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体勢維持
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「……マジか」
「マジ、のようだ」
全力でラストを次の島に向かってぶん投げたティール。
その結果、ラストは島付近に着水するどころか、そのまま島の砂浜に着地した。
「…………問題なさそうですね」
「みたいだな」
両手を振って問題ないとジェスチャーを送るラスト。
それを見て、今度はアキラを島までぶん投げる。
「いきますよ」
「あぁ」
まだ気持ち的には気になっている人に触れる。
普段のティールであれば男子心が騒いでしまうところだが……今はそんな事を気にしている場合ではないと、冒険者の魂が判断。
「っ、っ、っ、ふんぬらあああああああああああああ!!!!!!!!!」
ラストの時と同じく、一球入魂の勢いでぶん投げられた。
結果……アキラも島近くに着水するのではなく、そのまま島に到着。
だが、やや距離が行き過ぎてしまい、ラストがなんとか空中でキャッチし、事なきを得た。
「ほっ、良かった~~~~~」
二人が無事であることを確認。
「よし、次はヴァルだ」
「ガルルゥ」
特に怯えることはなく、二人と同じく体を丸める。
(……二人とも全力で投げたけど、ヴァルの場合はもっと遠くに投げる勢いでやらないとダメだよな……よし)
名案を思い付いたティール。
「っ、っ、っ、ふんぬらあああああああああああああ!!!!!!!!!」
「っっっっっっっっ!!!!!!!!!!!」
投げる右手の甲に圧縮した風を装填。
投げる際に風圧を開放し、投擲スピードを加速。
開放タイミングによってはヴァルを海に叩きつけてしまう可能性もあったが……なんとか無事に成功し、ヴァルも着水することなく砂浜に着地することに成功。
「っし、上手くいったな。それじゃあ、後は俺だけか」
ポーションを飲んで一応失った魔力を回復。
短時間とはいえ複数の強化を重ね掛けしていたため、割とバカに出来ない魔力量を消費していた。
(……俺が俺を投げることは出来ない。そうなると……跳ぶしかないよな)
体がまだまだ動くことを確認。
投擲を行う時よりも助走を取り……全力で駆け出す。
「っ、っ、っ、ふんっ!!!!!!!!!!!!」
先程までと同じく複数の強化を重ね掛けした状態で行う大跳躍。
その距離、高度はもはや飛行と呼べる。
だが……それでもまだ、向かいの島までは届かない。
(今だっ!!!!)
なんとか姿勢を崩さず、ティールは足裏に風圧を溜め、空を蹴ると同時に開放。
宙で人の体を押し上げ、それなりの距離を移動するのにはある程度魔力を使う必要がある。
(もういっちょっ!!!! …………ふんっ!!!! …………っしょ!!!!! …………まだまだ!!!!!)
並の魔法使い以上の魔力量を持っているティールは惜しむことなく魔力を消費して距離を稼ぐ。
ラストたちが到着するよりも長い時間が掛かったが……無事、なんとか泳がずに二つ目の島に到着することが出来た。
「ふぅ~~~~~~~~」
「大丈夫か、マスター」
「あぁ、大丈夫だよ……うん、大丈夫。ちょっとコントロール? が難しかっただけだから」
ポーションを飲み干しながら、ティールは宙を蹴って移動してた時の感覚を思い出す。
(維持する大勢が結構難しかったな……まぁ、魔力量的には問題なさそうだし、練習はしなくても良いかな)
跳ぶ、前に進む、高度を落とさない。
それらの要素を完璧に実行する体勢というのが中々難しく、なんとか到着したものの、間違いなく苦戦した。
「本当に大丈夫か、ティール」
「大丈夫ですよ。まぁ、そこら辺のBランクモンスターと対峙するより集中力を使ったかもしれませんけど」
それは大丈夫なのかとツッコみたいところだが、ティールにしか解決できず、自分たちは手助けできないということもあり、二人はそれ以上しつこく心配しなかった。
