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リクエスト 後日談 引きこもり令嬢と辺境
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引きこもりの奥様の出産の知らせが、ムール領全域に広がった。
キース当主がこのひと月、領地に顔を出さないのを不思議に思っていた領民は、なるほどと、納得した。
「ありゃぁ、尻に敷かれてるな」
「出産した女房程おっかねえのはねぇからな」
ガハハと笑う酒を飲むおっさん達に向けられた視線は冷たい。
「これだから男は」
「当主様みたいになって欲しいわ」
はぁっとため息を吐く女房達は、生まれたばかりの赤ん坊に思いを馳せていた。
*******************
「…む、よく飲む赤子だ」
不機嫌な声を隠そうともせず、私のお乳を飲む後継者ーー第一子の男児グレースを見るキース。
固い髪質の銀色の髪に、今は閉じているが碧眼は美しく澄んでいる。
生後3ヶ月になったこの子を愛おしげに撫でる私を、キースは面白くないらしい。
殺風景だった主寝室はソフィアが過ごすうちに物が増え、子供が生まれたことでベビーベッドや子供の玩具などが増えた。
ソファーに座る私の横に、キースが座り私の腰を引く。出産後生まれてきたグレースを見て涙を流したキースだったが、お乳を飲む赤ちゃんが衝撃だったらしい。最近では、グレースに
「これは私の物だからな」
と言っては、グレースの柔らかなモチモチの頬をぷにぷにと突く。
「…キース様、大人気ないですわ」
流石に3ヶ月も同じ事をされたら呆れてしまうのだが、キースは変える気はないらしい。
「当たり前だ、少しの間だけ貸しているのだから」
ふんっと告げたキースは、私とグレースを見て目を細めた。
「キース様」
ベッドの上で本を読むキースの横で、寝ていたソフィアは寝返りをうった。今日は乳母にグレースを任せているので、久しぶりにゆっくり寝れそうな日だった。
だが、お医者様に言われた言葉を思い出し、久しぶりに彼に触れたいと思って準備をしたのだ。
「…どうした?」
本を閉じベッドサイドテーブルに置くと、私の方に身体を向けた。膝をつき頭を乗せると、私の頬に触れる。
「…間もなく…領地の視察が始まるんですよね…?」
私も彼の方を向き、上目遣いで問いかける。
「ああ、2日後から始めようかと」
彼は私の出産後事務処理はしていたが、領地の視察を控えていてくれたのだ。
「…ありがとうございます…キース様がそばに居てくれたので、グレースにも沢山の愛を注げました」
「2人の子だ…当然だろう」
多分キースが側に居なかったら、乳母が居なかったら…休まる暇もない育児に余裕がなくなり、情緒不安定になっていただろう。
「…その…キース様…久しぶりに…あっ…愛してくれませんか…?」
頬が赤くなり、布団を上げた。私の頬に触れていた手が止まり、キースが固まった。
「………いいのか…?…だが」
戸惑いを隠せないキースに、
「…お医者様にも…許可はいただきました…その…もし…お疲れでしたら…」
なんだかそんな気分じゃなさそうなキースに、自分だけ盛り上がって恥ずかしくなった私はだんだんと声が小さくなり消えていく。
「いやっそんな事はないっ!」
起き上がったキースは、私の布団を取ると、正座した。
「…久しぶりに…愛し合おう」
低い声が私を蕩けさせるには、十分だった。
仰向けになった私を覆い被さるキース。
足を絡め、私の顔の横に腕をつけ唇を貪る。久しぶりの濃厚なキスに息をするのも忘れ、彼の舌を絡める。そんな私に気を遣って、名残惜しく離れたキース。
「…はぁはぁ…キース様」
とろんと潤んだ瞳が、彼と視線が絡む。私の頬にかかる髪を退かし、愛おしげに目を細める。
「キース様」
もう一度名前を呼ぶと彼は、顔を傾けて唇を重ねた。一旦離れもう一度重なる時には、口内に舌を入れ歯列をなぞり、上顎を舐め私の舌を強く吸う。
