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一度まで
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「やぁ、ティール君。ラストさんにアキラさん」
「バレンダさん」
昼飯を食べ終え、ぶらぶらと散歩を続けていると、調査隊の隊長であるバレンダたちと遭遇。
食後の紅茶でも飲まないかと誘われ、ティールたちはバレンダや調査隊のエルフたちの行きつけである店へ移動。
「どうかな」
「飲みやすくて美味しいです」
「それは良かった」
「……バレンダさん、また勧誘とかそういう事じゃないですよね」
ティールは決してバレンダとの仲が悪いわけではない。
しかし、友人と呼べるほど仲の良い存在でもない。
ただ冒険者歴で言えば後輩と先輩の関係というだけだった。
そして、直感ではあるが、ティールはバレンダが再度自分たちを勧誘するために声を掛けてきたわけではないと……昼過ぎのお茶に誘ったわけではないと感じ取っていた。
「そうだね…………少し質問したいことがあったんだ。君たちは、大秘境でただ冒険をしてるだけじゃないんじゃないかと思ってね」
「…………」
「勿論、僕は君たちの上司でも主君でもない。ただ冒険者歴は先輩というだけで、そういった繋がりもない。だから何かしていたとしても止める権利なんてものはないのは解ってる。ただ、それでも把握だけはしておきたいと思ってね」
これに関しても、全く強制ではない。
バレンダは自身が調査隊の隊長という権限を利用してどうこうとしようとは、全く考えていない。
ただ、ティールたちの行動で大秘境の生態系に大きな影響が出ないか……それが気がかりであった。
「そういう事だったんですね」
自分たちの行動内容を探ろうとしている。
それを知って……ティールは怒りやめんどくささを感じることはなかった。
何故なら、一度探索を開始し、数十日間も探索を続けることは常識ではないと解っているから。
ただ、自分たちの行動が普通ではないことを理解しているとはいえ、内容をそのまま伝える訳にはいかない。
「ん~~~~……大秘境の環境というか……生態系? とかに、影響が出るようなことはしてません。ただ、他の冒険者たちがあまりしないような事をしてるとは思います」
「冒険者たちがあまりしない事、か………………特定のモンスターの巣を探してる、とかかな」
モンスターの巣に入れば、上手く奇襲が成功すれば全滅させられる可能性はあるが、基礎戦闘力が高ければ高いモンスターの巣ほど、逆にこちら側が全滅してしまう可能性の方が高い。
一般的な冒険者たちなら、まずしない。
高い実力や探索力を持つ調査隊のメンバーたちであっても、何かしらの大きな理由がなければ実行しない。
ただ、ティールたちほどの戦闘力、殲滅力があれば不可能ではないとバレンダは考えている。
「似てるかもしれないですけど、違います」
ティールたちが探していたのはダンジョン。
ダンジョンには多数のモンスターが生息しているため、モンスターの巣というのはあながち間違いではない。
「そうか……ただ、難しく時間が掛かることをしてるというわけだね」
「簡単に言うとそうですね」
確信を突く質問は一度までと最初から決めていたため、バレンダはそれ以上の深い質問をぶっこまなかった。
「なるほどね。それなら、僕たちは言うことは何もないね。とはいえ、数十日間も帰ってこないのは、受付嬢たちも心配してしまうよ」
「……みたいですね」
バレンダはバレンダだで冒険者としての活動も行っている。
依頼達成の報告、素材の売却を行う際、一同ティールたちとの交流がある人物ということもあって、彼らがどうなっているのか知らないかと何度も尋ねられていた。
バレンダたちも探索中、それとなく三人の気配がないかと探してはいたが、全く感じ取れなかったため、彼女たちを安心させられる内容を伝えられなかった。
(やっぱり、十日が限度って考えた方が良さそうだな)
