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花を愛する残暑の雷鳴
#4
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日が傾き始めた夏の夕暮れに、虫の鳴き声が響きます。
鈴のなるような軽やかな音色は、これから夏が終わりを告げようとしている事を教えてくれます。
まだまだ暑い日は続きますが、秋になる兆候が見えたことを少し嬉しく思います。
私はモウカハナの開店前に市場で買い物を済ませたあと、喫茶店で休憩をしております。
今の時間は午後のお茶の時間も過ぎた頃で、店内はそれほど混雑した様子はありません。
それだけに、一組のお客様達の噂話がよく聞こえてきます。
普段なら気にとめませんが、話の中心となっている人物に心当たりがあるせいか耳を傾けてしまいます。
「女連れで店の中でイチャイチャしながらずーーっと商品の文句言って。『リモワのガラス工芸って有名なんだよね?』みたいなくどくど長々……」
「そいつ金髪で背が高くて派手な服?」
「知ってるの!?」
「ウチにもそんなの来たなーって。よくあそこまで言えるな、って逆に関心したよ俺は」
「そうかもしれないけど、もうウチの親方がいつ殴るか分からないくらいキレてて最悪だった」
気のせいと思いたいですが、師匠でしょうか。
黙ってると呼吸が出来ないのですかね、あの方は。
回遊魚にそんな種類がいたように記憶しています。
「連れてた女の人も彼女とかじゃないよ絶対。喋り方も如何にもクラブのコっぽいし」
「多分そうだと思うよ。オリーに最初聞いたんだ」
「オリーって今確か娼館で受付してたっけ」
「そうそう。すんごい金持ちらしいよ、しかもよく来るって言ってた」
「ウチでもくどくど言ったくせに結構買ってったわ。金払いは良いよね、金は」
「多分観光客だよね。色んなとこに金落としてってくれると思えば……」
「複雑だなぁ……」
師匠、ですね。
あの方はあれでも筆頭術士なので、お金に余裕はあるでしょう。
彼はリモワの事がとても気に入っています。
それだけに私にショーをやれ、派手にやれと言います。
今回リモワで手品師の噂が流れたのは彼にとっては朗報でしょう、そのために戦場を片付けてきたなどと言っていましたし。
あの時は聞き流してましたが、思い返すとケータ様を戦争相手の術士と言っていたような。
滞在中の殿下は無事でしょうか? 何かあればお戻りになるかと思いますので、きっと無事だとは思いますが……。
───────
モウカハナが開店してすぐの時刻。
数分の差でミケーノ様とネストレ様がご来店されました。
以前からお二人はどこか似た雰囲気があると思っていましたが、お知り合いになられてから一時間ほど経った今はすっかり打ち解けたご様子です。
「いやはや、料理人にしておくには勿体ない御仁だ。団長にも好かれそうだな君は!」
「そいつは光栄だな。今度ウチにも食いに来てくれ、手打ちのパスタが自慢だ」
「手打ちか、ラヴィオリはどうだ?」
「勿論あるぞ、この時期ならペペロンチーノで出る事が多いな」
ミケーノ様のお店で食べられる手打ちのパスタはどれもとても美味しいです。
去年の年末では乾燥パスタで作られたものが多く、少し残念だったのをよく覚えています。
「キーノス君も今度ゾフィ殿と行ってはどうだ? 喜ばれると思うぞ!」
「……いえ、それは」
「なんだ、知り合いなのか?」
「知り合いとは言い難いですね」
「そうだそうだ、面白い話があるんだが」
「どんな話だ?」
「この間演習場であった事なんだが」
「ネストレ様。その、私は深く反省しておりますので」
「ん? キーノスが関係あるのか?」
「まぁまぁキーノス君。君が反省するような事は一つもないぞ!」
