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【序章】《最後の始まり》
第2話 逃げる判断
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音が、戻ってきた。
何かが崩れる音、動物たちの叫び声。
耳鳴りに混じって、現実が少しずつ形を取り戻していく。
息が、苦しい。
胸がぎゅっと潰されたみたいで、うまく空気が吸えなかった。
「……は……ぁ……」
喉から漏れた音が、自分の声だと分かるまでに少し時間がかかった。
視界は赤と黒で塗り潰されていて、何がどこにあるのか分からない。
「レヴィア───っ!!どこのクソ魔族の仕業だっ!?」
隣で叫ぶお父さんの声が、地面を揺らすほど大きく響いた。
その声に反応するように、森の奥から動物たちの騒めきが一斉に広がる。
──けれど、そんな音は耳に入ってこなかった。
「……お母、さん……」
やっと、声に出せた。
掠れて、情けない声だった。
お父さんの動きが、一瞬止まった気がした。
それだけで、答えを聞いてしまった気がした。
「……見るな」
低い声だった。
いつもより、ずっと低くて、硬い声。
「ハイル、こっちを見ろ。俺の方だけを見ていろ」
言われた通りにしなきゃいけないと分かっている。
分かっているのに、目が勝手にお母さんの方へ動く。
赤い床。
倒れている人影。
見慣れた髪の色。
「……っ」
喉が詰まる。
叫び声が、音になる前に押し潰された。
これは夢だ。
そう思おうとした。
でも、頬が痛い。
頭が痛い。
埃が、血の匂いが、焼けた木の匂いが、僕の中へと届く。
夢じゃない。
それを理解した瞬間、足の力が抜けた。
ほんの少し前まで、普通に話していた。
お菓子を準備すると笑いながら、台所へ消えていったお母さんが──
壁を突き破って、目の前まで吹き飛ばされ、赤い血を流して倒れている。
理解できない。
理解したくない。
赤が、血が、床の上でゆっくりと広がっていく。
その様子を見ているだけで、頭の中がぐちゃぐちゃにかき回される。
目の前にいる。確かに、そこにいるのに。
どうして動かないの?
ねえ、お母さん。
さっきまで、あんなに強く抱きしめてくれたのに。
何度も、何度も、身体を揺らす。
気絶しているだけ。寝ているだけだ。
そう言い聞かせるみたいに、必死で揺さぶる。
──でも。
あれほど血を流していたら、
薬や治療の魔術でどうにかなるような、浅く軽い傷じゃない
「起きて……お母さん、お母さんっ!!」
叫んでも、揺すっても、目を覚ます気配はない。
叫んでも、揺すっても、返事はない。
手を握ると、まだ温かい。
けれどその温もりが、時間と一緒に、確実に遠ざかっていくのが分かってしまう。
胸が苦しい。
喉の奥に何かが詰まったみたいで、息がうまく吸えない。
目の奥が焼けるように熱いのに、涙は出なかった。
嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
頭の中が、同じ言葉でいっぱいになる。
考える余裕なんて、どこにもなかった。
身体の内側に、黒くて重たい何かが流れ込んでくる。
気持ち悪くて、逃げ場がなくて、考えることすらできなくなる。
やめて。
どうして。
なんで……どうして……。
──ぽた。
ようやくこぼれたこぼれ落ちた雫が、お母さんの頬を濡らした。
赤い月の光を受け、床を流れる赤がぎらぎらと照り返す。
その中で、お母さんの身体が──白く、淡く輝いた。
……白く、輝いた?
「────コホッ。……そんな顔しないで?」
突然聞こえた声に、息が止まる。
「十三歳になったっていうのに、まだまだ泣き虫ね」
ぬくもりのある手が、そっと僕の頬を撫でた。
「……お母さんっ!」
考えるより先に、身体が動いていた。
気づけば、その胸にしがみついていた。
「仕方ない子ね。大丈夫よ、私は」
「レヴィア、本当か?」
「こんな時に嘘をついてどうするの。これはお菓子のためにカイムの実を煮詰めたものよ。血じゃないわ」
「……本当に大丈夫なんだな?」
「ええ。何度聞かれても答えは同じよ」
そう言ってから、お母さんは僕の頬に手を当て、
逃げ場のないくらい、まっすぐ目を見た。
「それより、ハイル。よく聞いて。
──今すぐ、ここから逃げなさい」
言葉が、頭の中を素通りした。
意味を考えるより前に、離れたくない感情だけが先に湧き上がる。
頬と額に触れる手の感触だけは、
さっきまでの混乱とは違う、はっきりした感情を呼び起こしてる。
「や……やだ。ここにいる」
周囲に漂う嫌な気配も、肌にまとわりつく不快感も、消えていない。
それでも離れるのが怖くて、必死に寄り添った。
「ダメだ」
お父さんの声が、低く、強く響いた。
「今ここにお前がいても邪魔になる。
まだ闇夜に潜んでる奴の正体も目的も分からん」
鋭い視線が、森の奥を睨む。
「お前を守りながらじゃ、本気を出せない」
そして、お母さんへ。
「……レヴィア。念のため聞くが、ハイルは安全なんだな?」
「ええ。少なくとも、ここにいるよりは」
「でも……離れたくない……!」
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。
ここで離れたら、もう二度と会えなくなる。
理由も根拠もないのに、そう思ってしまった。
「ハイル。よく聞け」
真正面から、逃げ場のない目で見据えられる。
「お前のワガママに付き合う余裕はない。
下手をすれば、自分が足手まといになって、誰かを殺すこともある──そう教えたはずだ」
何も言えなかった。
「それに……優秀なお前なら分かってるはずだ。
今、自分がどうするべきか」
僕が今すべきこと.......
