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お友達フラグですか!?ですよね!!
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「本日はお招きありがとうございます。ご息女の成長、心からお祝い申し上げます。」
「ファール様、お誕生日おめでとうございます。」
「これはこれは、アリュール公爵様のご子息とご息女様。ありがとうございます。」
「あ、ありがとうございます!」
今日は夜会当日!兄様と一緒にご挨拶だ!
あ~、ファールちゃんかわいい~。ブロンドの髪に黄緑の瞳がキラキラしてて妖精さんみたいだよ~!
ファールちゃんはカイラーシ侯爵家の一人娘。
噂によると結構甘やかされて育てられているにも関わらず、高飛車どころか謙虚さを持ち合わせた可愛らしい令嬢らしいのです!
ああ、妖精さんみたい~!
友達になりたいな~。
でも凄く忙しそう…そりゃあ本日の主賓だもんね~。
あれ?でもなんだか悲しそう…見間違いかな?
「ユーク、行くよ。」
「はーい。」
まあいいや。
今日は頑張って調査?するぞ~!
それにここは自分の家じゃないんだから…しっかり振る舞わないとね~。
それにしても…なんだか思い描いていた社交界と違うな~。
いや、貴族の夫人や令嬢は煌びやかに着飾っているし、料理は美味しいし、楽しいんだけど…
なんだかドロドロしてる感じが…年頃の令嬢はギラギラしてるし…。
あ、あの令嬢、兄様を見てから顔を赤らめながら色っぽいため息ついてる!あ、あっちの令嬢も!
「はあ、本当に面倒くさい…」
むうう…
「何してるの?顔膨らませて。」
兄様はまだまだ私と一緒にいるもん…
「兄様は他の女の所なんか行かないでね。私をエスコートしてくれるのは兄様だもん…」
「?行くわけないだろ?俺のパートナーはユークだし。」
よかった。兄様はまだまだ私と遊ぶんだもーん。
私が義姉様と認める相手はまだお呼びじゃありません!
…あれ?なんだか会場が慌ただしいような…。何かあったのかな?
「兄様!私ちょっと行ってくる!」
「すみません、なにかあったのですか?」
ここは使用人の方たちに聞くしかないよね。
でも言ってくれるかな?
「申し訳ありません、先ほどからお嬢様の姿が見えないのです…。」
「ファール様がですか?それは大変ですね…」
しめた!相手が子供だと思って油断しているな!
まあ油断してもいいんだけど。
別に悪いことする訳でもないし。
あ、そうだ!ちょっと血を流せば…
えーと、あ!立食用のナイフがあそこに…よし、取れた!
あとはプチッと…宝石ゲットー!
「ファールちゃんの居場所を教えて!」
『カイラーシ邸の中庭の薔薇の花の前です。』
中庭かー。よし、メイドさんに聞こうっと。
「中庭を見たいのですが…」
「ご案内致します。」
ほあぁぁ~、すっごく綺麗…アーチ状に作られたりしてる…。
「ありがとうございました。」
「ごゆっくりおくつろぎ下さい。」
ここでホットケーキパーティーしても楽しそう!
綺麗な花にあまーいホットケーキ…考えるだけで頬が緩む…
と、そんなことは置いといて…薔薇の花薔薇の花…どこだろう。
あ、あそこかな?赤い花がある!その横には…ビンゴ!綺麗なふわふわの金髪が漂ってる!
「カイラーシ様」
「ふわぁぁぁ!?」
おっと、びっくりさせちゃった!?申し訳ない…。
「も、申し訳ありません!叫んでしまいまして…」
「こちらこそすみませんでした!急にお呼びしてしまって…」
よし、丁寧な口調で警戒心無くそう計画開始!!
「あの、どうしてここに?」
「…怖くなってしまったのです。」
怖い?あ、そっか。ファールちゃんも社交界初めてだもんねー。緊張してるからかな?
「私もです。初めての社交界ですし緊張しますよね。」
「その事もあるのですが…。余りにも黒い世界なのだな、と思いましたわ。」
「ですが…今日はそのようなものとは無縁ではありませんか?」
貴族の誕生会には自分たちと仲の良い家しか招待しない。
だから誕生会で悪い噂を聞くことはないと思うのだけど。
「普通はそう、ですよね。ですが我が家はそうではないようです。」
そしてファールちゃんは一拍置いてから
「アリュール様は物に命が宿る、という現象をご存知でしょうか?」
「物に命…いいえ、恥ずかしながら存じ上げません。付喪神、のようなものでしょうか?」
「ツクモガミ…?とは?」
おっと、いけない。
ここには付喪神という概念がないようだ。
いい加減慣れないと。
「いえ、言い間違えですわ。」
「そうですか。それを聞いてアリュール様はどのように思われますか?」
どのように…うーん、前世の感覚からするとあまり怖くないな。
おばあちゃんにいっぱいそんな怖い話は聞いてたからなー。
「…そうですね。それも面白い、とは思います。」
「アリュール様はそうお考えなのですね。」
え!?ダメだった?まさかカイラーシ家は付喪神擬きに恨みでも!?
「貴族の方々はそれを不気味に思うそうなのです。」
「えっと…それはどういう?」
良かった、恨みとかそういうのではないみたい!
