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第2章 跪いて足をお舐め

#79 皇子男娼化計画⑦

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 ベッドの上に四つん這いになった全裸のマリウスが、しきりに喘いでいる。
 
 身体じゅうの筋肉を痙攣させ、赤子のような声で鳴く。

 それもそのはず。
 
 マリウスの背後には、サトがうずくまり、後ろ向きに捩じって尻の間から突き出た肉棒を音を立ててしゃぶっているのだ。

 均整の取れた全裸の男の肉体が悶えるさまは、息を呑むほど淫らだった。

 ルビイはサトと反対側、すなわちマリウスの前に回り、手を伸ばして下から乳首を弄っている。

「ルリ…キスを…」

 マリウスが哀願するようにルビイを見つめ、唇を突き出した。

 ルビイはぎりぎりまで顔を近づけ、さっと引く。

「それはだめ。だってあなたには、アグネスという素敵な婚約者が」

「くそ、あんな女…」

 悔しそうに、マリウスがつぶやいた。

「僕にはもう、君しかいない。ルリ、お願いだ。僕に愛のキスを、…」

 マリウスの肉棒を貪るようにしゃぶりながら、サトがルビイを見た。

 予定通りですね、ご主人様。

 そんな声が聞こえるようだ。

「あなたが玉座についたら、また違うかも」

 息のかかるほど顔を寄せて、ルビイは言った。

「婚約破棄して、私を迎えることもできるでしょ」

 もちろん、王妃の座など、ルビイは望んではいない。

 私は戦士なのだ。

 窮屈極まりない宮廷生活など、想像しただけで反吐が出る。

「ああ…気持ち、いい…」

 マリウスがまた喘ぎ始めた。

「何も今すぐ決める必要はないわ。あなたさえよければ、毎晩ここに通えばいい」

 両手を胸板に這わせ、ルビイはマリウスの勃起乳首をひねり上げた。 

 マリウスが背中を反らせ、乳首を突き出した。

「うう…で、出そうだ…ああっ」

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