パスタの話に戻りましょう、この後どういう反応をされるのか考えると良い方向に進む気がしません。
「くっくっ……お前はオレを笑い殺す気か……」
「あの時は団長に同情したぞ、あんな情熱的な告白に『この後予定がございますので』とか言って帰るんだからな」
「ぐッ……ポンコツだとは思ってたけど、そこまで行くとバカだ、バカすぎる」
「……前情報が少なすぎたせいかと思います」
ミケーノ様からかつてないほど笑われました……。
この話は知られたら面倒な人が多そうです。
「まぁ確かに古風な言い方ではあるがなぁ、今はもう意味が分かってんのか?」
「シオ様に教えていただきました」
「シオ笑ってただろ?」
「……そうですね」
「で、キーノス君はゾフィ殿とどうするんだ?」
「どう、とは?」
「お付き合いするのか?」
「そこまでのお話ではないかと思いますが」
「バッカ、告白ってのは付き合ってくれって意味だよ!」
「恋心を告げる事と聞きましたが」
「このポンコツ……なんで恋心を告げる必要があると思う?」
「言いたいからではないでしょうか」
「今以上の関係になりたいからだよ!」
「そうなりますと、お知り合いになれば良いですか?」
ミケーノ様とネストレ様が驚いた様子でこちらを見ています。
どうやら違うようですね。
「お前本当に彼女とか作ったことねぇんだな……」
「僕もよく鈍感だ脳筋だと言われるが、君には敵いそうもないな」
「それはずっと言ってるじゃないですか、恋人など出来たことがないと」
「いや、謙遜とか秘密主義とかそういうのだと思ってたんだよな。お前にいない方が不自然だからよ」
「別に隠しておりません。特に面白い話でもありませんし、事実ですから」
ほぼ面識のない相手から自己紹介をされただけの関係で、それ以上なら知り合い程度でしょう。
未だに私はゾフィ様の人となりをほとんど知りませんし、それはあちらも同じ事かと思います。
「キーノス君は恋人という関係がどういう物なのかは分かるか?」
「流石にそれは理解しております」
「なら、ゾフィ殿とそういう関係になるのはどうだ?」
「……無理でしょう。お相手は他国の兵士で、私は夜に働くバリスタです。関係が維持できる間柄ではないと思います」
「なるほど、な。だがゾフィ殿はそうは考えてないようだぞ?」
───────
「申し訳ありませんが、この後予定がございますので失礼します」
キーノスが演習場から立ち去り、とても気まずい空気で演習場が満たされている。
ゾフィのような美女をあっさり振ってさっさと立ち去る姿はかっこよくも見えるが。
「演習に戻れ!」
団長の喝が入り、演習場の場が締まる。
再び活気が戻ったものの、皆ゾフィを心配している。
「気にするな、アイツはあぁいう奴だ」
「……すごい」
「そうだろ? 冷たい奴だよ本当に」
「本当に私が恋したキーノス様です」
「え?」
「絶対にお断りされると思ってました、あの時と同じように一言だけしか答えて下さらない……」
ゾフィは普段は感情がほとんど表に出ない。それが恍惚とした表情で立ち去るキーノスをまだ見つめている。
「あの時って、前に話したことあるのか?」
「はい。私を助けるために冬の湖に飛び込んで引き上げて下さったあと、酸欠の私に口移しで息を吹き込んで下さいました」
「人工呼吸か」
「その後焚き火の傍で体を温めてましたが、気が付いたら眠ってしまって。目が覚めた頃には体の凍傷は治ってるし、キーノス様はいらっしゃいませんでした」
「そんな事するかアイツ? 想像できん……」
「あの甘いハーブの香り、鋭い眼光、長い銀のお髪……何よりあの色香。間違えようがありません」
団長は煮え切らないような様子で考えているが、ゾフィの話もおかしくはない。
「ビャンコ様だと聞きましたが、あの人は違います。色香も香りも違います」
「たしかにアイツにはそんなもんはないが」