そして……二個目の島にも三十一階層へ続く階段はなく、再び人間大遠投が行われた。
「マジ、のようだ」
全力でラストを次の島に向かってぶん投げたティール。
その結果、ラストは島付近に着水するどころか、そのまま島の砂浜に着地した。
「…………問題なさそうですね」
「みたいだな」
両手を振って問題ないとジェスチャーを送るラスト。
それを見て、今度はアキラを島までぶん投げる。
「いきますよ」
「あぁ」
まだ気持ち的には気になっている人に触れる。
普段のティールであれば男子心が騒いでしまうところだが……今はそんな事を気にしている場合ではないと、冒険者の魂が判断。
「っ、っ、っ、ふんぬらあああああああああああああ!!!!!!!!!」
ラストの時と同じく、一球入魂の勢いでぶん投げられた。
結果……アキラも島近くに着水するのではなく、そのまま島に到着。
だが、やや距離が行き過ぎてしまい、ラストがなんとか空中でキャッチし、事なきを得た。
「ほっ、良かった~~~~~」
二人が無事であることを確認。
「よし、次はヴァルだ」
「ガルルゥ」
特に怯えることはなく、二人と同じく体を丸める。
(……二人とも全力で投げたけど、ヴァルの場合はもっと遠くに投げる勢いでやらないとダメだよな……よし)
名案を思い付いたティール。
「っ、っ、っ、ふんぬらあああああああああああああ!!!!!!!!!」
「っっっっっっっっ!!!!!!!!!!!」
投げる右手の甲に圧縮した風を装填。
投げる際に風圧を開放し、投擲スピードを加速。
開放タイミングによってはヴァルを海に叩きつけてしまう可能性もあったが……なんとか無事に成功し、ヴァルも着水することなく砂浜に着地することに成功。
「っし、上手くいったな。それじゃあ、後は俺だけか」
ポーションを飲んで一応失った魔力を回復。
短時間とはいえ複数の強化を重ね掛けしていたため、割とバカに出来ない魔力量を消費していた。
(……俺が俺を投げることは出来ない。そうなると……跳ぶしかないよな)
体がまだまだ動くことを確認。
投擲を行う時よりも助走を取り……全力で駆け出す。
「っ、っ、っ、ふんっ!!!!!!!!!!!!」
先程までと同じく複数の強化を重ね掛けした状態で行う大跳躍。
その距離、高度はもはや飛行と呼べる。
だが……それでもまだ、向かいの島までは届かない。
(今だっ!!!!)
なんとか姿勢を崩さず、ティールは足裏に風圧を溜め、空を蹴ると同時に開放。
宙で人の体を押し上げ、それなりの距離を移動するのにはある程度魔力を使う必要がある。
(もういっちょっ!!!! …………ふんっ!!!! …………っしょ!!!!! …………まだまだ!!!!!)
並の魔法使い以上の魔力量を持っているティールは惜しむことなく魔力を消費して距離を稼ぐ。
ラストたちが到着するよりも長い時間が掛かったが……無事、なんとか泳がずに二つ目の島に到着することが出来た。
「ふぅ~~~~~~~~」
「大丈夫か、マスター」
「あぁ、大丈夫だよ……うん、大丈夫。ちょっとコントロール? が難しかっただけだから」
ポーションを飲み干しながら、ティールは宙を蹴って移動してた時の感覚を思い出す。
(維持する大勢が結構難しかったな……まぁ、魔力量的には問題なさそうだし、練習はしなくても良いかな)
跳ぶ、前に進む、高度を落とさない。
それらの要素を完璧に実行する体勢というのが中々難しく、なんとか到着したものの、間違いなく苦戦した。
「本当に大丈夫か、ティール」
「大丈夫ですよ。まぁ、そこら辺のBランクモンスターと対峙するより集中力を使ったかもしれませんけど」
それは大丈夫なのかとツッコみたいところだが、ティールにしか解決できず、自分たちは手助けできないということもあり、二人はそれ以上しつこく心配しなかった。
そして……二個目の島にも三十一階層へ続く階段はなく、再び人間大遠投が行われた。
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