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え
ふえええ~ふえええ~4
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あの肉団子くん以降も、ハイリとか俺を狙ったせいで、おとっつぁんに、こらーーー!された従兄弟が結構いたらしいんだけど、そのへんの数は教えて貰ってない。
あ、そうそう。ハイリは、おとっつぁんから、再三いわれてたらしいよ。
俺がセックスするのに同意したらとか、納得したらとか、まずは交換日記からとかね。
……そうね、ハイリってば、そういうの全部無視してたよ。
おとっつぁんと俺の交流がなかった事を、逆手に取りおった。
いよ、THE外道!!このあたりについて、おとっつぁんにばれたら、ハイリが大魔人に殺されちゃいそうなんで、未だにサリちゃんの心の中に秘めております。マル秘!マル秘事項!!
まずいまずい。ばれたら俺未亡人になっちゃう~。困る困る。
ただでさえ、あの二人仲悪いのに。
「サリはワタシの妃です」
「わしの息子だ」
「今は、ワタシと家庭を築いています」
「それでも…永遠にわしの子に変わりはない」
「ふええええ~」
この時の会話は確か…マイディアがお昼寝してて、どっちと一緒に息抜きのお茶するかって話だったかな?
もう三人で飲めばいいじゃん…って思うのに。それはダメなんだと。なんでじゃ!?
そういや俺とハイリのじっちゃんは絵にかいたような王様だったらしく、めっちゃ子だくさんですぜ。
だから従兄弟は、わんさかいる…。わーーお。側室何人いたのぉ?絶対あれでしょ、踊り子とかにも手を出したでしょう。
う、羨ましくなんてないんだからね!俺にはもうハイリっていう、ハイパースペックなダーリンがいるから!!
もちろんハイリにも俺だけだよ。チーレムを夢見た事もあったけど、こっちがされる事考えたら、怒ふええええーじゃ!
浮気も側室…許さん。子どもがもっと欲しいなら、俺が産んだるわい。
………いや…あれをまた?…ふええええ。うん。まずは本当に子どもが欲しいのか話し合ってからにしよう…そうしよう。
ってか、おとっつぁんはさ、俺の事そんなに、心配しててくれたなら、もっと早くに、会いにこいやーーー!
嘘嘘。わかってるよ。とめられてたんだよね~周りに。王様だもん仕方ない。
それに魔力ばんばん時代だったの俺と、聖力ぬんぬんのおとっつぁんじゃ…会わないほうがいいって周りの判断もわかる。
…手紙は…その…くれてたらしいんだけど、ふえええー…ごめんねぇええ!!読んでませんでした!
ほら俺!前世でも紙は、すぐ折りたたんでしまっちゃうタイプだったんで…。いやごめんて。
あの屋敷とか手配してくれてたのは、おとっつぁんだったんだって。
おとっつぁんってば、結構凄い人でさ。
過去開催されたきょうだいバトルを勝ち抜いて王になった、豪傑だったらしいよ。
そんな人が体の弱い幼な妻…もとい王妃様と恋に落ちて、側室も取らず彼女だけを愛したとかもー。
そらもう…今でも市井に人気の恋物語ですわ~。
……本の挿絵だけ見ると、大魔神が妖精に迫ってるような、犯罪っぽさあって焦ったけど。いや内容はちゃんと純愛だったから。
その豪傑おとっつぁんですが、今では孫にめっろめろの隠居じーじになってるよ。
俺の顔も、よく涙ぐんで見てる。おっかさんそっくりなんだって。髪の色とかは違うけど、顔とかがそっくりらしいよ。
そんでやっぱり、ハイリにはめっちゃ厳しい。敵なんだって…いや敵って…。敵?
あと、おとっつぁんの大和撫子ちんこ疑惑なんだけど。
髭もじゃ魔人フェイスのせいで、どうにも違いそうだなぁって気はしてんだけどね。
でも、外装がカモフラージュって可能性もあるから…まだちょっと疑ってるんだよ。
挨拶ちんこにぎにぎは結局出来なかったし、背中流してやんよ~の親孝行で確認してやろうって思ってるけど、まだ果たせてない。
ちくしょう!ガードが堅いぜおとっつぁん。脱げ!脱げよ!!お風呂で裸の付き合いしようぜ!