重なった身体のお腹に当たる彼の昂りが、小刻みに動き熱い。彼の胸板に触れ、徐々に下ろし彼の夜着のボタンを外していくと、彼も私の夜着に手を伸ばす。彼とくっついて暖かくして寝るため、あまり着込まず腰紐で留めるナイトガウンとシンプルな胸にレースがあるシュミーズで寝ていた。
腰紐に指を掛けたキースが、ナイトガウンから覗く胸の膨らみのあるレースに、ほぅっと息を吐き、レースごと口に含む。ちゅぅちゅうと吸い付く力は強く、片方の手を胸に移動し同時に愛撫する。
「ぁっ、んっ」
久しぶりの愛撫に胸が熱くなる。肩紐をズラし乳房が現れた。口に含み吸うと、母乳が出て美味しそうに舐めとるキース。
「ソフィア」
身体をズラし、シュミーズの裾を上げると、おへそにキスを繰り返し舌を這わす。下着をずらされたので、腰を上げるとスルッと脱がし、膝を掴み両手で広げた。彼の眼下に晒された蜜壺に、躊躇うことなく顔を近づけると、口をつけた。ヌルッと舌が入り蜜を啜り、ぴちゃぴちゃと水音が響く。横から指を差し込むと滑らかに入っていく。あっという間に2本入る。
「んんん…っ」
身体中をじわじわと満たす快感が溢れて吐息と共に、口から甘い声が漏れる。パラパラと指を動かし内側を広げ、微かな反応を返すところを執拗に触り、何度か軽く達する。その度に溢れた蜜を啜り飲むキースに、イヤイヤと首を横に振る。
「キース様っキース…様っ」
揺れる腰に応えるように指を抜くと、上体を起こしたキースは、ナイトガウンの腰紐を解き前を寛げた。天井に向かって勃ち上がっている彼の昂りは、私の蜜壺に宛てがうと、先端を埋めていく。腰に手をつけた彼のカサが奥へと進む度に蜜壺の内側にぴたりと埋まっていく。
「あ、ぁぁ…ぁっ」
背がのけ反りシーツを握り、どんどんくる圧迫感に耐える。
「っ…く…ソフィア」
ギリギリと歯を食いしばり苦悶の表情をするキースは、止まることなく腰を進め、昂りが半分程埋まると一気に蜜壺に入り貫くと、下生え同士が絡んだ。息を整える暇も与えられず、腰を揺らしギリギリまで抜いては、奥へと勢いよく入る。
「あっぁんっんん」
激しくなる抜き差しに、耐えきれずぎゅうぎゅうに締め付けると、彼の昂りが一段と膨れたような気がした。
「あっ、なんでっ、ぁあ」
「ソフィアッ」
大きくなった昂りに歓喜する蜜壺とは正反対に、目の前がチカチカとひかり頭が真っ白になる。ぐっと足が丸まり、ピンと伸びる。
ぐっと唸った彼が私の上に倒れると、背中に手をつけ受け止めた。荒い息がおさまり、首筋にちゅぅちゅうと吸い付き始めると、むくむくと蜜壺いっぱいに膨らんだ事に気がついた。
「ん…?」
彼はゆっくり昂りを抜くと、
「…少しだけ付き合ってくれ」
と言い、蜜壺の縁に沿って昂りをあてると、私の足を閉じて
腰を揺らし始めた。熱く擦れる昂りに、もどかしい快感がやってきて、
「っん、ぁっ、なんでっ…いれないっ…のっ」
悲鳴にも似た声が漏れる。
「身体にっ…負担が掛かるっ」
そう言って動きを早めたキースの昂りの側面が、蜜壺の縁に埋まってしまいそうなほど押し付けられ、昂りの熱さと固さで蜜壺がきゅんきゅんとする。キースは揺れる乳房に手を出して掴むと、ソフィアの口から甘い声が出て快感に身を委ねた。
「っく…っ」
「ん、ぁぁぁぁあっ」
白い証が下生えにかかり、おへそまでに到達する。ゆっくり塗りたくるように、蜜壺の縁に押し付ける。
「…キース様」
「ソフィア」
彼を呼ぶと目を細めて屈んだ彼の顔が近寄る。怠くて動かない腕を上げて彼の首に回すと、唇が重なりしばらく舌を絡め、余韻を堪能していたのだった。
ベタベタに汚れた身体を拭ってくれ、彼の腕枕で胸板に頬をつけ横になる。
「…2人目もいつかは欲しいが…まだソフィアとの時間を大切にする」
私の長い髪を弄るキースに、
「…はい」
と告げるしか出来なくて、彼の胸に手を添えた。
「…グレースを産んでくれて…いや、私と結婚してくれてありがとう」
ギュッと抱きしめられると、もう幸せで
「こちらこそ…ありがとう…ございます…」