「私は振られてしまいました。でもここで簡単に受け入れてくれるような人なら幻滅してました」
「いや、多分あれは……」
「私、もっと自分を磨こうと思います、今度こそ振り向いていただけるように。ご迷惑お掛けしました、演習に戻ります」
「あ、それは良いが」
ゾフィはそのまま一礼して演習に戻った。
「多分わかってないだけだと……」
団長はボソリと呟き、それからキーノスを呼び出した理由を思い出したのか走って演習場を後にした。
───────
「全く諦めてないようだぞ?」
「冬の湖に飛び込むとは、すごいなお前」
「……何か大きく勘違いなさっているようですね」
雪は振っていませんでしたがかなり寒かったため、湖に潜って探すべき所を術で解決させる方針にしました。
水中の人骨に狙いを定め、そのまま湖面へゆっくり移動させたところ、人骨に反応して動かない少年も一緒に出てきました。
それに驚いたビャンコ様が私の背後へ逃げ前に押し出し、バランスを崩した私は術を解いてしまった上に湖に落ちました。
少年の生死が分からなかったので、そのまま泳いで少年を抱えて湖畔へ運びました。
「……て事は落とされたのかお前」
「あるいは私がもう一度少年を湖に落としたと言えます」
「で、人工呼吸をしたのか」
「したのはビャンコ様の精霊です」
「もしかして怪我を治したのも……」
「ビャンコ様です。その間私は再び人骨の回収をしていました」
「いつ名乗ったんだ?」
「私は名乗った記憶がないので、ビャンコ様が私の名を告げたのでは?」
「じゃあ彼女が恋した相手は、ビャンコじゃないか」
「はい、人違いです」
「その割にはお前の特徴をしっかり覚えてんな」
「息を吹き返した時は服を乾かしていて、乾いてからは湖畔の近くにいたのでほとんど関わりは無いはずです」
「しかしビャンコは違うとハッキリ言っていたぞ」
「間違えねぇよな、キーノスとビャンコさんは」
謎です、ビャンコ様が化けたとも思えません。
しかしこれは誤解を解いて差し上げれば全て解決するように思います。
そのタイミングがあれば、の前提ではありますが。
鈴のなるような軽やかな音色は、これから夏が終わりを告げようとしている事を教えてくれます。
まだまだ暑い日は続きますが、秋になる兆候が見えたことを少し嬉しく思います。
私はモウカハナの開店前に市場で買い物を済ませたあと、喫茶店で休憩をしております。
今の時間は午後のお茶の時間も過ぎた頃で、店内はそれほど混雑した様子はありません。
それだけに、一組のお客様達の噂話がよく聞こえてきます。
普段なら気にとめませんが、話の中心となっている人物に心当たりがあるせいか耳を傾けてしまいます。
「女連れで店の中でイチャイチャしながらずーーっと商品の文句言って。『リモワのガラス工芸って有名なんだよね?』みたいなくどくど長々……」
「そいつ金髪で背が高くて派手な服?」
「知ってるの!?」
「ウチにもそんなの来たなーって。よくあそこまで言えるな、って逆に関心したよ俺は」
「そうかもしれないけど、もうウチの親方がいつ殴るか分からないくらいキレてて最悪だった」
気のせいと思いたいですが、師匠でしょうか。
黙ってると呼吸が出来ないのですかね、あの方は。
回遊魚にそんな種類がいたように記憶しています。
「連れてた女の人も彼女とかじゃないよ絶対。喋り方も如何にもクラブのコっぽいし」
「多分そうだと思うよ。オリーに最初聞いたんだ」
「オリーって今確か娼館で受付してたっけ」
「そうそう。すんごい金持ちらしいよ、しかもよく来るって言ってた」
「ウチでもくどくど言ったくせに結構買ってったわ。金払いは良いよね、金は」
「多分観光客だよね。色んなとこに金落としてってくれると思えば……」
「複雑だなぁ……」
師匠、ですね。
あの方はあれでも筆頭術士なので、お金に余裕はあるでしょう。
彼はリモワの事がとても気に入っています。
