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すぐに素に戻るのも考えもの
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へ?
「凄いじゃんそれ!!」
「え…?」
「だって物に魂を入れられるっていうことは、ぬいぐるみにも魂入れられるっていうことでしょ?それならぬいぐるみ動くじゃん!それすっごく楽しそう!」
小さい頃の夢だったんだよね~。
ぬいぐるみが動き出して一緒に遊ぶの!
あ、勿論前世で、だよ?今世ではないからね!
ってあれ?ファールちゃんが固まってる…
あ、ここカイラーシ邸だった!
どうしよう、ファールちゃん困惑してる!絶対引かれたよぅ…
「あ、あのごめんなさ…」
「怖くないのですか?」
「え?」
怖いって何が?まさかファールちゃん?
「私の家系は先程言った通り、物に魂を宿す力を持っており、それを使い戦争に協力しておりました。皆様はそのことを不気味に思うらしいのです。」
…は?なんでそんな事でみんな不気味に思うの?
「ファールちゃんは怖くなんかないよ!」
「あ、ありがとうございます…?」
おっと、いけない。少し勢いがあり過ぎた。
でもこんなに可愛いファールちゃんにそんな事言うなんて信じられない!絶対に嫉妬だってば!
「あの…ユークレース様。」
「え?あ、ごめんなさい!私ばっかり喋ってしまって!じゃなくて名前呼び!初対面なのにこんなに砕けた口調になってしまって!」
あちゃー、失敗しすぎた…
これはもうファールちゃんも…うわぁぁぁ!やばい、泣きそうな顔してる!
そうだよね、侯爵家の令嬢、しかも一人娘だし皆からは丁寧に扱われてるよね!
なのに初対面の変な人に話しかけられて、急にベラベラと喋りだして、いきなり名前で呼ばれたら泣いちゃうよね!
「本当にごめん、じゃなくてごめんなさい!」
うぅぅ、絶対好感度下がってるよ…
「いえ、その、私、嬉しかったんです。」
「え?嬉しい?」
私もこの能力のことが好きなんです。
家に誰もいない時、何時もぬいぐるみだけが相手してくれていたんです。
話をしたい時、遊びたい時、寂しい時、泣きたくなる時…父や母は殆ど家に居ないので、人形が大好きになりました。
もちろん父や母も大好きです。
なので私にとって、それが普通で、日常なのです。
なのに今日、それが異常であることを知りました。
いつもの様にぬいぐるみと遊んでいたのですが、先に挨拶に来ていた子息にそれを見つかってしまったのです。
それを見て子息は「気持ち悪い」と言いました。
すごく悲しかったです。
私の、私の家の全てを否定されたようで。
今日の誕生会も耳をすましてみればその事ばかり。
大好きな父母の悪口さえ聞こえてきました。
純粋に私の誕生日を祝ってくださる方も居られましたが、社交界は怖いもの、と思ってしまい抜け出してきたのです。
ですがアリュール様に「怖くない」と言ってもらい、すごく嬉しかったのです。
だから嬉しくて泣いてしまいました。
お見苦しい所を見せてしまい、申し訳ありません。
ゔっっっっっ…なんでこんなに光属性なんだ…というかそのどこかの子息をボッコボコ…ポッコポコにしてやる!
「あ、あの…」
「はい?どうなさいました?」
よし、勇気を振り絞って…深呼吸して…行け!ユーク!ここで引き下がったら女が廃る!
「ファールちゃん!私と友達になってください!」
我ながら文脈というものをガン無視してるけど、なんとなく今言わないともう会えないような感じがしたから。
「私なんかでいいのですか…?」
「いいの!というか私はファールちゃんがいいの!」
だってファールちゃん可愛いし優しいし思いやりもあるし…初めて会ったのにいい所が沢山あるもん!
「私…そんな事言われるなんて初めてで…友達も…」
ファールちゃんの顔がどんどん真っ赤に染まっていく…これはOKかな?
「…お受け致しますわ。私と一緒にいても楽しくないと思いますが…」
「大丈夫!絶対に楽しくなるよ!やったー!」
あとはファールちゃんの敬語問題を何とかしないとな~。
私が一方的にタメ語で話してるし、今の時点ではファールちゃんの方が年上だし。
「ねぇねぇファールちゃん、もっと砕けた口調で話してよー。友達になったんだし。」
ちなみに私は友達と言われたらすぐにズバズバ要求する図々しい奴です。はい。
「それはいけませんわ。ローゼルクでは序列が1番。上の方には敬語を使いませんと。いくらユーク様と友達と言えどもそれはダメです。」
なるほど、郷に入っては郷に従え。そうしないと…
「残念だけどそうなるのかー。でもこれから友達だね!」
「はい!」
そんなこんなで初めての友達、ゲットだぜ!
