【石のやっさん旧作】勇者に寝取られた幼馴染が銅貨3枚で売られていた。

石のやっさん

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ここは地獄じゃ無くて天国だ。

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あの後、スライミーさんが買ってきてくれた服をリリに着せて貰った。

但し、下着はつけてない…肛門がひらっきぱなしのリリはトイレが我慢できない。

つまり…垂れ流しに近い。

これも神官様が来るまでの我慢だ。

きっと…これで元のリリに戻る…そう考えていた。

「やるだけの事はやらして頂きますが、余り期待はしないで下さい」

来てくれた神官様がリリを見ていった一言がこれだった。

魔族だから人間なんか比べ物にならない…そう考えたが違っていた。

「やはり難しいのでしょうか?」

「そうですね…どの怪我も怪我して直ぐなら治療可能でした…ですが、壊れた恥骨や腰は変な感じで治っている…穴も同じです…簡単に言うと、今の状態を体がもう『正常』と判断しているんです。だからこの状態から治せないんです…治せるのは性病だけですね…スイマセン」

結局、俺は金貨1枚払って、2人の性病を治して貰った。

「いやぁ…凄かったですよ、淋病に梅毒にクラジミアに、エイズ…十数種類の性病に一遍に掛かるなんて、人間社会なら確実に死んでいますね」

確かに膿まで出ていたけど、そこ迄凄かったのか…

「そこ迄だったのですか?」

「はい、しかもリヒト君、貴方、我慢できなかったのかい? 性病と解っていてやるなんてオークみたいで、素敵ですね」

素敵…?

「自分の欲望に忠実なのは若いうちは良い事ですよ…ですが体にも気を付けて下さい」

「はい…所で体は無理でも、心は、心はどうでしょうか?」

「こればかりは何とも、ですが、私が考えるに…今のままが良いのじゃないでしょうか?」

「それは何故ですか?」

「そんな怖い顔しないで下さい! ですが…彼女の話は有名です、もし記憶が蘇り、正常になった時、心が耐えられるのでしょうか? 地獄の様な日々を耐える為に態と可笑しくなったなら…元に戻った途端に自殺してしまうかも知れませんよ…もし耐えたとしても精神が更に崩壊するかもしれない…多分、いまのまま…それが幸せかも知れません」

俺は、勘違いしていた。

記憶が蘇れば、思い出して貰える、また『リヒト』と呼んで貰える甘い日々に戻れる。

そう、思っていた…だけど、記憶が戻ると言う事は、リリにとっては地獄の日々を思い出す事になる。

あの綺麗で可愛かったリリがこんな体になった。

壺屋の話では1000を超えるオークに犯され、便所にまで繋がれた日々。

食料と言う名のウンコを貰う為に自分から体を差し出した日々。

目の前で勇者ガイアが殺され、2人の仲間も犯されながら自殺をした。

それも全部思い出すと言う事だ…

そんな記憶にリリは耐えられるのだろうか…いや、耐えられないから今のリリになったんだ。

もし、元に戻ったら…確かに自殺を選ぶかも知れない。

もしかして…『戻しちゃいけないのか』

あははははっ、このままが良いのか?

リリが俺の傍に居る…それだけで満足しなくちゃいけない…それ以上は求めちゃいけないのかな…

「あの…大丈夫ですか?」

「すみません、神官様、取り乱しました、これ寄進です」

「有難うございます、そうだ、貴方まだ邪神様にジョブをまだ頂いてないでしょう? こんど教会に来て下さい…ジョブの祈りをして差し上げますから」

「有難うございました」

「いえ…頑張って下さい」

神官様は帰っていった。

そうだよな…リリに会えないと思った時が俺にとって本当の地獄だった。

どんな状態だとしても、リリが傍に居る。

それは…地獄じゃない。

「リリ、君は今でも素敵だよ」

多分、意味は解って無い、だが俺がそう言って抱きしめると…リリが俺を抱きしめてくれた。

リリが傍に居てくれる…それだけで此処は地獄じゃ無くて天国だ。

そうだよな…リリ。


そこから始める。

「うんぐううんうんハァハァ」

「おはよう、リリ、だけど朝はそれじゃなく、キスの方が良いな」

そう言うと俺はリリに口づけをした。

「うううん? ううんうぐっハァハァ」

やはり、リリはキスをすると最初に少しだけ抵抗する。

これは、俺に対する思いだ…前に言ってくれた事を俺は忘れてない『リフトだけ』

つまり、この抵抗はリリの中で俺を思っての抵抗だ。

たった一つだけ、これだけが、ここ迄壊れたリリに残っていた。

「リリ今日も凄く可愛いよ」

そう言って頭を撫でた。

神官様が言った事は理解できた。

多分、リリの記憶が戻ったら、自殺するかもしれないし、精神が崩壊するかも知れない。

だから、無理して治すのは諦めた。

今から始めれば良い。

時間は沢山ある。

食糞を治す為にリリとキスをした後、直ぐに料理に掛かる。

もし、リリがこんな事になって無ければ、きっとリリが此処に立っていたんだろうな…

考えても仕方がない、今日のご飯は目玉焼きに腸詰肉炒めにサラダにスープ。

「リリ、ご飯が出来たよ」

「うう?あああう」

リリが何かする前に、食事を出す事にした。

お腹が空かなければ食糞みたいな事はしないと思いこうする事にした。

リリはなんだか少し戸惑っているが…

手でつかみながらクチャクチャ音を立てながら食べている。

気にしてはいけない。

そして、食後は…

「うんぐううん、ぷはっあ~むうんぐううん」

リリは今迄みたいに俺にフェラチオをしてくる。

「リリ愛しているよ…」

リリのフェラチオを堪能したあと….俺は体をかえしてリリの股の間に首を突っ込んだ。

俗にいう69だ。

リリの穴は大きすぎてかなり過激にしないと感じない。

だけど、穴に突っ込むだけがSEXじゃない。

親指並みに大きくなったクリトリスを咥え、まるでフェラするように頬張りしゃぶった。

これには驚く事に…

「ああっ、あああんああっ、ああーーーっ」
今迄と違い、リリが反応してくれた。

オークはだだ突っ込むだけだから、多分こういう行為が無かったのかも知れない。

他の行為では腕を突っ込む様な大事じゃないとリリに感じさせる事が出来ない。

この行為だけが普通の恋人の様にリリと同じ様に感じさせる事が出来る。

「ああっああん、あああっ」

何回かそれを繰り返したお互いにいった後に、リリのふくよかな胸に顔をうずめ…柔らかい体を抱きながら眠る。

こんな感じに生活を変えてみた。

リリが何かした結果、食料が貰える…そんな感じの関係を、俺がリリに尽くした結果リリが俺の愛に応えてくれる。

そういう関係に変えてみた。

これならオークとリリの関係じゃない、俺とリリの関係だ。

便器として扱うのではなく、恋人の様に扱う…

1人よがりの、おままごとなのかも知れない。

だが、それでも『リリを恋人として扱う』 そこから始めよう…そう思った。


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