それだけに私にショーをやれ、派手にやれと言います。
今回リモワで手品師の噂が流れたのは彼にとっては朗報でしょう、そのために戦場を片付けてきたなどと言っていましたし。
あの時は聞き流してましたが、思い返すとケータ様を戦争相手の術士と言っていたような。
滞在中の殿下は無事でしょうか? 何かあればお戻りになるかと思いますので、きっと無事だとは思いますが……。
───────
モウカハナが開店してすぐの時刻。
数分の差でミケーノ様とネストレ様がご来店されました。
以前からお二人はどこか似た雰囲気があると思っていましたが、お知り合いになられてから一時間ほど経った今はすっかり打ち解けたご様子です。
「いやはや、料理人にしておくには勿体ない御仁だ。団長にも好かれそうだな君は!」
「そいつは光栄だな。今度ウチにも食いに来てくれ、手打ちのパスタが自慢だ」
「手打ちか、ラヴィオリはどうだ?」
「勿論あるぞ、この時期ならペペロンチーノで出る事が多いな」
ミケーノ様のお店で食べられる手打ちのパスタはどれもとても美味しいです。
去年の年末では乾燥パスタで作られたものが多く、少し残念だったのをよく覚えています。
「キーノス君も今度ゾフィ殿と行ってはどうだ? 喜ばれると思うぞ!」
「……いえ、それは」
「なんだ、知り合いなのか?」
「知り合いとは言い難いですね」
「そうだそうだ、面白い話があるんだが」
「どんな話だ?」
「この間演習場であった事なんだが」
「ネストレ様。その、私は深く反省しておりますので」
「ん? キーノスが関係あるのか?」
「まぁまぁキーノス君。君が反省するような事は一つもないぞ!」
パスタの話に戻りましょう、この後どういう反応をされるのか考えると良い方向に進む気がしません。
「くっくっ……お前はオレを笑い殺す気か……」
「あの時は団長に同情したぞ、あんな情熱的な告白に『この後予定がございますので』とか言って帰るんだからな」
「ぐッ……ポンコツだとは思ってたけど、そこまで行くとバカだ、バカすぎる」
「……前情報が少なすぎたせいかと思います」
ミケーノ様からかつてないほど笑われました……。
この話は知られたら面倒な人が多そうです。
「まぁ確かに古風な言い方ではあるがなぁ、今はもう意味が分かってんのか?」
「シオ様に教えていただきました」
「シオ笑ってただろ?」
「……そうですね」
「で、キーノス君はゾフィ殿とどうするんだ?」
「どう、とは?」
「お付き合いするのか?」
「そこまでのお話ではないかと思いますが」
「バッカ、告白ってのは付き合ってくれって意味だよ!」
「恋心を告げる事と聞きましたが」
「このポンコツ……なんで恋心を告げる必要があると思う?」
「言いたいからではないでしょうか」
「今以上の関係になりたいからだよ!」
「そうなりますと、お知り合いになれば良いですか?」
ミケーノ様とネストレ様が驚いた様子でこちらを見ています。
どうやら違うようですね。
「お前本当に彼女とか作ったことねぇんだな……」
「僕もよく鈍感だ脳筋だと言われるが、君には敵いそうもないな」
「それはずっと言ってるじゃないですか、恋人など出来たことがないと」
「いや、謙遜とか秘密主義とかそういうのだと思ってたんだよな。お前にいない方が不自然だからよ」
「別に隠しておりません。特に面白い話でもありませんし、事実ですから」
ほぼ面識のない相手から自己紹介をされただけの関係で、それ以上なら知り合い程度でしょう。
未だに私はゾフィ様の人となりをほとんど知りませんし、それはあちらも同じ事かと思います。
「キーノス君は恋人という関係がどういう物なのかは分かるか?」
「流石にそれは理解しております」
「なら、ゾフィ殿とそういう関係になるのはどうだ?」
「……無理でしょう。お相手は他国の兵士で、私は夜に働くバリスタです。関係が維持できる間柄ではないと思います」