「凄いじゃんそれ!!」
「え…?」
「だって物に魂を入れられるっていうことは、ぬいぐるみにも魂入れられるっていうことでしょ?それならぬいぐるみ動くじゃん!それすっごく楽しそう!」
小さい頃の夢だったんだよね~。
ぬいぐるみが動き出して一緒に遊ぶの!
あ、勿論前世で、だよ?今世ではないからね!
ってあれ?ファールちゃんが固まってる…
あ、ここカイラーシ邸だった!
どうしよう、ファールちゃん困惑してる!絶対引かれたよぅ…
「あ、あのごめんなさ…」
「怖くないのですか?」
「え?」
怖いって何が?まさかファールちゃん?
「私の家系は先程言った通り、物に魂を宿す力を持っており、それを使い戦争に協力しておりました。皆様はそのことを不気味に思うらしいのです。」
…は?なんでそんな事でみんな不気味に思うの?
「ファールちゃんは怖くなんかないよ!」
「あ、ありがとうございます…?」
おっと、いけない。少し勢いがあり過ぎた。
でもこんなに可愛いファールちゃんにそんな事言うなんて信じられない!絶対に嫉妬だってば!
「あの…ユークレース様。」
「え?あ、ごめんなさい!私ばっかり喋ってしまって!じゃなくて名前呼び!初対面なのにこんなに砕けた口調になってしまって!」
あちゃー、失敗しすぎた…
これはもうファールちゃんも…うわぁぁぁ!やばい、泣きそうな顔してる!
そうだよね、侯爵家の令嬢、しかも一人娘だし皆からは丁寧に扱われてるよね!
なのに初対面の変な人に話しかけられて、急にベラベラと喋りだして、いきなり名前で呼ばれたら泣いちゃうよね!
「本当にごめん、じゃなくてごめんなさい!」
うぅぅ、絶対好感度下がってるよ…
「いえ、その、私、嬉しかったんです。」
「え?嬉しい?」
私もこの能力のことが好きなんです。
家に誰もいない時、何時もぬいぐるみだけが相手してくれていたんです。
話をしたい時、遊びたい時、寂しい時、泣きたくなる時…父や母は殆ど家に居ないので、人形が大好きになりました。
もちろん父や母も大好きです。
なので私にとって、それが普通で、日常なのです。
なのに今日、それが異常であることを知りました。
いつもの様にぬいぐるみと遊んでいたのですが、先に挨拶に来ていた子息にそれを見つかってしまったのです。
それを見て子息は「気持ち悪い」と言いました。
すごく悲しかったです。
私の、私の家の全てを否定されたようで。
今日の誕生会も耳をすましてみればその事ばかり。
大好きな父母の悪口さえ聞こえてきました。
純粋に私の誕生日を祝ってくださる方も居られましたが、社交界は怖いもの、と思ってしまい抜け出してきたのです。
ですがアリュール様に「怖くない」と言ってもらい、すごく嬉しかったのです。
だから嬉しくて泣いてしまいました。
お見苦しい所を見せてしまい、申し訳ありません。
ゔっっっっっ…なんでこんなに光属性なんだ…というかそのどこかの子息をボッコボコ…ポッコポコにしてやる!
「あ、あの…」
「はい?どうなさいました?」
よし、勇気を振り絞って…深呼吸して…行け!ユーク!ここで引き下がったら女が廃る!
「ファールちゃん!私と友達になってください!」
我ながら文脈というものをガン無視してるけど、なんとなく今言わないともう会えないような感じがしたから。
「私なんかでいいのですか…?」
「いいの!というか私はファールちゃんがいいの!」
だってファールちゃん可愛いし優しいし思いやりもあるし…初めて会ったのにいい所が沢山あるもん!
「私…そんな事言われるなんて初めてで…友達も…」
ファールちゃんの顔がどんどん真っ赤に染まっていく…これはOKかな?
「…お受け致しますわ。私と一緒にいても楽しくないと思いますが…」
「大丈夫!絶対に楽しくなるよ!やったー!」
あとはファールちゃんの敬語問題を何とかしないとな~。
私が一方的にタメ語で話してるし、今の時点ではファールちゃんの方が年上だし。
「ねぇねぇファールちゃん、もっと砕けた口調で話してよー。友達になったんだし。」
ちなみに私は友達と言われたらすぐにズバズバ要求する図々しい奴です。はい。
「それはいけませんわ。ローゼルクでは序列が1番。上の方には敬語を使いませんと。いくらユーク様と友達と言えどもそれはダメです。」
なるほど、郷に入っては郷に従え。そうしないと…
「残念だけどそうなるのかー。でもこれから友達だね!」
「はい!」
そんなこんなで初めての友達、ゲットだぜ!
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