「村へ行け。この広範囲に漂う妙な気配、向こうも異変に気づいてるはずだ」
頭の中で、離れないように言葉を必死に見つけようとする。
「それに今日は、あいつが帰ってきてる。耳だけはいい奴だ」
そして、はっきりと。
「ガルディオスに伝えろ。
……これも立派な訓練だ。いいな?」
“訓練”。
その言葉に、不安でぐちゃぐちゃだった感情が、少しだけ形を持つ。
今まで何度もそうしてきたみたいに、僕は頷いた。
「これを持っていけ」
父の腰に差していた三本の刀のうち、一刀を差し出される。
両手で受け取ると、ずしりとした重さが腕に伝わった。
落とさないよう、指に力を込める。
「何かあった時、最低限の自衛はできるだろ」
一緒に行こう、と言いかけて。
言っても無駄だと分かって、飲み込んだ。
"だれかがのこらないとどうしようもならないとぼくのためにここにのこるせんたくをしてくれたことりかいした。"
「……うん。わかった」
自分の意思でしっかりと頷いた。
「ここは俺に任せろ」
拳を作り、胸を叩いて笑うお父さん。
「村まで、頑張って逃げる」
「それでこそ、俺たちの息子だ」
一瞬だけ振り返る。
闇の奥を静かに見つめるお父さんと、
その隣で、変わらず優しく微笑むお母さん。
───大丈夫。
そう言われている気がした。
「また……後でな」
小さく耳に届いたその言葉が、背中を強く押し、僕は村に向かって走り出した。
何かが崩れる音、動物たちの叫び声。
耳鳴りに混じって、現実が少しずつ形を取り戻していく。
息が、苦しい。
胸がぎゅっと潰されたみたいで、うまく空気が吸えなかった。
「……は……ぁ……」
喉から漏れた音が、自分の声だと分かるまでに少し時間がかかった。
視界は赤と黒で塗り潰されていて、何がどこにあるのか分からない。
「レヴィア───っ!!どこのクソ魔族の仕業だっ!?」
隣で叫ぶお父さんの声が、地面を揺らすほど大きく響いた。
その声に反応するように、森の奥から動物たちの騒めきが一斉に広がる。
──けれど、そんな音は耳に入ってこなかった。
「……お母、さん……」
やっと、声に出せた。
掠れて、情けない声だった。
お父さんの動きが、一瞬止まった気がした。
それだけで、答えを聞いてしまった気がした。
「……見るな」
低い声だった。
いつもより、ずっと低くて、硬い声。
「ハイル、こっちを見ろ。俺の方だけを見ていろ」
言われた通りにしなきゃいけないと分かっている。
分かっているのに、目が勝手にお母さんの方へ動く。
赤い床。
倒れている人影。
見慣れた髪の色。
「……っ」
喉が詰まる。
叫び声が、音になる前に押し潰された。
これは夢だ。
そう思おうとした。
でも、頬が痛い。
頭が痛い。
埃が、血の匂いが、焼けた木の匂いが、僕の中へと届く。
夢じゃない。
それを理解した瞬間、足の力が抜けた。
ほんの少し前まで、普通に話していた。
お菓子を準備すると笑いながら、台所へ消えていったお母さんが──
壁を突き破って、目の前まで吹き飛ばされ、赤い血を流して倒れている。
理解できない。
理解したくない。
赤が、血が、床の上でゆっくりと広がっていく。
その様子を見ているだけで、頭の中がぐちゃぐちゃにかき回される。
目の前にいる。確かに、そこにいるのに。
どうして動かないの?