「私の家の固定魔法は物に魂を宿す能力なのです。それをよく思っていない貴族の方々にとって、私達は滑稽な人形使いなのです。それを直に聞いてしまって…」
「ファール様、お誕生日おめでとうございます。」
「これはこれは、アリュール公爵様のご子息とご息女様。ありがとうございます。」
「あ、ありがとうございます!」
今日は夜会当日!兄様と一緒にご挨拶だ!
あ~、ファールちゃんかわいい~。ブロンドの髪に黄緑の瞳がキラキラしてて妖精さんみたいだよ~!
ファールちゃんはカイラーシ侯爵家の一人娘。
噂によると結構甘やかされて育てられているにも関わらず、高飛車どころか謙虚さを持ち合わせた可愛らしい令嬢らしいのです!
ああ、妖精さんみたい~!
友達になりたいな~。
でも凄く忙しそう…そりゃあ本日の主賓だもんね~。
あれ?でもなんだか悲しそう…見間違いかな?
「ユーク、行くよ。」
「はーい。」
まあいいや。
今日は頑張って調査?するぞ~!
それにここは自分の家じゃないんだから…しっかり振る舞わないとね~。
それにしても…なんだか思い描いていた社交界と違うな~。
いや、貴族の夫人や令嬢は煌びやかに着飾っているし、料理は美味しいし、楽しいんだけど…
なんだかドロドロしてる感じが…年頃の令嬢はギラギラしてるし…。
あ、あの令嬢、兄様を見てから顔を赤らめながら色っぽいため息ついてる!あ、あっちの令嬢も!
「はあ、本当に面倒くさい…」
むうう…
「何してるの?顔膨らませて。」
兄様はまだまだ私と一緒にいるもん…
「兄様は他の女の所なんか行かないでね。私をエスコートしてくれるのは兄様だもん…」
「?行くわけないだろ?俺のパートナーはユークだし。」
よかった。兄様はまだまだ私と遊ぶんだもーん。
私が義姉様と認める相手はまだお呼びじゃありません!
…あれ?なんだか会場が慌ただしいような…。何かあったのかな?
「兄様!私ちょっと行ってくる!」
「すみません、なにかあったのですか?」
ここは使用人の方たちに聞くしかないよね。
でも言ってくれるかな?
「申し訳ありません、先ほどからお嬢様の姿が見えないのです…。」
「ファール様がですか?それは大変ですね…」
しめた!相手が子供だと思って油断しているな!
まあ油断してもいいんだけど。
別に悪いことする訳でもないし。
あ、そうだ!ちょっと血を流せば…
えーと、あ!立食用のナイフがあそこに…よし、取れた!
あとはプチッと…宝石ゲットー!
「ファールちゃんの居場所を教えて!」
『カイラーシ邸の中庭の薔薇の花の前です。』
中庭かー。よし、メイドさんに聞こうっと。
「中庭を見たいのですが…」
「ご案内致します。」
ほあぁぁ~、すっごく綺麗…アーチ状に作られたりしてる…。
「ありがとうございました。」
「ごゆっくりおくつろぎ下さい。」
ここでホットケーキパーティーしても楽しそう!
綺麗な花にあまーいホットケーキ…考えるだけで頬が緩む…
と、そんなことは置いといて…薔薇の花薔薇の花…どこだろう。
あ、あそこかな?赤い花がある!その横には…ビンゴ!綺麗なふわふわの金髪が漂ってる!
「カイラーシ様」
「ふわぁぁぁ!?」
おっと、びっくりさせちゃった!?申し訳ない…。
「も、申し訳ありません!叫んでしまいまして…」
「こちらこそすみませんでした!急にお呼びしてしまって…」
よし、丁寧な口調で警戒心無くそう計画開始!!
「あの、どうしてここに?」
「…怖くなってしまったのです。」
怖い?あ、そっか。ファールちゃんも社交界初めてだもんねー。緊張してるからかな?
「私もです。初めての社交界ですし緊張しますよね。」
「その事もあるのですが…。余りにも黒い世界なのだな、と思いましたわ。」
「ですが…今日はそのようなものとは無縁ではありませんか?」
貴族の誕生会には自分たちと仲の良い家しか招待しない。
だから誕生会で悪い噂を聞くことはないと思うのだけど。
「普通はそう、ですよね。ですが我が家はそうではないようです。」
そしてファールちゃんは一拍置いてから
「アリュール様は物に命が宿る、という現象をご存知でしょうか?」
「物に命…いいえ、恥ずかしながら存じ上げません。付喪神、のようなものでしょうか?」
「ツクモガミ…?とは?」
おっと、いけない。
ここには付喪神という概念がないようだ。
いい加減慣れないと。
「いえ、言い間違えですわ。」
「そうですか。それを聞いてアリュール様はどのように思われますか?」
どのように…うーん、前世の感覚からするとあまり怖くないな。
おばあちゃんにいっぱいそんな怖い話は聞いてたからなー。
「…そうですね。それも面白い、とは思います。」
「アリュール様はそうお考えなのですね。」
え!?ダメだった?まさかカイラーシ家は付喪神擬きに恨みでも!?
「貴族の方々はそれを不気味に思うそうなのです。」
「えっと…それはどういう?」
良かった、恨みとかそういうのではないみたい!
「私の家の固定魔法は物に魂を宿す能力なのです。それをよく思っていない貴族の方々にとって、私達は滑稽な人形使いなのです。それを直に聞いてしまって…」
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