眠気が襲い最後まで告げられたのか、分からなかったのだが…
キースはずっと彼女の背中を摩っていたのだ。
キース当主がこのひと月、領地に顔を出さないのを不思議に思っていた領民は、なるほどと、納得した。
「ありゃぁ、尻に敷かれてるな」
「出産した女房程おっかねえのはねぇからな」
ガハハと笑う酒を飲むおっさん達に向けられた視線は冷たい。
「これだから男は」
「当主様みたいになって欲しいわ」
はぁっとため息を吐く女房達は、生まれたばかりの赤ん坊に思いを馳せていた。
*******************
「…む、よく飲む赤子だ」
不機嫌な声を隠そうともせず、私のお乳を飲む後継者ーー第一子の男児グレースを見るキース。
固い髪質の銀色の髪に、今は閉じているが碧眼は美しく澄んでいる。
生後3ヶ月になったこの子を愛おしげに撫でる私を、キースは面白くないらしい。
殺風景だった主寝室はソフィアが過ごすうちに物が増え、子供が生まれたことでベビーベッドや子供の玩具などが増えた。
ソファーに座る私の横に、キースが座り私の腰を引く。出産後生まれてきたグレースを見て涙を流したキースだったが、お乳を飲む赤ちゃんが衝撃だったらしい。最近では、グレースに
「これは私の物だからな」
と言っては、グレースの柔らかなモチモチの頬をぷにぷにと突く。
「…キース様、大人気ないですわ」
流石に3ヶ月も同じ事をされたら呆れてしまうのだが、キースは変える気はないらしい。
「当たり前だ、少しの間だけ貸しているのだから」
ふんっと告げたキースは、私とグレースを見て目を細めた。
「キース様」
ベッドの上で本を読むキースの横で、寝ていたソフィアは寝返りをうった。今日は乳母にグレースを任せているので、久しぶりにゆっくり寝れそうな日だった。
だが、お医者様に言われた言葉を思い出し、久しぶりに彼に触れたいと思って準備をしたのだ。
「…どうした?」
本を閉じベッドサイドテーブルに置くと、私の方に身体を向けた。膝をつき頭を乗せると、私の頬に触れる。
「…間もなく…領地の視察が始まるんですよね…?」
私も彼の方を向き、上目遣いで問いかける。
「ああ、2日後から始めようかと」
彼は私の出産後事務処理はしていたが、領地の視察を控えていてくれたのだ。
「…ありがとうございます…キース様がそばに居てくれたので、グレースにも沢山の愛を注げました」
「2人の子だ…当然だろう」
多分キースが側に居なかったら、乳母が居なかったら…休まる暇もない育児に余裕がなくなり、情緒不安定になっていただろう。
「…その…キース様…久しぶりに…あっ…愛してくれませんか…?」
頬が赤くなり、布団を上げた。私の頬に触れていた手が止まり、キースが固まった。
「………いいのか…?…だが」
戸惑いを隠せないキースに、
「…お医者様にも…許可はいただきました…その…もし…お疲れでしたら…」
なんだかそんな気分じゃなさそうなキースに、自分だけ盛り上がって恥ずかしくなった私はだんだんと声が小さくなり消えていく。
「いやっそんな事はないっ!」
起き上がったキースは、私の布団を取ると、正座した。
「…久しぶりに…愛し合おう」
低い声が私を蕩けさせるには、十分だった。
仰向けになった私を覆い被さるキース。
足を絡め、私の顔の横に腕をつけ唇を貪る。久しぶりの濃厚なキスに息をするのも忘れ、彼の舌を絡める。そんな私に気を遣って、名残惜しく離れたキース。
「…はぁはぁ…キース様」
とろんと潤んだ瞳が、彼と視線が絡む。私の頬にかかる髪を退かし、愛おしげに目を細める。
「キース様」
もう一度名前を呼ぶと彼は、顔を傾けて唇を重ねた。一旦離れもう一度重なる時には、口内に舌を入れ歯列をなぞり、上顎を舐め私の舌を強く吸う。
重なった身体のお腹に当たる彼の昂りが、小刻みに動き熱い。彼の胸板に触れ、徐々に下ろし彼の夜着のボタンを外していくと、彼も私の夜着に手を伸ばす。彼とくっついて暖かくして寝るため、あまり着込まず腰紐で留めるナイトガウンとシンプルな胸にレースがあるシュミーズで寝ていた。
