あっさりと初恋が破れた俺、神からのギフトで倒して殺して奪う

Gai

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次は共に

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「ッッッッッッ!!!!!?????」

ジェットガルーダの蹴撃対、ラストのデフィストによる渾身の一撃……ラストは、その衝撃で遥か後方に吹き飛ばされた。

だが、同時にジェットガルーダの蹴撃を行った足が完全に破壊されていた。

(っ! デフィストの効果か!!!)

ティールの推察通り、デフィストの効果が発動されたことにより、ラストはただ吹き飛ばされただけで終わることはなく、ジェットガルーダの鉤爪を破壊することに成功した。

デフィストの効果に、相手に攻撃する際……対象が武器であれば、武器破壊の効果が含まれる。
当然、ジェットガルーダの鉤爪も立派な武器だと判定され、武器破壊の効果が発動された。

相手を吹き飛ばした筈なのに、自分の鉤爪が大惨事になっている。
そんな状況と痛みに……戸惑っている暇はない。
パーティーメンバーの勇気に報いるため、アキラは消費魔力を度外視した斬撃をいくつも放つ。

緋焔から放たれる斬撃波となれば、ジェットガルーダも翼を扇ぐだけでは対応できず、風槍や風刃だけで対処出来ず、回避するしかなかった。

だが、避けて避けて避けた先には……一匹の獣が待ち構えていた。

「ッ!!!!!!!!!」

「っ!!!!????」

獣の正体は……Bランクモンスター、ヴァルガングことヴァル。

これまでティールは最初からヴァルを召喚して共に戦うのではなく、奇襲を仕掛けるための切り札として残していた。

「ッ!!!!!」

見事、その作戦は功を為した。
ヴァルは召喚された際、瞬時に状況を把握してアキラの斬撃波から逃げるジェットガルーダの動きを予想し、見事翼に嚙みつくことに成功。

そして思いっきり振り回し、地面に叩きつけようとした。

「っっっ!!!!」

ただ、ジェットガルーダも即座に状況を理解し、何度か踏ん張って地面に叩きつけられることだけは回避した。

だが……踏ん張るということは、その場に留まってしまうことど同じ。
その一瞬があれば、ティールの脚が……手が届く。

「ぃ、よいしょッ!!!!!!」

原形を留めている大きな足を両手で掴み、ティールは切り札である剛拳無双を発動。

がっしり掴んで話さず、ヴァルと同じく思いっきり振り回し……今度こそ、地面に叩きつけた。

「キギャっ!!!!!!!???????」

脚を掴まれたとしても、翼を扇いで宙に跳べば逃げられる。
逆にティールを地面に叩きつけることも出来るが、剛拳無双を発動したティールのパワーから繰り出されるぶん回しの速度には……さすがのジェットガルーダも瞬時に反応することは出来ず、地面が陥没するほどの衝撃を頭部に食らった。

「っ、っ……っ……………………」

「……ふぅーーーーーーー。どうやら、ちゃんと殺れたみたいですね」

地面が陥没するほどの衝撃を頭部に与えられたジェットガルーダ。
その衝撃はすさまじく、脳を半壊させた。

生命力も並ではないジェットガルーダだが、体の超重要器官である頭部を破壊されては、どうする事も出来なかった。

「むっ、終わってしまったか」

蹴撃との衝撃で遥か後方に飛ばされてたラストだったが、直ぐにポーションを飲んで傷を癒し、ティールたちの元へ戻ってきた。

「あぁ。ラストのお陰で、なんとか隙をつくることが出来たよ」

「ティールの言う通りだ。デフィストを有しているとはいえ、生半可な覚悟ではあの蹴りに対抗出来ない」

「……そうか」

ティールだけではなく、アキラにまで褒められたため、ひとまず素直に褒め言葉を受け取ったラスト。

「ヴァゥ」

「あぁ、ヴァルも直ぐに戦況を理解してくれて助かったよ」

「……ヴァゥ」

「ん? あぁ……うん、そうだな。次は最初から一緒に戦おうか」

ほんの一瞬しか戦わなかったものの、自分が相手より格上であることは解かる。
とはいえ、それでもヴァルとしては最初から共にティールたちと戦いたかった。

そんなヴァルの気持ちをしっかりと汲み取り、ティールはジェットガルーダと討伐報酬である宝箱を回収し、地上へと戻った。
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