「なるほど、な。だがゾフィ殿はそうは考えてないようだぞ?」
───────
「申し訳ありませんが、この後予定がございますので失礼します」
キーノスが演習場から立ち去り、とても気まずい空気で演習場が満たされている。
ゾフィのような美女をあっさり振ってさっさと立ち去る姿はかっこよくも見えるが。
「演習に戻れ!」
団長の喝が入り、演習場の場が締まる。
再び活気が戻ったものの、皆ゾフィを心配している。
「気にするな、アイツはあぁいう奴だ」
「……すごい」
「そうだろ? 冷たい奴だよ本当に」
「本当に私が恋したキーノス様です」
「え?」
「絶対にお断りされると思ってました、あの時と同じように一言だけしか答えて下さらない……」
ゾフィは普段は感情がほとんど表に出ない。それが恍惚とした表情で立ち去るキーノスをまだ見つめている。
「あの時って、前に話したことあるのか?」
「はい。私を助けるために冬の湖に飛び込んで引き上げて下さったあと、酸欠の私に口移しで息を吹き込んで下さいました」
「人工呼吸か」
「その後焚き火の傍で体を温めてましたが、気が付いたら眠ってしまって。目が覚めた頃には体の凍傷は治ってるし、キーノス様はいらっしゃいませんでした」
「そんな事するかアイツ? 想像できん……」
「あの甘いハーブの香り、鋭い眼光、長い銀のお髪……何よりあの色香。間違えようがありません」
団長は煮え切らないような様子で考えているが、ゾフィの話もおかしくはない。
「ビャンコ様だと聞きましたが、あの人は違います。色香も香りも違います」
「たしかにアイツにはそんなもんはないが」
「私は振られてしまいました。でもここで簡単に受け入れてくれるような人なら幻滅してました」
「いや、多分あれは……」
「私、もっと自分を磨こうと思います、今度こそ振り向いていただけるように。ご迷惑お掛けしました、演習に戻ります」
「あ、それは良いが」
ゾフィはそのまま一礼して演習に戻った。
「多分わかってないだけだと……」
団長はボソリと呟き、それからキーノスを呼び出した理由を思い出したのか走って演習場を後にした。
───────
「全く諦めてないようだぞ?」
「冬の湖に飛び込むとは、すごいなお前」
「……何か大きく勘違いなさっているようですね」
雪は振っていませんでしたがかなり寒かったため、湖に潜って探すべき所を術で解決させる方針にしました。
水中の人骨に狙いを定め、そのまま湖面へゆっくり移動させたところ、人骨に反応して動かない少年も一緒に出てきました。
それに驚いたビャンコ様が私の背後へ逃げ前に押し出し、バランスを崩した私は術を解いてしまった上に湖に落ちました。
少年の生死が分からなかったので、そのまま泳いで少年を抱えて湖畔へ運びました。
「……て事は落とされたのかお前」
「あるいは私がもう一度少年を湖に落としたと言えます」
「で、人工呼吸をしたのか」
「したのはビャンコ様の精霊です」
「もしかして怪我を治したのも……」
「ビャンコ様です。その間私は再び人骨の回収をしていました」
「いつ名乗ったんだ?」
「私は名乗った記憶がないので、ビャンコ様が私の名を告げたのでは?」
「じゃあ彼女が恋した相手は、ビャンコじゃないか」
「はい、人違いです」
「その割にはお前の特徴をしっかり覚えてんな」
「息を吹き返した時は服を乾かしていて、乾いてからは湖畔の近くにいたのでほとんど関わりは無いはずです」
「しかしビャンコは違うとハッキリ言っていたぞ」
「間違えねぇよな、キーノスとビャンコさんは」
謎です、ビャンコ様が化けたとも思えません。
しかしこれは誤解を解いて差し上げれば全て解決するように思います。
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