町工場のお姫様

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02 れっつスタディ!

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 その日の午後は、休憩中の出来事で頭がいっぱいになり、姫川は何度も小さなミスをした。
 ミスをするたびに罪悪感に心を支配され、また小さなミスをしてしまう悪循環。それでも工場の先輩たちは優しく「まぁこんな日もあるよな!」と励ましてくれる。温かい言葉に包まれて、職場に恵まれたことを、あらためて実感し、感謝した。

 その日もいつも通り、定時になるとすぐにタイムカードをきり、ロッカーの荷物を持って近くのバス停に向かった。
 と、いうのも姫川は都会育ちで引きこもりだったので、自動車の免許を持っていないので、行きも帰りも1時間に1本しかない市営バスに乗っている。帰りのバスはいつも定時の10分後に出るので、これを逃すとまた1時間バスが来ない。
 工場で働いている他の社員は、自家用車で通勤しているので、皆のんびりと帰り支度をする中、一人急いで工場を出ていく。
  少し小走りでバス停に向かう姫川を後ろから呼び止める声がした。

「おーい、姫! 今日は三人で『勉強会』するぞー!」

 振り向くと白髪頭の先輩社員、有賀ありがが休憩中に見たスケベな雑誌を片手に小走りでこちらに駆け寄ってきた。

「帰りは車で送ってやるから、ばあさんが心配しないように家に電話しとけ、な?」

 『勉強会』とやらへの参加は決定事項らしい。しかし姫川も健康な男だ。
 祖母に世話になっている手前、欲を溜め込んでいたとはいえ、スケベな事には大いに興味があった。
 学生時代にそこまで語り合える友人もいなかったので、その手の知識も疎い自覚がある。
 先輩に女の扱いを教えてもらえるのは正直ありがたい。

 姫川は祖母に「先輩と食事に行く」と電話をし、帰りが遅くなっても心配しないで先に寝ていてほしいと伝えた。
「楽しんでおいで」という祖母の言葉に、少しの罪悪感を覚えつつ、電話を切り有賀の車のもとへ向かった。

 有賀の車に乗り込むと、助手席には恰幅のいい先輩社員の山河やまかわが乗っていた。
 片手に持った、しわくちゃのコンビニ袋には何やら色々詰め込まれている。

「家からいいの持ってきたから、楽しみにしといてな」

 助手席に座る山河がニヤニヤとこちらへ視線を投げかける。
 半透明なコンビニの袋からは、艶かしい肌をさらした女性が表紙の雑誌がはみ出している。
 表紙の女性の挑発的な表情に、これから起こるであろう未知への期待と少しの不安で、姫川の胸は忙しなく動いていた。

 車に乗ってすぐ、「まずは腹ごしらえから!」と、地元の定食屋へと向かった。
 安くて美味いと評判の定食で腹を満たした後、三人を乗せた車は更に北へ向かって行く。
 夕焼けに染まっていた空がすっかり暗くなる頃、やっと目的地に到着した。
 ガラガラの駐車場に車を停めて外に出る。
 着いた場所は古めかしい外観の旅館のような場所だった。

「ここ、外から見たら分かんねぇと思うけど穴場なんだ。姫には特別に教えてやっからな」

「そうそう、こんなボロい宿だけど中は綺麗でな。でっけぇテレビがあってAV見放題なんだよ」

 先輩たちは、一緒にイタズラする悪ガキのような顔で姫川の肩に手を回してきた。

 受付でチェックインを済ませて部屋に向かう。
 旅館風の外観とは裏腹に中は洋風で、各部屋のドアの上にはランプのようなものがついている。

「ここの主人が俺の幼なじみでよ、トモちんって言うんだけんど、そのトモちんが競馬で当ててよ。もうガッポガッポよ。その金で長年の夢だったエロいラブホテル作るって、実家の旅館を改造したのよ。ほれ着いた、この部屋入ってみな」