ふっふっふえええ…。
おっかさんそっくりな俺と入るのは、恥ずかしいんだって乙女かよぉ。大魔神のくせに乙女かよぉ。
俺、子ども産んだけど男だからね。照れるなよぉ…そっちが照れると…お、俺も照れ…えへへへ。
ふえええ、そんな感じで、やっぱり果たせてない。
ちなみにマイディアは、十月十日かけて産んだ!
男が妊娠するとか、核とかいってるくせに、そこの仕様変更はないんかい!?真面目か!?しかもどちゃくそ痛かった。何度気絶した事か。
ひっひっふーってね!出来なかったよ。ラマーズ法なんてする余裕はなかったわ!?
ずっと、ふえええええええええを叫んでおりました。
いや後半は、ふげえ゛え゛え゛え゛!?ぐらいまでいってたけど。
ハイリの魔王ちんこ入れてたのは、この出産の為のトレーニングだったんじゃないかと思ったね。
しかも切れたからね…魔王ちんこをもってしても傷つけられなかった、俺のワンダーホールが、切れたからね。
産後、安静にさせて頂いて感謝感激。よかった…授乳がなくて……。あったら死んでた。
屍のようにずっと寝させてくれた、パピーハイリに感謝です。
そんな苦労して産んだマイディアは現在九歳!
「ふえええー!」
ふええええええん、かんわいいいいいい!マイディア!
嫁にはやらん!だって聖女だぞ!?この子、聖女様だぞ!?
そんなん危ない!?あっぶない!?チーレム要員じゃん!?許しません!許しませんよ。
エリューシュエルでは、聖女様も特に結婚禁止なんてされないからね。困った困った。マイディアは渡さん!!
「ふえええ」
「ママ上~ふええええー!」
ハイリと王家所有の森ピクニックを終えて、帰ってきた愛娘ガヤドッタを抱き上げる。
「………」
「ふええ、ハイリどったの?」
遅れて入ってきた、パピーハイリの顔が暗いよ?
それになんか、全身びっしょりよ?大丈夫??着替えたほうがいんでない???
「ガヤドッタが…。湖の深層にいるはずの………A級レベルの魔魚を、陸に引き上げ木っ端みじんにした」
「ふえ?」
ふえええええー、娘つえええな。どーりで魚くさい訳だ。魚ふえええ。
うん?ううううん。エリューシュエルの聖女って物理特化なの?違うよね?
ハイリは、俺の顔からすぐ言葉を読みとって、返事をくれる。
「そうだな。先見などする力はあるが、基本には象徴的な存在で…。ガヤドッタのような、特殊な行動をする聖女の話など、聞いた事はない」
「ふええええ」
そうだよね。
「ママ上~~私つえええ~隠れてた湖の主見つけて、ぶっ倒したーー!ふええええええーーーい!しゅ!しゅしゅ!しゅしゅしゅ!!」
「ふええええい!」
嬉しそうに報告してきたマイディアと、おでこをこつんと合わる。
ま、元気ならいんでない?魚くせえええけど。元気ならいんでない?
