王子様の白百合

伏見うづら

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マクシミリアン王は名高い賢王である。

その昔、この国では第二性による差別が酷く、Ω性を持つものは隠れて暮らしていた。

マクシミリアン王はそれらの理不尽な差別を次々と撤廃し、Ωの地位向上に努めた。

Ωの王妃を迎え、番とし、生涯側妃は取らず、一途に妻を愛したという。




――――――――――




マクシミリアン(マックス、マキシ)

生涯Ωの地位向上に努めた皇帝。
溺愛している妻には頭が上がらないらしい。
賢王と呼ばれているが、エリオットが自分以外を気にかけていると拗ねる。
普段は穏やかで慈愛にあふれる人柄だが、Ωを蔑視する人間にはとても冷ややかで、容赦がない。
エリオットを森に追いやったことを隠し、溺死したと嘘をついたラザフォード伯爵家は彼の怒りを買い、後に厳しい沙汰が言い渡された。



エリオット

伯爵家の三男。
由緒ある伯爵家の出身だが、両親と兄達は僻地に左遷され、伯爵家は遠縁のαが継ぐことになった。
最近は、そのαがΩの養子を迎え入れたらしく、ちゃんと子育てができるのか心配。
自己評価がちょっと低めだが、代わりに夫が毎日褒めてくれるので、最近は自分に少しだけ自信が持てるようになってきた。
普段は大人しいが、覚悟が決まるとかなり大胆になるらしい。
自覚はないが、夫を尻に引きがち。
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