 有賀に背を押された姫川が部屋に入ると、中にはかなり大きいサイズの丸いベッドが部屋の真ん中に置かれていた。

「ほれ、スゲェだろ? エロい部屋作ったよなぁ、さすがトモちん。このベッドは特注だぞ。グルグル回るの」

 濃いピンクのテカテカしたシーツが掛けられている丸いベッドは、枕元に何やらボタンのようなものがついていた。
 ベッドが回ることのどこがエロい事なのか、姫川には分からなかったが、枕元に置いてあるコンドームが、ここはをする場所なのだと雄弁に語っていた。

「よし、順番に風呂に入るか。ここは年功序列で……」

 山河が、年上の有賀に先に風呂に入るよう勧めた。


 ◆◆◆


 それから順に風呂に入り、備え付けのバスローブ姿でごろりと寝転がる。
 ベッドを回転させてみたり、クローゼットに置いてある女性用のメイド服や学生服、SM用の道具なんかを、有賀が一つ一つ姫川に見せてくれた。

 山河は持ってきた雑誌とDVDを広げて吟味している。

「よぁし! じゃ、いっちょやりますか!」

「「れっつスタディ!」」

 先輩二人が息ピッタリに言うものだから、姫川は笑ってしまった。

「まずは俺のオススメからな」

 山河がDVDを大きなテレビの下にあるプレイヤーに入れた。

「ほれ、姫」

 DVDの横にある冷蔵庫から取り出したビールを姫川に手渡す。

「有賀さんはコッチな」

「おぅ、ノンアルだな」

 車を運転する有賀にはノンアルコールのビールテイスト飲料を手渡した。

「うし、乾杯すっか!」

「せーの」

「「「乾杯~」」」

 姫川は酒に弱いのだが、なぜか今日は飲みたくなり、グイッと一気にビールをあおった。
 アルコールが喉の奥へ抜けていく。

「仕事終わりのビールは染みるなぁ……よし、じゃあ早速プレイボタンをポチっとな……はい、スタートぉ!」

 山河が大げさなしぐさでプレイボタンを押しDVDを再生する。

 部屋にある60インチはあろうかというテレビに、AVの映像が映し出される。
 どうやらドラマ仕立てのAVのようだ。

 人妻が旦那を送り出し、家で1人家事をしていると作業服を着た男が尋ねてくる。
 排水管の点検のようだ。鍛えられた肉体で排水管の点検を始める。
 そんな姿に欲情した人妻が、排水管工の男の前で服を脱ぎ、誘惑し始める。

「こっからがエロいんだ」

 山河が少し身を乗り出して、ビールをグビりとあおる。

 テレビの中では人妻がダイニングテーブルの上で一枚ずつ服を脱いでいき、局部を見せつけるように寝そべる。
 欲情した排水管工がその体にむしゃぶりつく。
 女の喘ぐ声に姫川の股間は熱くなっていった。

「いいか姫川、女はな、始めは優しく、そして『もうダメ』と言われてからは荒々しく触ってやるんだ」

 ビールをあおりながら解説をする山河の声が、どこか遠くなるほど姫川は張りつめている自身の股間に触れたくて仕方がなかった。

 大画面のテレビでは、人妻が一心不乱に排水管工のちんこをジュポジュポとしゃぶっている。

 姫川は無性に喉が渇いて、目の前にあるビールを一気にあおった。
 酒に弱い姫川は、たった1本のビールですっかり酔ってしまったようで、自制心のタガが外れ、とうとう我慢が出来なくなった。
 バスローブの前をはだけさせ、パンツをずり下ろし、自身の立ち上がった陰茎を解放する。
 いつものように右手で自身の陰茎を扱き、左手で乳首をぐりぐり摘む。

「お、姫、もうスイッチ入っちゃったか?」

 少し嬉し気を滲ませた声で有賀が声をかけるが、酒に酔いタガが外れた姫川にその声は届かない。

「ん、ん、んっ」

 ただ一心に自身の陰茎を擦りあげる姫川。

「ほれ、そんなに強くちんちん扱いたら、すぐに終わっちまうぞ」

 山河が姫川の後ろから抱きしめるように竿を擦る手を止める。

「ふぇっ?」

 快楽を高めている所を止められて涙目になる姫川。

「お、可愛い顔して。そんなに乱暴に擦っちゃだめだ、俺がもっと気持ちいいやり方教えてやるからな……」

 言うなり山河は姫川に口づけを落とし、少し開いた口から舌をねじ込む。

 分厚い舌が生き物のように姫川の口の中を蹂躙する。
 口内を蹂躙されながら乳首を優しく摘まれ、ジンジンとした刺激が腰から股間へと響く。

 たまらずまた自身の陰茎を扱こうと姫川が手を伸ばすが、今度は正面に腰をおろした有賀に手を抑えられ、両手首を重ね、バスローブの紐で縛られる。

「え、にゃんで……」

 酒で思考回路が低下している姫川は、早く達したいのに竿を扱く事が出来なくなり、半泣きになる。

「おぉよしよし……ここはおっちゃんが触ってやるから」

 有賀が手にローションを垂らし、姫川の股間にもダラダラと垂らした。
 少し冷たいローションに股間がヒュンとなるが、大きくゴツゴツした手で包まれ、すぐに硬度を取り戻す。

 ヌルヌルと緩やかな動きで股間を触られ、気持ちいいが決定的な快楽の瞬間は与えてもらえない。
 もどかしさからその手に股間を押し付けて『もっと』とねだってしまう。

「んっ、あっ、あぁっ」

「腰をヘコヘコさせちゃって、可愛いなぁ姫は。おっちゃんもムラムラしてきたな。こっちの穴で女の子になるか?」

「ひんっ」

 後穴にヌポッと指を入れられ、思わず腰が浮く。

「やらぁ、俺、おんにゃのこじゃない……あっ♡♡」

 グズグズになりながら抵抗するが、指をぬぽぬぽと抜き差しされ、だんだんと体の力が抜けてくる。

「お、上手上手、姫はいい子だなぁ」

「おれ、いい子?」

 両親からあまり関心を向けられなかった姫川は、「いい子」と褒められたことが無かった。
 有賀の言葉はアルコールよりも強く、姫川の思考を溶かしていく。

「ああ、いい子だ。いい子はいっぱい気持ちよくしてあげねぇとな」

「うん、おれぇ、いい子だからいっぱい気持ちよくなりゅ♡♡」

 姫川の思考は快楽に完全に溶かされていた。

「ほれ、いい子はおっぱいも気持ちよくしてやらないと……」

 山河が姫川の後ろから抱きしめるように手を回され、乳首の片側をクニクニ摘まれながら、もう片方はカリッと爪で優しく引っかかれる。

「んぁっ♡♡」

 与えられた刺激に、姫川が堪らず背を反らせる。

「姫のおっぱい、美味しそうだ……」

 山河が姫川の胸に顔を近づけて、その乳首をちゅぱちゅぱと吸う。

「やぁ、あぁっ、だめ♡♡」

「こっちでも気持ちよくなろうな?」

 有賀が後穴に入れる指の数を増やす。
 2本の指が後穴を広げるように動き、奥へと侵入していく。
 姫川のすこしぷっくりした良いところを探し出し、こねるように刺激してくる。

「あっ、あっ♡♡」

 刺激される度に腰がヘコヘコと動いてしまう。

「腰が動いちゃう程気持ちいいか、可愛いなぁ姫は。ほれ、もう指が三本も入った。姫は才能があるな」

「ん、んぅ♡♡お腹の奥、じんじんする」

 有賀に指を抜き差しされる度に、腹の奥から熱を感じる。
 もっと、もっとかき乱して欲しい。

「そろそろいいかな……お先にいいか?」

「年功序列ですね、どうぞ」

 有賀と山河の会話を、快楽に取り付かれた姫川はどこか遠くのことのように聞いていた。

 二人に体をうつ伏せにひっくり返され、有賀のほうへ腰を突き出すような四つん這いの体勢にされる。

「じゃあ姫の初めて、おっちゃんが貰うな。姫があんまり可愛いから、おっちゃんのちんこ、久々にギンギンだわ」

 言うなり赤黒く怒張した自身の陰茎を、姫川の後穴にあてがった。
 ズブズブと穴を押し広げるように侵入され、姫川は初めての感覚に背中をのけ反らせる。

「ああぁぁ♡♡」

「姫、ほら力抜けって、ははっキツイな……ちんこ食いちぎられそうだ」

 ゆっくりと緩慢な動きで抜き差しされ、動きに合わせて声が漏れ出てしまう。

「んっ、あっ♡♡」

 初めは侵入を拒むように閉まっていた後穴も、有賀の陰茎が少しずつ奥へ、奥へと切り開いていく。
 違和感でしかなかったその刺激が徐々に快楽に変わってくる。

「だんだん、広がってきたな。奥まで入りそうだ」

 有賀の腰のストロークが大きくなり、その硬く長い陰茎で姫川の奥を責め立てる。

「あっ、あぁっ、んっ♡♡」

 有賀に中のいいところを的確に擦られ、すっかりと慣らされた姫川の後穴は、貪欲に有賀の陰茎を飲み込む。
 そこに苦しさはなく、もう快楽でしか無かった。

「ほら、姫、こっち向いて」

 言うや否や山河が姫川の顔の前に自身の陰茎を出し、ゆるく立ち上がっているそれで姫川の頬をぺちぺちと叩く。

「姫のその可愛いお口で、おっちゃんのちんこもよしよしして欲しいな、ほれ、あーんして」

 言われるがまま口をあける姫川に自身の陰茎を挿し入れる。

「おぅ、姫の口の中は気持ちいいな」

 山河は姫川の頭を軽く押さえて、ゆっくりと上下に動かす。

 濃い雄の匂いが口の中いっぱいに広がり、えずきそうになるが、その苦しささえ快楽に塗り替えられていく。

 涙目になりながら必死に口を広げる姫川に、山河の欲望はますます高まっていく。

「かわいいなぁ、姫」

 山河に頭を撫でられ、姫川の胸に嬉しさが込み上げる。

「姫、おっちゃん、そろそろイキそうだ」

 後ろでゆるゆると腰を振っていた有賀が、だんだんと力強く腰を打ち付けてくる。
 短く早いピストンで奥を責められる。バチンバチンと肉がぶつかる音。
 奥を突かれるたびに、声が漏れ出てしまう。

「あっ、あっ、あっ、あぁ♡♡」

 有賀はピストンを続けながら、姫川の少し小ぶりな陰茎を擦る。

「あぁっ、ダメっ、一緒に、ぁんっ、イク、イっちゃう、あぁ、あぁっ♡♡」

「イクっ、姫、おっちゃんの濃いの出すぞ、んくっ」

 びゅるっと吐き出した自らの白濁と、腹の奥に吐き出された熱を感じ、姫川は自らの体が快楽によって作り変えられていくのを感じた。
 陰茎をズルりと引き抜いた有賀は、ビールを口に含み、呆けている姫川の口に流し込んだ。

「こんなに可愛いんじゃ、まだまだ抱き足りないな。姫も、もっと気持ちよくなりたいだろ?」

「もっと?」

「そう、まぁ次は山河の番だけどな」

「順番ですからね」

 正面に置かれたテレビ画面では、人妻が排水管工の男にガツガツと貪られ、大声で喘いでいる。

「明日は休みだ、夜は長いし、朝まで三人でゆっくり楽しもう。な? 姫——」

 そう言うと山河は有賀と場所を交代し、仰向けになった姫川の後穴に、自らのエラの張った太い陰茎をあてがった。

 姫川は、これからまた訪れるであろう快楽の予感に、腹の奥がじんじんと疼いた。


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