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パーマをあてたい
しおりを挟むねぇ、パーマをあてたいの、と娘が言った。
小学生なのに、おませな子。きっと、私に似たのね。
だけど、夫が反対することは目に見えている。
食事時なら、テーブル上のすべての皿を叩き落とすだろう。
予想が外れた。
夫はガスコンロを点火すると、娘の頭を鷲掴みにした。
彼女の髪をチリチリにするために。
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