2
件
十四歳の誕生日は、最初はいつもと変わらない日だった。
顔なじみの友人と遊び笑い合い、帰り道に鼻歌を歌い、家の扉を開けば温かな匂いと、大切な二人の声が出迎えてくれた。
だが永遠に忘れられない夜へと変化した。
正体不明の何かによる襲撃。
机上に並べられた料理は吹き飛び、崩れ落ちた天井、床一面に広がる赤い景色。
霞んでいく視界の中で、両親の声を聞いていた。
逃げろ、と背中を押されるように言われ。
震える足で、逃げだした。
逃げることしか、できなかった。
逃げ延びた夜、瓦礫と化した家の前で僕の胸に残っていたのは安堵ではなく、
ただ、後悔だけだった。
だから赤い月に見降ろされた瓦礫の前で誓った。
「もう二度と、大切なものが壊される光景を見たくはない」と。
「次に二人と会うその時には、胸を張って認めてもらえる自分になる」と。
けれど自分に宿る力は、"無属性"。
尖った特性は持たず、誰かに話せば一般的には価値のないようなモノを見るような視線が浴びせられる、属性。
強さへの道は、最初から平坦ではなかった。
でも、無属性も自分も使い方次第でどうとでもなることを知った。
進めば進むほど自分が恵まれていたことを実感した。
でも恵まれていたからこそ、進むにつれその反動で、
増え続ける守りたいものが両手からボロボロと零れ落ちていく。
自分の中で、何かが少しずつ、欠けていく。
それでも、歩き始める。
怒りを努力に変えて。悲しみを力に変えて。想いを勇気に変えて。
自分がどうなるかもわからずに世界の運命を"創成"する。
友情と裏切り、喪失と再生、恋と戦いが幾重にも絡み合うこの物語の果てに、
選ぶ答えは───忠義か救いか、平和か破滅か。
『最初に始まり、最後に終わる───そんな物語を今、始めよう。』
───犯した罪を精算するために。
でも、それでも君を止めなければならない。
何を思って今まで過ごしていたのか私だけが理解できてしまうから。
全てを話して、そして謝ろう。
紡がれ始めた物語はどんなに頑張っても止まらないとわかっているからこそ.......
_____________________________________
基本毎週金曜日 18時 更新orストックあれば毎日更新orリアル繁忙期は不定期更新となります。
■2021年8月 アルファポリス様で連載開始
(元々2016年からハーメルン様で公開していたものをアルファポリス様に修正入れつつ移動中)
■2024年12月 修正の為一旦非公開
■2026年1月24日 順次公開&執筆再開
(ldwkの存在が誕生し 電子の海の中に漂い始めて...10年!?)
文字数 24,594
最終更新日 2026.01.25
登録日 2021.08.30
VRMMORPG~ギャウリディア~
【異世界でもう一人の自分になれる】
というキャッチコピーの元発売されたこのゲーム
戦士や魔法使い、騎士、鍛冶職人のほかにアイドル、画家、メイドなど
100を超える職業のほかに自分だけのアイテム、武器防具を作成でき
NPCの会話パターンもほぼ無限と本当にその世界の住人になったかのように遊べる!
そしてVRが対応している機械ならTVやらスマホ、ゲーミングVR、
全ての機種で同じ世界に接続できる手軽さ。
ギャウリディアは瞬く間に人々の注目を集めた、
突如、黒猫の形をした小さいマスコットが現れる。
「人生がつまらない?楽しいことがない?ストレス?日々の疲れ?
そんな君におすすめ!ギャウリディアやろうよ!」
【Enjoy the world of Gauridia!】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねえ、これでPVはばっちりなのかな?」
黒猫が喋りだす、
「ええこれでプレイする人は増えるでしょうね。」
何もない真っ暗な空間から声が聞こえる
「えへへ、なら”実験”がようやくできるんだね」
「繝?せ繧イ繝シ繝?髢句ァ九°縺ェ縲∽ココ縺ョ迢よー励⊇縺ゥ髱「逋ス縺?b縺ョ縺ッ縺ェ縺??√&縺ゅぐ繝」繧ヲ繝ェ繝?ぅ繧「蜒輔◆縺。縺ォ隕九○縺ヲ縺上l莠コ髢薙?迢よー励r?」
黒猫の姿がまるで映像のようにブレながらも高らかに笑う、
それはこのゲームの繁栄と成功を夢みているのかそれとも……
──────────────────────────────────────
不定期更新、基本木曜日更新?
※2020年11月 投稿開始
※2022年2月 序章終了
※2024年 1章執筆中……
文字数 222,316
最終更新日 2024.11.21
登録日 2020.11.11
2
件