が大きく低下しているはずなので【貫通】関係のスキルを持っていなくても多くのダメージを与えることができるはずだ。
「一の太刀! 旋風!」
「滝落とし!」
すぐに戦国兄弟が追撃をかける。
「氷撃!」
「拡散爆弾!」
まだ、僕達のターンは終わっていない。戦国兄弟と入れ替わるようにリリとアサガオも攻撃する。
「アイシクルスピア!」
「六明神 氷! ピュアスアローウ高速三連射!」
ギルドメンバー全員の連携が決まった。トモの最後の攻撃には【属性特攻】の効果も加わっているので、赤鬼のHPはみるみると減っていき、半分くらいになる。
どれだけの耐久力を持っているんだ。普通のボスモンスターと違ってHPの数値が出ないのでどれだけ減ったのかが分からないのだ。
「ウォォォォォォォ!」
赤鬼は頭の上に棍棒を持ってきて、何やらチャージを始めだ。大技が来る。
「みんな、回避の準備だ!」
僕の指示で、みんなは回避の準備を始める。そして赤鬼が棍棒を地面に叩きつけたのと同時にジャンプして避ける。
地軸もろとも引き裂くような爆発音とともに地面が崩れ始めた。僕達の真下はこのフィールドに着いた時に避けて通った今にも崩れそうな地面だったのだ。
「嘘だろっ! うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
僕達は絶叫を上げながら底が見えない地面の下に落下していく。トモがクウガを使って僕達を地上に上げようとするが、崩れた地面が塞がれてしまった。
上がることができなくなった僕達は死ななにことを祈りながら、クウガに乗って下に降りていく。
0
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる