庶民的な転生公爵令嬢はふわふわ生きる

くしゃもち

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ちょっと!昼ドラ展開期待してたのに!!!

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こんにちは、最近十歳になり学園に入ったユークレースです。
「天使様、どうか、私の伴侶になっていただけませんか?」
知り合い(王子兼従兄弟兼兄の友達)が親友に(重い)告白した直後でどう反応すればいいのか困っています。

きゃぁぁぁぁ!!リアル告白!キュンキュンを通り越してぎゅんぎゅんしてるよ!あ~、最近色恋沙汰にご無沙汰だったからな~。自分以外の。
べ、別に彼氏欲しいとか思ってないもん!ただロマンチックな恋したいな~、とか期待しちゃうわけですよ!
ただね、貴族では、交際→結婚のルートが直行なんですよ。別れるとかそういうの全部無視。だからうかつに男性と話せない…。

というかそんな現実逃避してる場合じゃない!でも私にできる事は見守るだけ。どうしよう、兄様早く止めないと!未来のお嫁さんの危機だよ!?
さて、どうなるか…
「ごめんなさい!」
おお!ファールの返答の方が早かったぁぁぁ!カンカンカン!試合終了~。
赤コーナー、ファールさん凄いストレートな攻撃でしたね!そして青コーナー、クルツ殿下、あまりのショックに反応がありません!どうなるのでしょうか?今後の展開が気になるところですね~。
おっと、ここで審査員が動いた!皆ご存知、ディアン兄様です!さて、どうなってしまうのか!?ドロドロの修羅場になってしまうのか!?略奪愛か?実況者の私としてはドキドキが止まりません!
「じゃああとは若いお二人にまかせて…」
おっと、審査員、お見合いおばさんのようなセリフを言いながら私を連れて退出しようとしているぞ!?これにどんな策略があるのか…なんて言ってる場合じゃない!!

「兄様、このままでいいの!?」
「え?だから後は二人に任せようとしてる。」
だめだ、兄様は混乱しすぎておかしくなってしまった。というかさっきファール断ってたよね?そんな二人をほったらかしていいの!?良いんだね!?じゃあ放置しよう!


「あれからずっと、殿下から婚約を申し込まれているんですよ…」
「ヘエ…一応聞いておくとさ、それって本人の前で言ってもいいものなのかな。」
「天使様、お願いします!」
「さあ、本人がこの調子なので大丈夫だと思われますよ?」
いいのかこれで。あれからずっとこの調子なんだが。殿下…フラれてもめげないタイプだったのね。打たれ強いのはイイコトダヨ…。
「天使様!」
「ですから天使様はおやめください。皆が不審に思ってしまいますわ。」
「ですが…」
うん、よく言ったファール。傍から聞いているだけで恥ずかしいもん。言われている本人の羞恥は凄いと思う。
「ではファール嬢、私と婚約…」
「申し訳ありません、私、お慕いしている方がいらっしゃるんですよ。」
そういうとファールはチラッと私に目配せした。お、これは兄様への好意の表れだな!
まあ顰蹙を買ったわけでもないし、このままでもいいんじゃないかとも思うけどね~。え、けしてめんどくさいからとかじゃないよ?うん。
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