庶民的な転生公爵令嬢はふわふわ生きる

くしゃもち

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スピード展開についていけない?私もだ

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うなだれながらシャーサに
「ヒエムスって言われた」
って言ったら満面の笑みで
「旦那様にご報告いたしますね!!」
と言われた。なんでだよぅ…何?これがフラグっていうやつ?ぎゃふん…

そして着いたのがヒエムス寮。受付のお姉さんに
「アリュール様、ヒエムス寮のご予約されているお部屋にご案内いたします。」
と言われて今、案内してもらっているのだ。でも予約なんて…誰が?
「あの、予約はした覚えがないのですが…」
「いえ、四年前からされています。」
四年前…?え?
シャーサが頬をひきつらせている。これは絶対…

「兄様でしょ!!」
「おかえり。」
「ただいま!会いたかったよ!話聞いて話して!!」
「支離滅裂だな。」
ふう、満足。兄様も昔と変わらないようで安心安心。
「というか兄様もヒエムスだったんだね~。兄様のことだからウェールだと思ったよ。」
「いや、言われたとおりにしただけなのに水晶玉が破裂した。」
「あ!私も!やっぱり破裂するよね~。」
やっぱり不良品だったのかな?あれ。水晶玉じゃなくてガラス玉だったのかも!(失礼)
「ユークもなのか…。ふふ。」
「何笑ってるの?」
「いや、ユークとお揃いなのが嬉しくて。」
うぬぬ…兄様まだ天然たらし症が治っていなかったのか…免疫のない私がドキドキしちゃうんだよ!
「というか兄様と同じ部屋でよかったの?この先、兄様が卒業するまでずっと一緒なんだよ?」
もう申請したら取り消すのが難しいみたいだし…追い出されないか心配なんだけど。
「ああ。そのためにこれまで三人分の部屋代を払って…あ」
「なんでそんなにもったいないことするの!?私と別の部屋でもよかったんだよ?」
兄様はヤバイ…という顔をした。別に待っててくれなくてもよかったのに!嬉しいけど!嬉しいけど!
「ごめんね。」
「いや、絶対そう思ってないよね!?」
むう…でも昔みたいにぎゃあぎゃあ騒げてよかった…のか?
まあいいや。兄様が学校案内してくれるみたいだし。行ってみるか~。

「ねえ兄様、」
「何?」
「なんか…注目されてない?」
さっきから道行く人たちにチラチラ見られている気がする…気のせいであったらいいんだけど。
「気のせいだよ。」
「そうなの…?じゃあいっか。」
そんな感じで案内してもらうことになりました。あ、ちなみにシャーサは使用人の寮で休んでるように言ってたよ~。

「ここ、調理場。」
うわぁ…!すごい!いっぱい珍しい器具がある!!いや、前世では百円ショップに売ってそうなくらいのものだけど、ローゼルクにあるというのが感動!!
「そういえばこの前、ぶらうにー?作った。」
「ほんと!?私にも今度作って~!」
「じゃあ俺に満足させるものを一つ作って。今すぐ。」
というスピード展開で、私は入寮早々、お菓子を作ることになりました。
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