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その③失恋
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そんな時、愛海の恋人の瀬高孝文の離婚が成立した。
愛海は大学時代からバイト先の上司だった孝文と付き合い始めたのだが、そのころすでに孝文は結婚し、妻帯者だった。
妻とはもう冷え切っている、いずれ別れることははっきりしてるんだ、と言われ続けてもう4年半……。待ちわびた日だった。
ところが孝文は、愛海に言い放った。
「次の結婚相手はもう決まっているよ。ずっと一緒に仕事をしてきた人。とても尊敬できる人だよ。愛海と結婚したいなんて言った覚えないけど。もちろんこれからも、俺たちは続けていいんだよ。愛海がそうしたければね」
その日にサイトにアクセスして申し込みを済ませた。
審査が通ったと連絡があったときは何の審査か忘れていた。それほど自分を見失っていたということか。
愛海は大学時代からバイト先の上司だった孝文と付き合い始めたのだが、そのころすでに孝文は結婚し、妻帯者だった。
妻とはもう冷え切っている、いずれ別れることははっきりしてるんだ、と言われ続けてもう4年半……。待ちわびた日だった。
ところが孝文は、愛海に言い放った。
「次の結婚相手はもう決まっているよ。ずっと一緒に仕事をしてきた人。とても尊敬できる人だよ。愛海と結婚したいなんて言った覚えないけど。もちろんこれからも、俺たちは続けていいんだよ。愛海がそうしたければね」
その日にサイトにアクセスして申し込みを済ませた。
審査が通ったと連絡があったときは何の審査か忘れていた。それほど自分を見失っていたということか。
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