「はぁ………そんな能天気な…これが知れたら…どうなるか」
「ふえええー大丈夫!」
だって俺とガヤドッタには、何でも対処してくれる最強の王様がついてるもんねーー。
「おまえに、まったく敵わない情けない王だけどな」
「ふえええ。ハイリ、知らないの?」
「何?」
「ふえええ~♪」
昔っから旦那さんってのは、奥さんに敵わないで、尻に敷かれるものなのよーー。
少なくとも坂場家ではそうだった。ふっえっえっえ。
それにさ、ハイリくぅん。俺つえええんだもん!ハイリが、敵う訳ないって~。
「……はぁ」
「ふえええ~♪」
「ママ上、ふえええーー!パパ上もふえええーーー!」
「わかったわかった、ふえええ」
「ふええええええええー!」
あ、そうそう。ハイリは、おとっつぁんから、再三いわれてたらしいよ。
俺がセックスするのに同意したらとか、納得したらとか、まずは交換日記からとかね。
……そうね、ハイリってば、そういうの全部無視してたよ。
おとっつぁんと俺の交流がなかった事を、逆手に取りおった。
いよ、THE外道!!このあたりについて、おとっつぁんにばれたら、ハイリが大魔人に殺されちゃいそうなんで、未だにサリちゃんの心の中に秘めております。マル秘!マル秘事項!!
まずいまずい。ばれたら俺未亡人になっちゃう~。困る困る。
ただでさえ、あの二人仲悪いのに。
「サリはワタシの妃です」
「わしの息子だ」
「今は、ワタシと家庭を築いています」
「それでも…永遠にわしの子に変わりはない」
「ふええええ~」
この時の会話は確か…マイディアがお昼寝してて、どっちと一緒に息抜きのお茶するかって話だったかな?
もう三人で飲めばいいじゃん…って思うのに。それはダメなんだと。なんでじゃ!?
そういや俺とハイリのじっちゃんは絵にかいたような王様だったらしく、めっちゃ子だくさんですぜ。
だから従兄弟は、わんさかいる…。わーーお。側室何人いたのぉ?絶対あれでしょ、踊り子とかにも手を出したでしょう。
う、羨ましくなんてないんだからね!俺にはもうハイリっていう、ハイパースペックなダーリンがいるから!!
もちろんハイリにも俺だけだよ。チーレムを夢見た事もあったけど、こっちがされる事考えたら、怒ふええええーじゃ!
浮気も側室…許さん。子どもがもっと欲しいなら、俺が産んだるわい。
………いや…あれをまた?…ふええええ。うん。まずは本当に子どもが欲しいのか話し合ってからにしよう…そうしよう。
ってか、おとっつぁんはさ、俺の事そんなに、心配しててくれたなら、もっと早くに、会いにこいやーーー!
嘘嘘。わかってるよ。とめられてたんだよね~周りに。王様だもん仕方ない。
それに魔力ばんばん時代だったの俺と、聖力ぬんぬんのおとっつぁんじゃ…会わないほうがいいって周りの判断もわかる。
…手紙は…その…くれてたらしいんだけど、ふえええー…ごめんねぇええ!!読んでませんでした!
ほら俺!前世でも紙は、すぐ折りたたんでしまっちゃうタイプだったんで…。いやごめんて。
あの屋敷とか手配してくれてたのは、おとっつぁんだったんだって。
おとっつぁんってば、結構凄い人でさ。
過去開催されたきょうだいバトルを勝ち抜いて王になった、豪傑だったらしいよ。
そんな人が体の弱い幼な妻…もとい王妃様と恋に落ちて、側室も取らず彼女だけを愛したとかもー。
そらもう…今でも市井に人気の恋物語ですわ~。
……本の挿絵だけ見ると、大魔神が妖精に迫ってるような、犯罪っぽさあって焦ったけど。いや内容はちゃんと純愛だったから。
その豪傑おとっつぁんですが、今では孫にめっろめろの隠居じーじになってるよ。
俺の顔も、よく涙ぐんで見てる。おっかさんそっくりなんだって。髪の色とかは違うけど、顔とかがそっくりらしいよ。
そんでやっぱり、ハイリにはめっちゃ厳しい。敵なんだって…いや敵って…。敵?
あと、おとっつぁんの大和撫子ちんこ疑惑なんだけど。
髭もじゃ魔人フェイスのせいで、どうにも違いそうだなぁって気はしてんだけどね。
でも、外装がカモフラージュって可能性もあるから…まだちょっと疑ってるんだよ。
挨拶ちんこにぎにぎは結局出来なかったし、背中流してやんよ~の親孝行で確認してやろうって思ってるけど、まだ果たせてない。
ちくしょう!ガードが堅いぜおとっつぁん。脱げ!脱げよ!!お風呂で裸の付き合いしようぜ!
