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ダンジョン攻略編
王都に召喚された勇者達
しおりを挟む「「「やったぞ!成功だ!!」」」
「はやく王様にお知らせしてこい!」
成功?王様?なんのことだ?
「うっ…僕達は確かトラックに…」
颯か?そうだ、俺たちは帰り道確か轢かれたはずだ…
どうなってる?
「颯くん?わ、私たちどうなったの?」
「わからない…だけどたしかに僕たち轢かれたはず…」
「うっうう…どうなってやがる?」
「いたたた…どうなってるの?」
どうやらみんな起きたようだ。
やはりみんな現状が理解できていないようだ。
「みんな、俺たちはたしかに轢かれたはずだ、だが見知らぬところにいる…。だけどとりあえずあの人たちが事情を知っているようだ。」
俺がそう言ってからみんな先ほど意味不明なことを言った奴らの存在に気づいたようだ。
「勇者様。現状が理解できないとは思いますがどうかついて来てください。」
「勇者?なんのことだ?」
「よくわからないけど僕はとりあえず付いて言ったほうがいいと思うよ。」
「そうだな。とりあえずついていくか。」
俺たちはよくわからない人物たちについていき、大きな広間に連れていかれた。
そこは一本道のレッドカーペットが引かれ、その奥には大きな椅子がある。
そこにはいかにもという王様のような人物が座っていた。
王様の横には騎士が二人、レッドカーペットの横に騎士が8人立って並んでいる。
「王様。連れてまいりました。」
「うむ。下がれ。」
「はっ!」
俺は今回事情を一番知っていそうな王様に話しかける。
「すまない。現状を理解できないのだが説明してもらえるか?」
俺がそう王様に告げると一瞬にしてその場が殺気に包まれる。
気がつくと俺たちは武装した騎士たちに槍を向けられ、囲まれていた。
「皆、武器を収めよ。そなたたちの話し方もそのままで構わん。」
王様がそういうと、騎士たちは瞬時に消え元いた場所へもどる。
「現状の説明じゃな。まず今回はそなたたちを異世界から召喚させてもらった」
召喚?異世界?なんのことだ?
「はっは、まさか僕たち異世界転移しちゃったってこと?」
「颯、なんなんだ?それ」
「あぁ、僕がよく読んでいるラノベって言うのにありがちなやつなんだけど、ラノベだと剣と魔法のある異世界に転移させられて、魔王を倒したりするんだ。」
「わ、わたしもたまに読みます!」
どうやら俺たちはその異世界転移とやらに巻き込まれたようだ。
「だけど、いまいち信用できないな。何かの番組かもしれないしな。」
「でもあたしたちたしかに轢かれたわよ?」
確かに鳴の言っていることを俺も一度は考えた。だが、莉子の言っている通り俺たちはたしかにトラックに轢かれた。
「そなたたちの言っているラノベ、とは何だかよくわからんが内容は大体その通りじゃ。魔法についても見てもらった方がはやいの。火玉」
王様がなにか魔法のような物を唱えると突如火の玉が空中に現れる。
「これは信じるしかないな…」
こんなものを見せられてしまっては信じる他ない。俺以外のみんなも同意見のようだ。
「わかった。とりあえず信じるしかないようだな。だが、俺たちは戦う力もないぞ。真剣なんて振ったこともないし、魔法なんて初めて見た。」
「大丈夫じゃ、【職業】を授かれば誰でも特別な力を手に入れることができる。魔法や剣を振るうことはそんなものがなくてもできる。」
「だがその【職業】っていうのはどうやってもらうんだ?」
「ここで神に祈ればいい。試しにやってみよ。」
そう言われ俺たちは目を閉じ、膝をつき、神様に祈りを捧げた。
「「「「「神様、どうか私たちにこの世界で生きて行く力をください」」」」」
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