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大精霊
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暫くして、簀巻きにされた女性を担ぎ、縄で縛られている男性を引きずっているウィーネが帰ってきた。Oh…カオスネ。背後に野生のクマの幽霊見えるヨ…
グルグル巻きにされている精霊たちのうちの一人が私に気付いた。
『…!?………様?』
あ、えと、相手が気づいた場合は…
「え、えっと…。私はアリュールに拐されていません。だから気を静めて下さい。」
や、やばい…棒読みになっちゃってる…これでいいのか…?
『そうなのですか!?この間人間界に行ったときに、……様とアリュール様の気配を感じまして。』
『それで…姫様はただ今……な………と聞いていまして、何かあってはと思い…。』
『…………』
最初の二人は必死に弁解してる…そんなに怖がらないで…悲しくなるから。そして最後のロン毛さんは全然口を開かない。何も聞こえないから宝石みたいなバグかと思ったよ。
『おい、アンタ、本当に………様か?』
「も、もちろんです!」
疑われてるような気がする…どうしよう、この場合の対処法は…か、書いてない!?
どうしよう、どうしよう!?
『…………と聞いていたがこんなに淑やかになるとは…。』
え、どう対処すればいいの?
『姫様、少し確認させてください。以前ウィーネさまは姫様が……な………だと言われました。………でなので私たちの名前は言えるとおっしゃいました。ということで私たちの名前を口にしていただけないでしょうか。』
あ、これ対処するまでもないわ。完全にその姫様?じゃないってバレてる感じがする。
でもこの人達(精霊)そ名前なんて…名前…
「ディーネ。」
『え?』
「ディーネ、シーア、クオーレ、エルーミ、カスティーラ。」
すらすらと言葉が出てくる。まるで私の口じゃないみたいに。
「ディーネはマカロンが好き。シーアは甘いものは嫌いだけどビターチョコレートは好き。クオーレはチーズケーキ、エルーミは」
『申し訳ございませんでした!!もう十分です!』
皆が頭を下げて謝っているが、私はその声すら聞こえないほど動揺していた。
なんで全然知らないこの人達の名前をスラスラ言えるの?好きな食べ物まで。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
私じゃない誰かが私の中にいるみたい。
誰か助けて
『え~、せっかく手助けしてあげたのに~。気持ち悪いだなんてひどーい!』
「…あの時のお姉さん?」
気付くとアリュールと初めて会った場所と同じような場所についていた。
水色の髪に銀色の瞳。歴史書を呼んでいた時に出てきたお姉さんだ。
『あったり~!もうー、ひやひやしたんだからね~?ディーネは勘が鋭いからバレちゃうかな~って思ったの!』
な、なんかイメージと違ったな…
『あ、そうそう。ウィーネに言ってくれる?この子がわかったらあなたの元に行けるかもって。』
「は、はい。わかりました…あの、あなたは誰ですか?」
そう聞くとお姉さんは少し考えてからにっこり笑って、
『私はね~、君の原点だよ!じゃあね~。ファイト!』
気が付くとヴェラがいた。
「ヴェラ!!なにしてたの!?ファール心配してたんだよ?」
『何をしてたか聞きたいのは僕なのだよ!小娘!何故お前が精霊王様と大精霊様たちと一緒にいたのだよ!?』
精霊王はウィーネのことでしょ?大精霊は?と聞くとそんなことも知らないのかね、と呆れられた。べーっだ知らないことを知らないって言って何が悪い。
『大精霊様は精霊王様の補佐をする方々なのね。凄い人たちなのだよ。』
「へぇぇぇぇぇ!?え、私そんなに凄い人達とさっきまで一緒にいたの?」
『だから僕も驚いているのだよ。さあ、ファーちゃんの所に帰るのだよ。ちょうど皆も人間界に帰っているころね。』
こうして、精霊行方不明事件は幕を閉じた。めでたしめでたし。
グルグル巻きにされている精霊たちのうちの一人が私に気付いた。
『…!?………様?』
あ、えと、相手が気づいた場合は…
「え、えっと…。私はアリュールに拐されていません。だから気を静めて下さい。」
や、やばい…棒読みになっちゃってる…これでいいのか…?
『そうなのですか!?この間人間界に行ったときに、……様とアリュール様の気配を感じまして。』
『それで…姫様はただ今……な………と聞いていまして、何かあってはと思い…。』
『…………』
最初の二人は必死に弁解してる…そんなに怖がらないで…悲しくなるから。そして最後のロン毛さんは全然口を開かない。何も聞こえないから宝石みたいなバグかと思ったよ。
『おい、アンタ、本当に………様か?』
「も、もちろんです!」
疑われてるような気がする…どうしよう、この場合の対処法は…か、書いてない!?
どうしよう、どうしよう!?
『…………と聞いていたがこんなに淑やかになるとは…。』
え、どう対処すればいいの?
『姫様、少し確認させてください。以前ウィーネさまは姫様が……な………だと言われました。………でなので私たちの名前は言えるとおっしゃいました。ということで私たちの名前を口にしていただけないでしょうか。』
あ、これ対処するまでもないわ。完全にその姫様?じゃないってバレてる感じがする。
でもこの人達(精霊)そ名前なんて…名前…
「ディーネ。」
『え?』
「ディーネ、シーア、クオーレ、エルーミ、カスティーラ。」
すらすらと言葉が出てくる。まるで私の口じゃないみたいに。
「ディーネはマカロンが好き。シーアは甘いものは嫌いだけどビターチョコレートは好き。クオーレはチーズケーキ、エルーミは」
『申し訳ございませんでした!!もう十分です!』
皆が頭を下げて謝っているが、私はその声すら聞こえないほど動揺していた。
なんで全然知らないこの人達の名前をスラスラ言えるの?好きな食べ物まで。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
私じゃない誰かが私の中にいるみたい。
誰か助けて
『え~、せっかく手助けしてあげたのに~。気持ち悪いだなんてひどーい!』
「…あの時のお姉さん?」
気付くとアリュールと初めて会った場所と同じような場所についていた。
水色の髪に銀色の瞳。歴史書を呼んでいた時に出てきたお姉さんだ。
『あったり~!もうー、ひやひやしたんだからね~?ディーネは勘が鋭いからバレちゃうかな~って思ったの!』
な、なんかイメージと違ったな…
『あ、そうそう。ウィーネに言ってくれる?この子がわかったらあなたの元に行けるかもって。』
「は、はい。わかりました…あの、あなたは誰ですか?」
そう聞くとお姉さんは少し考えてからにっこり笑って、
『私はね~、君の原点だよ!じゃあね~。ファイト!』
気が付くとヴェラがいた。
「ヴェラ!!なにしてたの!?ファール心配してたんだよ?」
『何をしてたか聞きたいのは僕なのだよ!小娘!何故お前が精霊王様と大精霊様たちと一緒にいたのだよ!?』
精霊王はウィーネのことでしょ?大精霊は?と聞くとそんなことも知らないのかね、と呆れられた。べーっだ知らないことを知らないって言って何が悪い。
『大精霊様は精霊王様の補佐をする方々なのね。凄い人たちなのだよ。』
「へぇぇぇぇぇ!?え、私そんなに凄い人達とさっきまで一緒にいたの?」
『だから僕も驚いているのだよ。さあ、ファーちゃんの所に帰るのだよ。ちょうど皆も人間界に帰っているころね。』
こうして、精霊行方不明事件は幕を閉じた。めでたしめでたし。
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