ふっふっふえええ…。
おっかさんそっくりな俺と入るのは、恥ずかしいんだって乙女かよぉ。大魔神のくせに乙女かよぉ。
俺、子ども産んだけど男だからね。照れるなよぉ…そっちが照れると…お、俺も照れ…えへへへ。
ふえええ、そんな感じで、やっぱり果たせてない。
ちなみにマイディアは、十月十日かけて産んだ!
男が妊娠するとか、核とかいってるくせに、そこの仕様変更はないんかい!?真面目か!?しかもどちゃくそ痛かった。何度気絶した事か。
ひっひっふーってね!出来なかったよ。ラマーズ法なんてする余裕はなかったわ!?
ずっと、ふえええええええええを叫んでおりました。
いや後半は、ふげえ゛え゛え゛え゛!?ぐらいまでいってたけど。
ハイリの魔王ちんこ入れてたのは、この出産の為のトレーニングだったんじゃないかと思ったね。
しかも切れたからね…魔王ちんこをもってしても傷つけられなかった、俺のワンダーホールが、切れたからね。
産後、安静にさせて頂いて感謝感激。よかった…授乳がなくて……。あったら死んでた。
屍のようにずっと寝させてくれた、パピーハイリに感謝です。
そんな苦労して産んだマイディアは現在九歳!
「ふえええー!」
ふええええええん、かんわいいいいいい!マイディア!
嫁にはやらん!だって聖女だぞ!?この子、聖女様だぞ!?
そんなん危ない!?あっぶない!?チーレム要員じゃん!?許しません!許しませんよ。
エリューシュエルでは、聖女様も特に結婚禁止なんてされないからね。困った困った。マイディアは渡さん!!
「ふえええ」
「ママ上~ふええええー!」
ハイリと王家所有の森ピクニックを終えて、帰ってきた愛娘ガヤドッタを抱き上げる。
「………」
「ふええ、ハイリどったの?」
遅れて入ってきた、パピーハイリの顔が暗いよ?
それになんか、全身びっしょりよ?大丈夫??着替えたほうがいんでない???
「ガヤドッタが…。湖の深層にいるはずの………A級レベルの魔魚を、陸に引き上げ木っ端みじんにした」
「ふえ?」
ふえええええー、娘つえええな。どーりで魚くさい訳だ。魚ふえええ。
うん?ううううん。エリューシュエルの聖女って物理特化なの?違うよね?
ハイリは、俺の顔からすぐ言葉を読みとって、返事をくれる。
「そうだな。先見などする力はあるが、基本には象徴的な存在で…。ガヤドッタのような、特殊な行動をする聖女の話など、聞いた事はない」
「ふええええ」
そうだよね。
「ママ上~~私つえええ~隠れてた湖の主見つけて、ぶっ倒したーー!ふええええええーーーい!しゅ!しゅしゅ!しゅしゅしゅ!!」
「ふええええい!」
嬉しそうに報告してきたマイディアと、おでこをこつんと合わる。
ま、元気ならいんでない?魚くせえええけど。元気ならいんでない?
「はぁ………そんな能天気な…これが知れたら…どうなるか」
「ふえええー大丈夫!」
だって俺とガヤドッタには、何でも対処してくれる最強の王様がついてるもんねーー。
「おまえに、まったく敵わない情けない王だけどな」
「ふえええ。ハイリ、知らないの?」
「何?」
「ふえええ~♪」
昔っから旦那さんってのは、奥さんに敵わないで、尻に敷かれるものなのよーー。
少なくとも坂場家ではそうだった。ふっえっえっえ。
それにさ、ハイリくぅん。俺つえええんだもん!ハイリが、敵う訳ないって~。
「……はぁ」
「ふえええ~♪」
「ママ上、ふえええーー!パパ上もふえええーーー!」
「わかったわかった、ふえええ」
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