その後は互いに大秘境での情報などを交換、情報に関して話し合いなどをし、そのまま共に夕食を食べる流れとなった。
「バレンダさん」
昼飯を食べ終え、ぶらぶらと散歩を続けていると、調査隊の隊長であるバレンダたちと遭遇。
食後の紅茶でも飲まないかと誘われ、ティールたちはバレンダや調査隊のエルフたちの行きつけである店へ移動。
「どうかな」
「飲みやすくて美味しいです」
「それは良かった」
「……バレンダさん、また勧誘とかそういう事じゃないですよね」
ティールは決してバレンダとの仲が悪いわけではない。
しかし、友人と呼べるほど仲の良い存在でもない。
ただ冒険者歴で言えば後輩と先輩の関係というだけだった。
そして、直感ではあるが、ティールはバレンダが再度自分たちを勧誘するために声を掛けてきたわけではないと……昼過ぎのお茶に誘ったわけではないと感じ取っていた。
「そうだね…………少し質問したいことがあったんだ。君たちは、大秘境でただ冒険をしてるだけじゃないんじゃないかと思ってね」
「…………」
「勿論、僕は君たちの上司でも主君でもない。ただ冒険者歴は先輩というだけで、そういった繋がりもない。だから何かしていたとしても止める権利なんてものはないのは解ってる。ただ、それでも把握だけはしておきたいと思ってね」
これに関しても、全く強制ではない。
バレンダは自身が調査隊の隊長という権限を利用してどうこうとしようとは、全く考えていない。
ただ、ティールたちの行動で大秘境の生態系に大きな影響が出ないか……それが気がかりであった。
「そういう事だったんですね」
自分たちの行動内容を探ろうとしている。
それを知って……ティールは怒りやめんどくささを感じることはなかった。
何故なら、一度探索を開始し、数十日間も探索を続けることは常識ではないと解っているから。
ただ、自分たちの行動が普通ではないことを理解しているとはいえ、内容をそのまま伝える訳にはいかない。
「ん~~~~……大秘境の環境というか……生態系? とかに、影響が出るようなことはしてません。ただ、他の冒険者たちがあまりしないような事をしてるとは思います」
「冒険者たちがあまりしない事、か………………特定のモンスターの巣を探してる、とかかな」
モンスターの巣に入れば、上手く奇襲が成功すれば全滅させられる可能性はあるが、基礎戦闘力が高ければ高いモンスターの巣ほど、逆にこちら側が全滅してしまう可能性の方が高い。
一般的な冒険者たちなら、まずしない。
高い実力や探索力を持つ調査隊のメンバーたちであっても、何かしらの大きな理由がなければ実行しない。
ただ、ティールたちほどの戦闘力、殲滅力があれば不可能ではないとバレンダは考えている。
「似てるかもしれないですけど、違います」
ティールたちが探していたのはダンジョン。
ダンジョンには多数のモンスターが生息しているため、モンスターの巣というのはあながち間違いではない。
「そうか……ただ、難しく時間が掛かることをしてるというわけだね」
「簡単に言うとそうですね」
確信を突く質問は一度までと最初から決めていたため、バレンダはそれ以上の深い質問をぶっこまなかった。
「なるほどね。それなら、僕たちは言うことは何もないね。とはいえ、数十日間も帰ってこないのは、受付嬢たちも心配してしまうよ」
「……みたいですね」
バレンダはバレンダだで冒険者としての活動も行っている。
依頼達成の報告、素材の売却を行う際、一同ティールたちとの交流がある人物ということもあって、彼らがどうなっているのか知らないかと何度も尋ねられていた。
バレンダたちも探索中、それとなく三人の気配がないかと探してはいたが、全く感じ取れなかったため、彼女たちを安心させられる内容を伝えられなかった。
(やっぱり、十日が限度って考えた方が良さそうだな)
その後は互いに大秘境での情報などを交換、情報に関して話し合いなどをし、そのまま共に夕食を食べる流れとなった。
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