腰紐に指を掛けたキースが、ナイトガウンから覗く胸の膨らみのあるレースに、ほぅっと息を吐き、レースごと口に含む。ちゅぅちゅうと吸い付く力は強く、片方の手を胸に移動し同時に愛撫する。
「ぁっ、んっ」
久しぶりの愛撫に胸が熱くなる。肩紐をズラし乳房が現れた。口に含み吸うと、母乳が出て美味しそうに舐めとるキース。
「ソフィア」
身体をズラし、シュミーズの裾を上げると、おへそにキスを繰り返し舌を這わす。下着をずらされたので、腰を上げるとスルッと脱がし、膝を掴み両手で広げた。彼の眼下に晒された蜜壺に、躊躇うことなく顔を近づけると、口をつけた。ヌルッと舌が入り蜜を啜り、ぴちゃぴちゃと水音が響く。横から指を差し込むと滑らかに入っていく。あっという間に2本入る。
「んんん…っ」
身体中をじわじわと満たす快感が溢れて吐息と共に、口から甘い声が漏れる。パラパラと指を動かし内側を広げ、微かな反応を返すところを執拗に触り、何度か軽く達する。その度に溢れた蜜を啜り飲むキースに、イヤイヤと首を横に振る。
「キース様っキース…様っ」
揺れる腰に応えるように指を抜くと、上体を起こしたキースは、ナイトガウンの腰紐を解き前を寛げた。天井に向かって勃ち上がっている彼の昂りは、私の蜜壺に宛てがうと、先端を埋めていく。腰に手をつけた彼のカサが奥へと進む度に蜜壺の内側にぴたりと埋まっていく。
「あ、ぁぁ…ぁっ」
背がのけ反りシーツを握り、どんどんくる圧迫感に耐える。
「っ…く…ソフィア」
ギリギリと歯を食いしばり苦悶の表情をするキースは、止まることなく腰を進め、昂りが半分程埋まると一気に蜜壺に入り貫くと、下生え同士が絡んだ。息を整える暇も与えられず、腰を揺らしギリギリまで抜いては、奥へと勢いよく入る。
「あっぁんっんん」
激しくなる抜き差しに、耐えきれずぎゅうぎゅうに締め付けると、彼の昂りが一段と膨れたような気がした。
「あっ、なんでっ、ぁあ」
「ソフィアッ」
大きくなった昂りに歓喜する蜜壺とは正反対に、目の前がチカチカとひかり頭が真っ白になる。ぐっと足が丸まり、ピンと伸びる。
ぐっと唸った彼が私の上に倒れると、背中に手をつけ受け止めた。荒い息がおさまり、首筋にちゅぅちゅうと吸い付き始めると、むくむくと蜜壺いっぱいに膨らんだ事に気がついた。
「ん…?」
彼はゆっくり昂りを抜くと、
「…少しだけ付き合ってくれ」
と言い、蜜壺の縁に沿って昂りをあてると、私の足を閉じて
腰を揺らし始めた。熱く擦れる昂りに、もどかしい快感がやってきて、
「っん、ぁっ、なんでっ…いれないっ…のっ」
悲鳴にも似た声が漏れる。
「身体にっ…負担が掛かるっ」
そう言って動きを早めたキースの昂りの側面が、蜜壺の縁に埋まってしまいそうなほど押し付けられ、昂りの熱さと固さで蜜壺がきゅんきゅんとする。キースは揺れる乳房に手を出して掴むと、ソフィアの口から甘い声が出て快感に身を委ねた。
「っく…っ」
「ん、ぁぁぁぁあっ」
白い証が下生えにかかり、おへそまでに到達する。ゆっくり塗りたくるように、蜜壺の縁に押し付ける。
「…キース様」
「ソフィア」
彼を呼ぶと目を細めて屈んだ彼の顔が近寄る。怠くて動かない腕を上げて彼の首に回すと、唇が重なりしばらく舌を絡め、余韻を堪能していたのだった。
ベタベタに汚れた身体を拭ってくれ、彼の腕枕で胸板に頬をつけ横になる。
「…2人目もいつかは欲しいが…まだソフィアとの時間を大切にする」
私の長い髪を弄るキースに、
「…はい」
と告げるしか出来なくて、彼の胸に手を添えた。
「…グレースを産んでくれて…いや、私と結婚してくれてありがとう」
ギュッと抱きしめられると、もう幸せで
「こちらこそ…ありがとう…ございます…」
眠気が襲い最後まで告げられたのか、分からなかったのだが…
キースはずっと彼女の背中を摩っていたのだ。
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