ねえ、お母さん。
さっきまで、あんなに強く抱きしめてくれたのに。
何度も、何度も、身体を揺らす。
気絶しているだけ。寝ているだけだ。
そう言い聞かせるみたいに、必死で揺さぶる。
──でも。
あれほど血を流していたら、
薬や治療の魔術でどうにかなるような、浅く軽い傷じゃない
「起きて……お母さん、お母さんっ!!」
叫んでも、揺すっても、目を覚ます気配はない。
叫んでも、揺すっても、返事はない。
手を握ると、まだ温かい。
けれどその温もりが、時間と一緒に、確実に遠ざかっていくのが分かってしまう。
胸が苦しい。
喉の奥に何かが詰まったみたいで、息がうまく吸えない。
目の奥が焼けるように熱いのに、涙は出なかった。
嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
頭の中が、同じ言葉でいっぱいになる。
考える余裕なんて、どこにもなかった。
身体の内側に、黒くて重たい何かが流れ込んでくる。
気持ち悪くて、逃げ場がなくて、考えることすらできなくなる。
やめて。
どうして。
なんで……どうして……。
──ぽた。
ようやくこぼれたこぼれ落ちた雫が、お母さんの頬を濡らした。
赤い月の光を受け、床を流れる赤がぎらぎらと照り返す。
その中で、お母さんの身体が──白く、淡く輝いた。
……白く、輝いた?
「────コホッ。……そんな顔しないで?」
突然聞こえた声に、息が止まる。
「十三歳になったっていうのに、まだまだ泣き虫ね」
ぬくもりのある手が、そっと僕の頬を撫でた。
「……お母さんっ!」
考えるより先に、身体が動いていた。
気づけば、その胸にしがみついていた。
「仕方ない子ね。大丈夫よ、私は」
「レヴィア、本当か?」
「こんな時に嘘をついてどうするの。これはお菓子のためにカイムの実を煮詰めたものよ。血じゃないわ」
「……本当に大丈夫なんだな?」
「ええ。何度聞かれても答えは同じよ」
そう言ってから、お母さんは僕の頬に手を当て、
逃げ場のないくらい、まっすぐ目を見た。
「それより、ハイル。よく聞いて。
──今すぐ、ここから逃げなさい」
言葉が、頭の中を素通りした。
意味を考えるより前に、離れたくない感情だけが先に湧き上がる。
頬と額に触れる手の感触だけは、
さっきまでの混乱とは違う、はっきりした感情を呼び起こしてる。
「や……やだ。ここにいる」
周囲に漂う嫌な気配も、肌にまとわりつく不快感も、消えていない。
それでも離れるのが怖くて、必死に寄り添った。
「ダメだ」
お父さんの声が、低く、強く響いた。
「今ここにお前がいても邪魔になる。
まだ闇夜に潜んでる奴の正体も目的も分からん」
鋭い視線が、森の奥を睨む。
「お前を守りながらじゃ、本気を出せない」
そして、お母さんへ。
「……レヴィア。念のため聞くが、ハイルは安全なんだな?」
「ええ。少なくとも、ここにいるよりは」
「でも……離れたくない……!」
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。
ここで離れたら、もう二度と会えなくなる。
理由も根拠もないのに、そう思ってしまった。
「ハイル。よく聞け」
真正面から、逃げ場のない目で見据えられる。
「お前のワガママに付き合う余裕はない。
下手をすれば、自分が足手まといになって、誰かを殺すこともある──そう教えたはずだ」
何も言えなかった。
「それに……優秀なお前なら分かってるはずだ。
今、自分がどうするべきか」
僕が今すべきこと.......
「村へ行け。この広範囲に漂う妙な気配、向こうも異変に気づいてるはずだ」
頭の中で、離れないように言葉を必死に見つけようとする。
「それに今日は、あいつが帰ってきてる。耳だけはいい奴だ」
そして、はっきりと。
「ガルディオスに伝えろ。
……これも立派な訓練だ。いいな?」
“訓練”。
その言葉に、不安でぐちゃぐちゃだった感情が、少しだけ形を持つ。
今まで何度もそうしてきたみたいに、僕は頷いた。
「これを持っていけ」
父の腰に差していた三本の刀のうち、一刀を差し出される。
両手で受け取ると、ずしりとした重さが腕に伝わった。
落とさないよう、指に力を込める。
「何かあった時、最低限の自衛はできるだろ」
一緒に行こう、と言いかけて。
言っても無駄だと分かって、飲み込んだ。
"だれかがのこらないとどうしようもならないとぼくのためにここにのこるせんたくをしてくれたことりかいした。"
「……うん。わかった」
自分の意思でしっかりと頷いた。
「ここは俺に任せろ」
拳を作り、胸を叩いて笑うお父さん。
「村まで、頑張って逃げる」
「それでこそ、俺たちの息子だ」
一瞬だけ振り返る。
闇の奥を静かに見つめるお父さんと、
その隣で、変わらず優しく微笑むお母さん。
───大丈夫。
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