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VRMMORPG~ギャウリディア~
【異世界でもう一人の自分になれる】
というキャッチコピーの元発売されたこのゲーム
戦士や魔法使い、騎士、鍛冶職人のほかにアイドル、画家、メイドなど
100を超える職業のほかに自分だけのアイテム、武器防具を作成でき
NPCの会話パターンもほぼ無限と本当にその世界の住人になったかのように遊べる!
そしてVRが対応している機械ならTVやらスマホ、ゲーミングVR、
全ての機種で同じ世界に接続できる手軽さ。
ギャウリディアは瞬く間に人々の注目を集めた、
突如、黒猫の形をした小さいマスコットが現れる。
「人生がつまらない?楽しいことがない?ストレス?日々の疲れ?
そんな君におすすめ!ギャウリディアやろうよ!」
【Enjoy the world of Gauridia!】
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「ねえ、これでPVはばっちりなのかな?」
黒猫が喋りだす、
「ええこれでプレイする人は増えるでしょうね。」
何もない真っ暗な空間から声が聞こえる
「えへへ、なら”実験”がようやくできるんだね」
「繝?せ繧イ繝シ繝?髢句ァ九°縺ェ縲∽ココ縺ョ迢よー励⊇縺ゥ髱「逋ス縺?b縺ョ縺ッ縺ェ縺??√&縺ゅぐ繝」繧ヲ繝ェ繝?ぅ繧「蜒輔◆縺。縺ォ隕九○縺ヲ縺上l莠コ髢薙?迢よー励r?」
黒猫の姿がまるで映像のようにブレながらも高らかに笑う、
それはこのゲームの繁栄と成功を夢みているのかそれとも……
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不定期更新、基本木曜日更新?
※2020年11月 投稿開始
※2022年2月 序章終了
※2024年 1章執筆中……
文字数 222,316
最終更新日 2024.11.21
登録日 2020.11.11
十四歳の誕生日――
それは、いつも通りの朝で始まり、顔なじみの友と遊び、そして永遠に忘れられない夜で終わった。
記憶に焼き付いたある夜。
正体不明の存在の襲撃によって、僕は両親と引き離された、
吹き飛ばされた家、崩壊した現実、そして霞んだ視界の先のある二人の姿。
逃げろと言い聞かせるように言ってくれたのは、他ならぬ両親だった。
だが、逃げ延びた僕の胸に残ったのは「生き延びた安堵」ではなく、「何もできなかった後悔、痛み」だった。
――どうして、僕は何もできなかったのか。
――どうして、この手はあまりにも無力なのか。
その夜、僕は決意した。
「もう二度と、大切なもの壊される光景を見たくはない」と。
「追手から逃げるために隠れた二人に再び会うその時には、胸を張って認めてもらえるようになる」と。
けれど、僕の持つ力は“無属性”――
誰かに言えば笑われ見下される、特性も持たない中途半端な属性。
そして僕は、“人”と“魔”の血を併せ持つ異端の存在。
普通に過ごしているだけなら誤魔化すことができるが、万が一にも暴かれてしまったら酷い目に合う事はわかりきっている。
それでも僕は歩く。
怒りを糧に、悲しみを力に変えて。
いつか、誓った約束を果たすその日まで。
歩けば歩くほど今まで恵まれていたことを実感する。
仲間と出会い、信頼を築き、失い、そしてまた立ち上がる。
友情と裏切り、喪失と再生、恋と戦いが幾重にも絡み合うこの物語の果てに、
僕が選ぶ答えは――救いか、破滅か。
『最初に始まり、幾多の者と交わり、最後に終わる――そんな物語を今、始めよう。』
──────犯した罪を精算するために。
でも、それでも君を止めなければならない。
止めて、逢って、話して、そして謝ろう。
紡がれ始めた物語はどんなに頑張っても止まりやしないのだから.......
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基本毎週金曜日更新orストックあれば毎日更新orリアル繁忙期は不定期更新
■2021年8月 連載開始
(元々ハーメルン様で公開していたものをアルファポリス様に修正入れつつ移動中)
■2024年12月 修正の為一旦非公開
文字数 2,381
最終更新日 2021.08.30
登録日 2021.08.30
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